ヒカリ(アニポケ)
あにぽけのひかり
※この記事では、アニメ『ポケットモンスター』シリーズでのヒカリを扱います。
ゲーム『ダイヤモンド・パール・プラチナ』における女主人公については「ヒカリ(トレーナー)」の記事を参照してください。
CV:豊口めぐみ
「だーいじょーうぶ!」
概要
アニメ『ポケットモンスター』シリーズにおける3代目ヒロイン。
同時に『ダイヤモンド&パール』(以下DP)のもう一人の主人公。
先代ヒロインのハルカと同様、ポケモンコーディネーターとして活躍していくが、ヒカリの場合は母・アヤコが元トップコーディネーターであるという経歴もあって、トレーナーから転身したハルカと異なり、最初からコーディネーターになることを目標としている。
人物
容姿
モデルとなったゲーム版の女主人公から多少デザインが変更されている。
髪と目の色が黒から紺になり、マフラーが短くなった上に濃いピンク色になっている。
更にゲーム版はボストンバッグを使用しているが、こちらはリュックになっている。
コート着用時もゲーム版での髪留めはピンクであるのに対し、アニポケでは通常通り黄色になっている。
新無印で再登場した際は、髪と目の色が暗めで落ち着いた色合いに変わっている。
靴下の丈がひざ丈よりも少し上になっている。
性格・能力
年頃の女の子らしく活発で気が強く、それ故に頑固で自分勝手な一面もあり、思ったことは包み隠さずはっきりと口に出す。
一方でコンテストでスランプに陥ると長期間ネガティブになったり、ポケモンやコンテスト関係でうまくいかないとサトシとタケシとポッチャマに当たったり、仲間やノゾミに励まされるまで殻にこもってずっと落ち込んだりと、心身共に打たれ弱く幼い部分がある。
同時にサトシに涙を見られた際に咄嗟に明るく振る舞うなど、強い姿も見せた。
熱心にコンテストの特訓に励むなど、行動や性格にサトシと似たところがある。
そのためか、トレーナーとしては先輩・後輩且つベテラン・初心者という関係ながらも、普段は互いに対等な目線で接している。
一方で目上や年上の人に敬語は使えるものの、当時のサトシよりも初期のサトシに似ており、負けん気が強く頑固な性格が災いする事もあり、難しい事を考えるのは苦手(サトシ自体、子供っぽくて落ち着ちのない言動が薄れつつあるが)。
サトシが大切にしているルアーを貸すまで離さない、サトシの言葉を否定して自分の意見を言う、クロツグにバトルを申し込むサトシを押し退けてバトルを申し込むなど、ぶつかり合って大声で喧嘩をすることも多い。
恋愛に関してはあまり興味ないサトシのように極端に鈍感ではない。
ただ、幼馴染のケンゴからの好意と、コウヘイの猛アピールに気づかないあたり、結構鈍感なのかもしれない……。
シンジとは以前会っていたにも関わらず、「お前誰?」「覚えてない」と一蹴された事で「前に会った事あるでしょ?」と激怒して以来(厳密には6話のラストから)、彼の態度に非難したりムキになる描写も多い。
名前を忘れられたり昔のあだ名で呼ばれることが多く、その度に「ヒーカーリーでーすぅー!」と怒りながら訂正する。
しかしヒカリもオーキド博士を「川柳の人」、シゲルを「川柳の人のお孫さん」と、何度も名前で呼ばなかった(2人に一句詠んでと無茶ぶりもした)ので、人のこと言えないかもしれない……。
おしゃれが大好き。特に髪を大事にしており毎朝の手入れは欠かさず、ポッチャマの「バブルこうせん」で整えることもある。
手入れのために仲間や他人を待たせたり、時には手入れを友人にしてもらうことも……。
作中では様々な着せ替えをしており、中でもポケモンコンテスト出場時には数種類のコンテストドレスの他に、ポニーテールやツインテールなど様々な髪型も披露している等、後のセレナに通じるところがある。
公式では料理はイマイチと紹介されている。
タケシにホットケーキの作り方を教わり、サトシやポケモンたちにホットケーキを振る舞ったことはあるが一度だけ。
基本的に母の手伝いで作り慣れているポフィンを振る舞う描写が多い。
流行りものに敏感でポケッチの新作アプリ入手のために奔走、ボールカプセル、シールといった要素を積極的にコンテストに取り入れる、イーストイッシュで再登場したときはライブキャスターを所有している等。作中ではシンオウ地方の流行りに疎いサトシ、タケシに解説するシーンが多々見受けられた。
口癖は「大丈夫!」だが、これを口にする時は大丈夫でないことが多く、サトシたちから「ヒカリの大丈夫はアテにならない」と言われる。ちなみに対義語は「だいじょばない」。
その他「ちーがーいーまーすぅー!」など言葉の一音一音を強調するのも癖である模様。
幼馴染のケンゴやユモミから「ピカリ」と言われることを嫌っている。
これは幼稚園時代に嫌がるプラスルとマイナンを無理やり抱きしめて、2体の電気で髪が光りながら爆発状態になってしまい、その際ケンゴから名付けられたもの。
からかわれて笑い者にされたため、それ以来プラスルとマイナンがトラウマになっていた。
161話では別個体のプラスルとマイナンを見ただけで取り乱し、続く162話のウララとのコンテストバトルでは、彼女のプラスルとマイナンの電気で「ピカリ」状態になり、リボンがかかっているにも係わらず一時的にバトルを放棄するほどパニックになるが、マンムーとヒノアラシの励ましで克服する。
作中では
