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降谷零の編集履歴

2020-02-06 00:20:46 バージョン

降谷零

ふるやれい

『名探偵コナン』の登場人物・安室透の本名にして、公安警察ゼロとしての顔である。

「動ける車があるのなら奴を追え!!」


CV:古谷徹 / 伊瀬茉莉也(幼少期)



概要

黒の組織に潜入している警察庁警備局警備企画課 (ゼロ) 所属の公安警察官。右利き。29歳独身。金髪で褐色肌の美男子。両親のどちらかが外国人のハーフ。愛車は白のマツダ・RX-7 (FD3S)。親しい者から呼ばれていたあだ名は「ゼロ」


表の顔は私立探偵の安室透で、喫茶店のポアロにてアルバイトしながら毛利小五郎に弟子入りする形で江戸川コナンたちと接点を持つようになる。組織ではバーボンというコードネームを与えられ、探り屋として活動している。

警察内での階級や部署内での役職は不明だが、警視庁公安部の風見裕也警部補を直属の部下とし、また大勢の部下に指示を出している。しかし、その所属から表立って事件を捜査する事はできず、直接接触する警察官も限られている。


情報収集力・観察力・洞察力に長けた切れ者で、赤井秀一には「敵に回したくない男の一人」、ベルモットには「組織随一の洞察力を持つ」と評されている。一方、友人の伊達からは自己を過信して無茶をしてしまう一面も持っていると心配されていた。

ボクシングを趣味としており、他には「テニス」「ピッキング」「医療技術」「ギター演奏」「料理」「ドライブテクニック」「爆弾解体」など幅広い技術を習得している。


ベルモットとあの方の間に「重大な関係」がある事実を突き止め、この「重大な関係」を組織内に知られるとベルモットにとってはかなり不都合な事態となってしまうらしいことから、このことをネタに彼女に対して個人的な取引を何度か行っている。


組織に潜入していたライとはライバルのような関係であったが、スコッチの死により、確執的なものとなるも、その実力は互いに認めていた事から赤井の死が組織に確認された後も、その情報を信じようとはしなかった。そこで、「あの方」の許可を得たうえでベルモットの協力を取り付け、独自の調査で赤井が生存していることを確信する。そして、工藤邸に乗り込んで沖矢昴を追及するが、コナンたちの策略によって「赤井と沖矢が同一人物である」という自分の推理を覆されたうえ、赤井に自らの正体を見抜かれてしまい、電話越しに赤井の生存を確認するも、さらなる露見を防ぐ為に赤井の生存を伏せる。なお、この過程やコナンが腕時計型麻酔銃を小五郎に撃とうとしているところを目撃したことから、「眠りの小五郎」のトリックを見破り、小五郎や警察関係者を事件の真相へと誘導するコナンに興味を持ち始めた後、「恐ろしい男」だと認識し、コナンとは対等に推理を話したり、ラムについて聞かれた際にラムを「せっかち」だと教えたりするなど、その能力や性格を把握し信頼している。

帝丹高校の修学旅行後、ラム工藤新一の情報を求められて工藤邸に侵入。しかし、その行動を見越していたコナンによって赤井と工藤優作工藤有希子と対面すると同時に「沖矢=赤井」であり、一度対峙した沖矢が優作であった事を悟る。


過去

幼少期

日本で生まれ育つが、ハーフであるためその目立つ髪色をからかわれ、喧嘩とそれによる傷が絶えなかった。傷の手当てのため「宮野医院」に通い、女医の宮野エレーナに同じハーフだった事から目をかけられ、「零くん」と呼ばれ親しくなる。零もエレーナのことを「先生」と呼んで慕っており、自転車の練習にも付き合ってもらっていた。エレーナの夫の宮野厚司と娘の宮野明美とも面識があり、宮野一家とはラボに移るまで交流は続いた。

同時期、長野から転校してきた諸伏景光と親しくなり、お互いに「零(ゼロ)」「景(ヒロ)」と呼び合う仲となる。


警察学校

行方知らずとなった大切な女性、宮野エレーナを探すため、22歳で警視庁警察学校に全科目オールAという、警察学校の歴史でも類を見ない高成績で入校。諸伏景光松田陣平萩原研二伊達航とは、同じ鬼塚教場に在籍していた同い年の同期。

周囲から「警察学校をトップで卒業した」と噂されている伊達が「力も頭も敵わなかった」と評するほど抜群の成績を修める一方で、真面目過ぎる性格と特徴的な容姿から他の生徒とのいざこざが絶えず、特に松田からは出会った当初「パツキン野郎」「その根性が気にくわない」などと吐き捨てられており、殴り合いになるほど反りが合わなかった。


