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乙女ゲームの編集履歴

2020-01-01 13:55:36 バージョン

乙女ゲーム

おとめげーむ

女性主人公と男性キャラクターの恋愛描写を含む女性向けゲームの総称。

概要

略称は乙女ゲー。1994年にコーエーからSFC用ソフトとして発売された育成恋愛SLG『アンジェリーク』が元祖とされる。

いわばギャルゲーの女性向けヴァージョンで、「イケメンゲーム」と呼ばれないのは、BLゲーム、硬派系と分化する為であろう。

海外展開もされており、SteamでもOtomeはジャンルの一つとなってる。


ゲームの特徴

商業ゲーム

「よりどりみどりの美形男子たち」「逆ハーレム」「現実に捕らわれない夢のような世界観（少女小説、夢小説などに影響を与えている）」「女性好みの清潔で繊細な絵柄」などが特色となっている。

多くのプレイヤーが恋愛要素を期待して購入するため例えストーリーが良くても恋愛描写がおざなりだと批判されることが多い。

ゲーム性がさほど求められていないため殆どが攻略に時間がかからない難易度の低いADVやノベルゲームである。

中には女性キャラクターとのイベント・エンディングが用意されているものや少年漫画「に近い」絵柄が使われているものもある。

人気を得たタイトルの多くは有名声優を起用し、オンラインラジオ・ドラマCDなどのグッズ販売やアニメ化、他機種への移植、声優参加のイベントが行われる他、最近では舞台やミュージカルにも展開している。


同人ゲーム・フリーゲーム

商業ゲームと似た雰囲気の作品もあれば

  • ストーリーが非常に難解で理解するのが困難
  • 作り込まれたRPGやパズルゲーム
  • 男性キャラクターが鳩や樹木などの人外オンリー
  • 男性キャラクターの顔が描かれていない
  • 男性キャラクターに同性愛者や男娼がいる
  • マルチバッドエンディング
  • 恋愛よりもギャグ、敵対描写、性描写がメイン
  • 個性的な絵柄

など、個人製作ならではの個性が強いものが沢山ある。

人気があったが公開終了したため二度とプレイできなくなった作品も多い。


主人公の特徴

学生、社会人、魔法使いなど職業は様々だが殆どは未婚の若い（あくまで二次元上の設定だが）女性。

他に、性別不明、容姿不明の主人公などもいる（個性が抑えられていて、逆ハーレムになる点は共通している）。

男性キャラクターの魅力をより引き立てるサポート役のポジションが多いが、男性キャラクターよりは弱いものの、自己が確立している主人公もいる。

名前変更はほとんどのゲームで可能だが、あらかじめ名字か名前が固定されているものもある。


コンシューマゲームの主人公はゲーム画面に顔や姿が映り、性格あるいは設定に個性があるタイプが多い（その代わり、恋愛描写が全年齢向けで爽やかで、同性の友人なども設定されている）。

アプリゲームの主人公はほぼ設定がなく、ゲームに姿が登場しないタイプが多い。

主人公と男性キャラクターのカップリング(NL、HL、BG)萌えをしたい方や、主人公にも萌えたい方は前者を好む傾向にある。

男性キャラクター単体に萌えたいため主人公の描写は最低限で十分という方や、主人公＝自分なので主人公に萌えることはないという方は後者を好む傾向にある。『あんさんぶるスターズ!』のように後付けで主人公を設定したら「誰なのあの女？」と呼ばわりされて炎上されてしまうケースもある。


前者の設定で主人公＝自分の見方で楽しむ方もいるし、後者の設定で主人公に自分が考えたオリキャラ（夢主人公？）を脳内で当てはめて遊ぶ方もいる（前者は初心者向け、後者は玄人向けの設定と取れなくもない）。

男性向けと同様に、主人公の活躍、友情などの要素が入っている作品は主人公の顔が見えていても自己投影しやすく、恋愛や客体化された異性を見せることのみに特化している場合は主人公のスチルや個性が押さえられている＝自己投影しやすいと捉えるプレイヤーが多い。


