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レイブラッド星人の編集履歴

2021-06-12 16:06:14 バージョン

レイブラッド星人

れいぶらっどせいじん

レイブラッド星人とは、「大怪獣バトル」シリーズに登場するキャラクターで、別名『究極生命体』。

概要

CV:佐藤正治(ゲーム、テレビ) / 蝶野正洋(映画)

ヤプールヒッポリト星人さえも恐れた全知全能の宇宙人。

かつて何万年にも渡って宇宙を支配していた、エンペラ星人ジュダ等と並ぶ宇宙の支配者である。


肉体は数百年前に既に滅んでいるが、亡霊の身でありながらも幾度となく(というよりも現在進行形で)全宇宙やウルトラ一族に大きな影響を与え続けている存在であり、その実力は現時点でも未知数な部分が多い。

加えて、どうやって宇宙を支配できたのか何故滅び去ったのかなどは『大怪獣バトル』の展開が終了して10年以上経った現在も一切明らかにされておらず、非常に謎の多い種族と言える。


また、名前が「『レイブラッド星』人」でありながら、その出身地は不明とされている。

さらに宇宙全体を支配するレベルの大物であったにも関わらず、判明しているその名はあくまで種族名であり、一個体としての名称が存在したかさえはっきりしていない。

(「大怪獣バトル」カード参照。これらの要素はエンペラ星人も同様)

もしかすると彼は単に「名前」の文化を持たない種族だったのか、あるいはブラックスターグランスフィアのように、彼自身が自我を持った天体『レイブラッド星』そのものだったのかもしれない。


必殺技は敵のエネルギーを吸い取るレイオニクスドレイン、牽引光線トラクターシュート、ゼットンをモンスロードして火球を放つメタレイオニクス。


大怪獣バトルシリーズ

自身の後継者(=自分の新しい肉体となる者)を決めるために宇宙にレイブラッドの遺伝子を撒き、様々な惑星で怪獣使い・レイオニクスを誕生させた。

この為子孫が非常に多くなるので、子作りしまくった等とネタにされる事があるが、地球人から宇宙人まであまりに子孫が広すぎるので「遺伝子をばら撒く」とは文字通りの意味ではなく超自然的な特殊な方法を利用したと考えられる(恐らく、『ウルトラ銀河伝説』でベリアルに対して行ったのと同じような方法で自分の因子をばら撒いていったのだと考えられる)。


また、地球人のレイオニクスであるレイモンケイトはレイブラッド星人の血を特に色濃く引き継いでいるとされる。


ウルトラ銀河伝説』では回想シーンにてウルトラマンベリアルにレイブラッドの因子とギガバトルナイザーを授けて悪の道に墜としたことが語られている(目的は「自身の野望の邪魔者である「光の国」及びウルトラマンを滅ぼすため」)。

この為根本的な諸悪の根源として『ゼロシリーズ』『ジード』の本当の黒幕とも言える存在でもある。

  • なお、最近になってギガバトルナイザーを製造したのはレイブラッド星人ではなく、人工頭脳ギルバリスに対抗するためにクシア人という別の宇宙人が製造したものであることが判明した。

レイブラッド星人がどのようにしてギガバトルナイザーを手に入れたのかは不明のままである。


ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』では、第12話でケイトが語ったシーンにのみ登場。

ブルトンを操って惑星ボリスを怪獣無法惑星に変え、植民していた地球人を救いに来た初代ウルトラマンを岩に封印した。


『NEO』で惑星ハマーのレイオニクスバトルを制したレイを自身の後継者に指名するも拒否されたためこれに怒り、自らアーマードダークネスを装着してレイとその救援に駆け付けたグランデと戦うも敗北。

それでもなお、スペースペンドラゴンで星から脱出しようとしていたレイとZAPの面々に襲い掛かるとするが、間一髪のところで駆け付けた初代ウルトラマンとウルトラセブンに阻まれて失敗し、そのまま惑星ハマーの崩壊に飲み込まれて消えていった。


しかし50年後のゲーム版のストーリーでもレイオニクスバトルは続いており、レイブラッド星人も未だ健在である。精神体として暗躍しており、レイオニクスバトルに参戦した面々のエネルギーを吸収し復活を果たそうととしていた。さらにストーリーで主人公の相棒を務めたピグモンはレイブラット星人の配下であり、優秀なレイオニクスを育てようと送り込んでいた。しかし最終的にピグモンは離反、レイブラット星人はデスフェイサーに憑依し彼らの前に立ち塞がる。