人間関係

零の正体を知る者

江戸川コナン

零の正体を見抜いた探偵。「眠りの小五郎」の真の正体としてその推理力は零も一目置いているが、江戸川コナン=工藤新一とは知らないが、真相に近づきつつある。


赤井秀一

かつて「ライ」というコードネームで黒の組織に潜入していたFBI捜査官で、零の唯一の弱点と言える存在。彼の事は組織に在籍していた頃から毛嫌いし、景光の死から「殺したいほど憎い男」として敵意を向けるが、彼からは「敵に回したくない男の一人」とされている。


ジョディ・スターリング , アンドレ・キャメル

日本に来日しているFBI捜査官。当初零を組織の一員「バーボン」と認識していたが、赤井と再会した際に零の正体を知る。


工藤優作 , 工藤有希子

沖矢昴の替え玉作戦に参加し、優作は沖矢昴として零と対峙、有希子は不在となった優作に変装してテレビ出演。後に単身で工藤家に乗り込んだ零と素顔で対峙し、お茶に誘う。


警察関係者

風見裕也

警視庁公安部の警部補で、零の年上部下。零の右腕的存在で、直接接触・連絡のやり取りができる立場にある数少ない人物。年齢は風見の方が一つ上だが、零を慕うと同時に「こわい」と称す。


諸伏景光(故人)

警視庁公安部所属の刑事。小学生時代からの幼馴染兼親友で、お互いを「零(ゼロ)」「景(ヒロ)」と呼び合っていた。お互い学生時代から警察官になることを夢とし、警察学校では同じ鬼塚教場に在籍。公安部に異動後、零と共に黒の組織に「スコッチ」というコードネームで潜入していたが、公安であることが組織にバレ、拳銃自殺を図り殉職。彼の死は零にとって大きな心の傷となって残っている。


松田陣平(故人)

警備部機動隊の爆発物処理班の隊員だったが、後に警視庁刑事部捜査一課強行犯三係に回された刑事。警察学校の同期かつ同い年で、同じ鬼塚教場に在籍していた。当初は折り合いが合わず殴り合いをしていたが、とある事件をきっかけに信頼関係が生まれ、それ以来「零(ゼロ)」と呼ばれるようになる。零な爆弾解体技術は彼から教わったものである。26歳で爆弾の爆発により殉職。


萩原研二(故人)

警備部機動隊の爆発物処理班の隊員。松田とは幼馴染。警察学校の同期かつ同い年で、同じ鬼塚教場に在籍していた。優れたコミュニケーション能力や洞察力を持つが、普段は女子学生の尻を追いかけることにしか使っていない。それにより同期の中では1番モテていた。22歳で爆弾の爆発により殉職。


伊達航(故人)

警視庁刑事部捜査一課強行犯三係所属の刑事。警察学校の同期かつ同い年で、同じ鬼塚教場に在籍していた。成績は零に続く二位。音信不通となった零の事を気にかけ、メールを送っていた。28歳で居眠り運転による交通事故で殉職。その一年後、零は伊達の墓に赴き、安らかな瞑りを願いながら伊達からの最後のメールを消した。


諸伏高明

景光の実兄である、長野県警刑事部捜査一課所属の警部。学生時代に景光経緯で面識を持つ。景光の死後、景光の遺品であるスマホか高明に渡るよう手配していた。


黒田兵衛

警視庁捜査一課管理官。黒の組織のNo.2「ラム」候補の一人。零と連絡のやり取りを行い、零を「バーボン」と呼ぶ。


黒の組織

あの方

潜入先である黒の組織のボス。バーボン(零)は持ち前の情報収集力であの方とベルモットの「重大な関係」を知るが、正体を知っているかは不明。


ラム

黒の組織のNo.2。バーボン(零)とはメールでやり取りをしており、帝丹高校の修学旅行後、工藤新一の情報を要求する。


ジン

黒の組織の幹部の一人。組織内では秘密主義者であるバーボン(零)を嫌っており、ミステリートレインの終点で爆弾を使って始末しようとするも、ミステリートレイン内での不測の事態により失敗に終わる。


ベルモット

黒の組織の女幹部で、あの方のお気に入り。バーボン(零)にあの方との間にある「重大な関係」を掴まれ、さらにバーボンの消息が途絶えるとその情報が組織内にリークする仕組みだと言われているため、江戸川コナン毛利蘭に手を出さない事を約束させ、組織内では2人で行動し、協力する。


宮野エレーナ(故人)

