アチャモとは『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
基礎データ
他言語版の名称
英語 | Torchic |
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イタリア語 | Torchic |
スペイン語 | Torchic |
フランス語 | Poussifeu |
ドイツ語 | Flemmli |
韓国語 | 아차모 |
中国語 | 火稚雞(繁体字)/火稚鸡(簡体字) |
進化
容姿
ひよこをモチーフとしたポケモン。赤い外見に小さな身体つきをしている。頭には3本の毛がはねており、
小さな嘴(くちばし)に、黒々とした愛くるしい眼をしている。
また性別によって多少外見が異なっている。雄の方のお尻には、かなり小さな模様がある。
雌の方のお尻には模様は無い。
見分けるのはかなり難しくこのあたりはリアルのヒヨコを髣髴とさせる。
その可愛らしい容姿の為、大変人気のあるポケモン。
進化していくと容姿が凛々しくなっていき、可愛い時期は少ししかないが進化後もじゅうぶん人気は高い。
アチャモのモデルは往年に祭の屋台などで売られたカラーヒヨコ。
アチャモはアニメやポケダンの影響でメスのイメージが強いが、実は人工で飼育されたニワトリは繁殖の際メスのみが確保されるため、カラーヒヨコにされているのは全て処分を免れたオスである。
さらに、アチャモが進化すると逞しくなってしまうのも「カラーヒヨコは成長すると凶暴になり、攻撃性が増す」という習性に準拠したものだとRS発売当時の開発者のインタビューで語られている。
ヒナがニワトリになると攻撃性が高くなるのはオスのみの習性であり、オスのニワトリ同士で喧嘩する事で身も引き締まるので、食用として加工されてしまうのである。
概要
『ポケットモンスタールビー・サファイア』(第3世代)に初登場したポケモン。
名前の由来は、恐らく「アカチャン(赤ちゃん)+シャモ(軍鶏:しゃも)」また
それらに熱いものを触った時の「アチャッ」という言葉もかけていると思われる。
『ルビー・サファイア・エメラルド』のゲーム開始時に手に入れる3匹の内の1匹である。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、クリア後"ある条件"を満たすと、シルフカンパニー
で"ホウエン地方のチャンピオン"であるダイゴから入手できる。
前述の通りの人気のおかげなのか、『X・Y』からの第6世代で最初の配布ポケモンになっている。
トレーナーにくっついてちょこちょこ歩く。全身ふかふかの羽毛に覆われている。また
鳥目なのか周りが見えなくなる暗闇は苦手。
お腹に炎を燃やす袋を持っているので、抱きしめると湯たんぽのようにぽかぽかと
とっても温かい。お腹の炎袋は命ある限り燃え続ける。
敵に襲われた際は、お腹で作りだした炎の玉を口から飛ばして攻撃する。その灼熱の炎は
摂氏1000度もあり、相手を黒こげにする。
大乱闘スマッシュブラザーズXではモンスターボールから登場する。「ほのおのうず」で周囲の相手を巻き込んで連続攻撃を行い、最後に相手をふっとばす。
ゲーム上での特徴
「こうげき」・「とくこう」・「すばやさ」がやや優れている程度で、ステータス的には貧弱である。最初のジムはいわタイプのポケモンを使ってくるので素直に
進化させることを目標に育てた方がよい。ただし、進化すると「かえんほうしゃ」を
自力で覚えられなくなってしまう。しかし、わざマシンでも補えるのでそれ程重要ではない。
中盤まではさほど進行は苦ではないが後半になるとこちらが苦手とするタイプのジム(ひこう、エスパー、みず)が増えてくるので他のポケモンによるアシストが必要になってくる。
アニメのアチャモ
ハルカのアチャモ
声:西村ちなみ
AG編のヒロイン・ハルカの最初のポケモンとして登場。可愛らしい容姿と人懐っこい性格から、当時ポケモンに対して苦手意識を持っていたハルカにも気に入られ、パートナーとして選ばれた。
その他
AG編34話では別個体のアチャモが登場。ハルカのアチャモより小さいが気が強く、逃走したりサトシのヘイガニに勝ったりする。途中ワカシャモに進化する。
漫画のアチャモ
ポケットモンスターSPECIALでサファイアの手持ち。ニックネームは「ちゃも」。性別はサファイアの手持ちの中で唯一の♀。性格はれいせい。旅の途中でワカシャモ、バシャーモと進化をした。
ちゃおで連載されていたチャモチャモ☆ぷりてぃ♪ではポケモン側の主人公として登場。
アニメ版と同じく親トレーナーはハルカとなっている。
性別は♀で性格はいじっぱり。
カナタのグラエナを「グラエナ様」と呼んで慕っているが、一方で彼の弟のポチエナを「イナカポチ」と呼んでケンカ友達のような仲となっている。