続編でもやはり復活を目論んでいた。(元々カネゴンのものだった)バトルナイザーから謎の球体が飛び出し過去や他の星に跳ぶ。その正体はバトルナイザーに仕込まれていたケイトのゼットンの遺伝子から誕生したEXゼットン。自信の新たな肉体にしようと目論んでいた。


大怪獣バトルシリーズ以降

大怪獣バトルシリーズ終了以降は長らく登場の機会に恵まれていなかったレイブラッド星人だが、『ウルトラファイトオーブ』では、レイオニクスの末裔(=レイブラッド星人の遠い子孫)である亡霊魔導士レイバトスが登場し、ウルトラ戦士たちに牙を剥くことになる。


レイブラッド星人本人も、ファイトオーブ第3話および『ジード』最終話の回想・イメージシーンにおいて映像作品ではかなり久々に登場している。


ちなみにベリアルの息子(と言うよりは模造品)であるウルトラマンジードもある意味ではレイブラッド星人の末裔と言えるであろう。


また、『ウルトラマンZ』に登場するデビルスプリンター=ベリアル因子の効能である怪獣の復活や暴走はレイブラッド星人由来の能力と思われる。というのも、これらの力は彼の後継者候補であるレイオニクスがかつて発動した能力と酷似している他、デビルスプリンターの設定ができる以前にもベリアルがベリアルウィルスを注入した相手を暴走させて、配下にする能力幽霊であるがゆえに他者に憑依する能力を見せる等、レイブラッド星人の力の片鱗のようなものを見せたことが何度かあったためである。ギガバトルナイザー無しでこんなチートじみた能力を扱えるベリアルはレイブラッド星人の遺伝子を色濃く受け継ぐレイオニクスとでもいうのだろうか…?


その影響は外伝作品においても見られ、『DARKNESSHEELS-Lili-』では、惑星テリオの上層部がかつてレイオニクスたちが使用していたバトルナイザーの模造品を作り出し、戦乱の生じている宇宙各地の惑星に売り捌くことで私腹を肥やしているらしいことが語られている。レイブラッド星人自体が直接関与しているわけではないものの、こうした事態が起こっていること自体が彼の影響力が今なお根強く残っていることを示している。


いずれにせよ、最盛期と比べて大きく弱体化した後も、長きに渡って宇宙を混乱に陥れ続けていることが、レイブラッド星人の持つ力が極めて強大であることを間接的にではあるが証明する1つの要因になっていることは間違いない。


余談

名前の由来は恐らくSF作家のレイ・ブラッドベリと冷血の捩り。


特徴的な頭部をしているが、実物のスーツではそのままだとスーツアクターの頭が出てしまうためクロマキー合成処理でアクターの頭部を消せるように、アクターの頭部を包むグリーンの丸い何かがある。

レイブラッド星人のスーツが映像作品のみの登場で、ショーなどで一度も出てきていないのはこのクロマキー処理前提の造形があるためらしい(簡単に言うと、頭部の抜けた部分にスーツアクターの頭が存在するスーツなのである)。

この頭部デザインは宇輪など成田亨氏の他の作品にも似ているが、恐らく1980年の水彩画『宇宙人の気配F』が最も近い。


ウルトラマンジード』に登場する小説家伏井出ケイ(ベリアルの配下にある人物)のデビュー作:「コズモクロニクル」のあらすじには武芸に秀でた戦士レブラヒムが登場するが、主人公が彼から武芸を学んだという内容とその名称を見るにレイブラッド星人がモデルになっていると思われる(本物はどちらかといえば魔導師や勇者に力を与える神様ポジションだが)。

いずれにせよ、失意のどん底にあった自分に目を付け、力を与えてくれた存在として、ベリアルもレイブラッド星人に対しては少なからず感謝や畏敬の念を抱いているのかもしれない


本編では一切言及されていないが、上述した経緯があるため、ジード朝倉リクからすればレイブラッド星人は遺伝学上の祖父ともいえる存在である。

ちなみにジードはレイブラッドがウルトラマンを封じたように怪獣封じ込めた事がある


デザイン画での名称は、「レイコック星人」という名称もあった。また、当初は、人間態も描かれていた。


本編第12話に登場する場面では、予算の都合から新規に着ぐるみが作れず、フィギュアで代用することとなった。既存のウルトラマンコスモスのフィギュアを型取りしたものがあり、それをベースに粘土を盛って電飾を入れて塗装して完成された。本編では上半身のみの登場だったが、手足に軽くモールドを付けて全身が作られ、そのままスキャンされたものがソフビ化された


関連イラスト

2つの力の継承者(カラー版)


関連タグ

大怪獣バトル ウルトラシリーズ

レイモン(ウルトラギャラクシー) ケイト

ウルトラマンベリアル

ラスボス(ウルトラシリーズ)

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