乙女ゲームの定義

女性主人公と男性キャラクターが強く繋がるイベント及びEDの有無かと思われる。

A3!など、キャラクターや絵柄が明らかに女性向けで主人公が男性キャラクターに思慕される描写があっても、育成・収集がメインのゲームは基本的に乙女ゲームと呼ばない。

また、ガールズゲーム、女主人公ゲームも名前変換機能、男性キャラに想われる描写があっても乙女ゲームとは言わない（設定上はあくまで女主人公の活躍が主題である）。

以下の作品は多くの男性キャラクターが登場する女性に人気のゲームだが乙女ゲームではない。乙女ゲームに興味がない女性も多いため、以下のゲームを乙女ゲームというとファンから反感を買う可能性があるためご注意。「腐向け」呼びも反感を買う為、女性向けSLG、男性キャラカタログ、夢向けなどと呼ぶのが無難である。


近年では女主を独立したキャラクターとして好む人も増えている為、オトメ勇者など、恋愛以外の要素がある派生作品も増えている。


記事のある乙女ゲーム一覧

→乙女ゲームの一覧を参照のこと。


閲覧者を選ぶ内容の作品投稿についての注意点とお願い

『自分の萌えは他人の萎え。他人の萌えは自分の萎え』

互いに干渉せず揉め事を起こさないための配慮が必要である。


カップリング作品

BL・百合要素を含む投稿作品の場合、マイナス検索や棲み分けができると良い。

腐向け専用タグが存在する場合、元のジャンルタグはつけず、専用タグのみをつけて投稿することで通常作品と腐向け作品の棲み分けが徹底される。性転換など公式からかけ離れた設定を用いた作品にも各々配慮することが推奨される。原作にない男女カップリングの場合はNLタグを入れるとより親切。


乙女ゲームは女性主人公と男性キャラクターの交流や恋愛を描いている作品であり、中にはBLや腐向けが苦手なので乙女ゲームを選んで遊んでいる人も多くいます。

原作がどういうものか把握した上で「これくらいなら平気かな？」と思わずに、原作に無い要素が加わった作品には投稿時にタグ入れやワンクッションなどの棲み分けの協力をお願いいたします。二次創作のせいで公式から離れる人を出したり、また追い出すようなことはしないように。


また、乙女ゲームは基本的に女性主人公がプレイヤー全員の感情移入・自己投影対象である為、BL、百合、キャラ崩壊、ヘイト創作まで行かない友情、ギャグなどを扱った二次創作に「全編がNL（公式）の話以外はだめ」「女主と男達はデフォルト設定の女主のものであなた達のものじゃない」と説教したりもしないように（例えば、女主に自分の私服を着せるのや、女主に自分の名前を付けるのや、オリキャラを乙女ゲー主人公や攻略キャラクターに転生させるのや、男性キャラ単体の日常生活を描くのはキャラ崩壊でもヘイト創作でもありません）。「原作よりも設定を増やした上で、原作のように主人公＝プレイヤー全員のメタな設定を入れる」などの工夫をして下さい。

男性なら「女主＝自分」「イケメンヒーロー＝自分」「男性キャラクター×女主を見守る空気＝自分」「原作と別の世界」という視点で二次創作するのがお勧め。男性向けの展開が見たいのならギャルゲーの二次創作のほうがお勧めです。


ネタバレ

ゲーム発売後でも作品内容にかかわる重大なネタバレには配慮を求める声もある（詳しくはネタバレの記事を参照）。

対策としてマイナス検索ができるようにタグに「ネタバレ」を登録する、マンガビューアを使ってネタバレを含む絵を2ページ目以降に配置する、題名に「【ネタバレ注意】」などと注意喚起するといった方法がある。


乙女ゲームの腐向け専用タグ一覧


投稿方法

【腐向け専用タグ】＋【CP名】（キャラクターの単体名・公式名は入れない）


腐向け作品の愛好家サイドからも、腐向けを好まないユーザーとの棲み分けを実現すべく他ジャンルにも専用タグが存在している。詳しくは腐向け記事を参照。


関連タグ


外部リンク

乙女ゲームのDLができるサイト

その他

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