零が幼少期に通っていた「宮野医院」の女医。後に黒の組織の構成員となり、「ヘル・エンジェル(地獄に堕ちた天使)」と呼ばれる。人見知りで、患者とも必要な事以外話さなかったが、同じハーフである零の事は「特別」として仲良くしていた。零も彼女に好意を持ち、彼女に会いたくてわざと怪我をして医院に通っていた。零の自転車の練習にも付き合い、零が自転車を乗りこなせた際は笑顔で喜んでいた。零が警察官を目指すきっかけとなった女性。


宮野厚司(故人)

零が幼少期に通っていた「宮野医院」の医師兼研究員であり、エレーナの夫。後に黒の組織の構成員となる。零とは顔見知り。


宮野明美(故人)

零が幼少期に通っていた「宮野医院」の医師夫婦の長女。後に黒の組織の構成員となる。零とは顔見知りで、怪我をした零を医院へ連れて行き、手当てを手伝うこともあった。バーボンの事は「ライのライバルで、お互いに毛嫌いしている」としか認識しておらず、バーボンと零が同一人物である事には気づいていない様子。


宮野志保

零が幼少期に通っていた「宮野医院」の医師夫婦の次女。当時はまだ三ヶ月の胎児だったため、零との面識はなかった。後に黒の組織の科学者「シェリー」となるも、実姉の死をきっかけに組織を裏切り、自らAPTX4869を飲んで幼児化。現在は灰原哀と名乗り、阿笠博士の家に居候する形で身を隠すが、後に諸事情で元に戻った姿の映像が録画され、その映像からミステリートレインのバッチをバーボン(零)に発見され、ミステリートレイン内で追い込まれるも、シェリーに変装した怪盗キッドが爆弾が仕掛けられた車両に1人乗り、バーボンの目の前でその車両ごと爆発した事から死亡扱いとなる。バーボンはシェリーを殺さず、仲間に生きたまま引き渡す予定だった。



劇場版

劇場版初登場。

黒の組織のメンバー・キュラソーが警察庁に侵入したことで、序盤から公安としての活躍を見せることとなる。ちなみにスーツ姿での登場は原作・TVシリーズ含め今作が初。

また、オープニングにて所属が「警察庁警備局警備企画課」であることが明言され、更に意外な人物と警察学校時代の友人関係であったことも判明した。


メインとして登場。

主に公安としての『降谷零』として動いており、彼の信念にスポットが当てられている。終盤では巧みなハンドル捌きを見せた。


余談

名探偵コナン』では、これまで刑事や交通課の警察官は登場してきたが、公安警察官モブキャラを含めて降谷が初目暮警視庁の面々は公安警察と面識がなく、安室として接している降谷の素性も知らない。

また、刑事が把握している情報を知らないなど、警察内部で連携が取れていないような面もあった。


愛車は佐藤刑事と似ている白のRX-7であり、この車が初登場した『探偵たちの夜想曲』から既にとの関係は暗示されていたのかもしれない。


物語の性質上、登場人物が多く亡くなる本作の中でも(上記の人間関係の欄を見て分かる通り)特に身近な親しい人に多く先立たれている不遇な境遇の持ち主である(幼い頃に世話になっていた宮野エレーナ、警察学校時代の同期である伊達航松田陣平萩原研二、そして公安の同僚で共に組織に潜入していた幼馴染など)。

同期の死については警察官として既に気持ちの整理はついているようだが、『ゼロの日常』TIME.7で自宅パソコンの鍵付きフォルダに保存していた同期4人の写真を見つめる描写があった上、その4人から「おい、遅いぞ!」「早く来いよ!零(ゼロ)…」と呼ばれる夢を見るなど、どこか引きずっている部分もある様子。

特に、スコッチの死の現場にいながら彼の自害を止められなかった赤井に対しては強い恨みを抱いている。


赤井を憎んでるからなのかははっきりしていないが、本人曰く「赤NG」であり、赤い服はまず着ない。


名前の由来

担当声優の古谷徹氏と、彼の担当した機動戦士ガンダム主人公.アムロ・レイ

安室(透) (降谷)→あむろ れい→アムロ・レイ

降谷(零) (安室)→ふるや とおる→古谷徹


関連イラスト

通常

公安一枝花スーツ

ゼロの執行人ゼロ

ゼロの執行人桜

幼少期

ふるやれいくん(4)


関連項目

名探偵コナン 安室透 バーボン 公安

トリプルフェイス

警察学校組 警察学校編

純黒の悪夢 ゼロの執行人


機動戦士ガンダム アムロ・レイ

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