サトシとタケシとの出会いは、偶然ピカチュウに遭遇したことがきっかけ。
大怪我を負って倒れ込んでしまうくらい弱っているピカチュウを野生だと勘違いして、ゲットしようと先制攻撃をした結果、反撃を受けて自転車を破壊された。
カスミ・ハルカに続く3人目の「ピカチュウに自転車を壊されたヒロイン」となった。
自転車を破壊されて激怒し、ピカチュウにボールを投げるがゲット出来なかったため、そこで初めてピカチュウが誰かにもうゲットされていると気付いた。
自転車についてしばらくの間触れなかったが、サトシたちがレンタルした自転車に乗ってサトシがはしゃいでいる時に「自転車だけは壊さないでね?前と違ってレンタルなんだから」と、ヒカリが発言して、当時について触れた。
自転車が壊れたのはヒカリの自業自得だが、当時の一連の流れを知らずに謝るサトシに「あの時のことはロケット団に追われていたことも分かったし、気にしてない」と返した。
ヒカリの旅路
DP
話数 | 主な出来事 |
---|---|
1話 | 新人トレーナーとしてフタバタウンから旅立つ |
3話 | サトシ・タケシと出会い、共に旅をすることに |
9話 | れいとうビームを覚えている野生のミミロルをゲットしようとして氷漬けにされる。後にこのミミロルをロケット団から助けてゲット |
11・12話 | ポケモンコンテスト・コトブキ大会に参加。2次審査2回戦でノゾミに破れる |
19話 | パチリスをゲット。元気すぎるパチリスに育てる自信をなくして逃がすが、サトシとタケシの説得と協力もあり、野生となったパチリスをゲットしようとしたロケット団を退けて再ゲット |
26・27話 | ポケモンコンテスト・ソノオ大会に出場。ケンゴに勝ち、初のリボンをゲット |
34話 | ブイゼルをゲット |
49話 | 実力者が集まることで有名なポケモンコンテスト・ヨスガ大会に出場。グランドフェスティバルのいい予行演習になると嘗めてかかった結果、1次審査で敗退。スランプに陥る |
50~52話 | ポケモンタッグバトル大会に出場し、コウヘイのサポートもあり準優勝 |
55話 | ノゾミの助言を受けてブイゼルとサトシのエイパムを交換 |
60話 | エイパムがエテボースに進化 |
61話 | ポケモンコンテスト・ズイ大会に参加。進化したばかりのエテボースで臨むが、ノゾミの助言を忘れて技ばかりを磨いていたため、またも1次審査で敗退。スランプが更に深刻化する |
67話 | トバリシティで初めてのジム戦を体験 |
77~79話 | ポケモンコンテスト・ミクリカップに参加。決勝でハルカに僅差で勝ち優勝。2つ目のリボンをゲット |
84話 | ヒカリのポフィンを気に入ったウリムーをゲット |
86話 | ポケモンスタイリスト主催のヨスガコレクションに参加。優勝を果たす |
94話 | タケシ不在中にパチリスが高熱を出してしまう。サトシと喧嘩したり目当てのきのみが見つからなかったりと、トラブルが起こるが駆けつけたタケシの活躍もあり、無事回復 |
104話 | ウリムーがイノムーに進化するが、ポフィンがないと指示を聞かなくなる |
106話 | トレーナーレベルが足りないまま、イノムーがマンムーに進化 |
114話 | ポケモンコンテスト・アケビ大会に参加。4つ目のリボンをゲット |
119話 | 野生のボスゴドラと遭遇。マンムーが指示を聞くようになる |
121話 | 野生のユキカブリによって2回目の氷漬けを経験する |
146話 | ポケモンコンテスト・スイレン大会に参加。2次審査で暴走するマンムーを落ち着かせられず、ヒカリ自身もパニックになっていたため一方的にやられて惨敗 |
161・162話 | ポケモンコンテスト・アサツキ大会に参加。5つ目のリボンをゲット |
174~177話 | シンオウグランドフェスティバルに参加。ノゾミと決勝戦で戦うが敗北 |
191話 | フタバタウンでサトシやタケシと別れる |
特別編 | ホウエン地方へ旅立つ |
BWシーズン2
話数 | 出来事 |
---|---|
1話 | ラストシーンにて再登場 |
2話 | サトシと再会、デント&アイリスと初対面 |
6・7話 | ポケモンワールドトーナメント・ジュニアカップに参加。2回戦でアイリスに敗れる |
9話 | サトシたちと別れジョウト地方へ旅立つ |
所有ポケモン
ブイゼルの所有時はみずタイプ単体が2体、サトシのエイパムとの交換後もノーマルタイプ単体が2体とタイプの偏りが見られたが、最終的なメンバーのタイプはバラけている。
コンテストでポケモンを出す際のかけ声は「○○(ポケモンの名前)、チャーム・アップ!」。
- ポッチャマ(♂)
CV:小桜エツ子
旅立ちの日にナナカマド博士からもらった初心者用ポケモンで、ヒカリの理解者。
性別は♂だが、ヒカリと同じチアガール服を着たり、メイド服を着せられたこともある。
一般的なポッチャマ同様プライドが高い上に、いじっぱりでお調子者(サトシ談)。
ポッチャマのままでヒカリを守るため、がまんでポッタイシへの進化を抑えていたが、ジョーイから「かわらずのいし」をもらい、以後その効果で進化をしないままになった。
初めはモンスターボールに入っており登場しない回もあったが、66話以後はピカチュウ同様外に出たまま毎回登場している。
キャストクレジットも劇場版『氷空の花束シェイミ』や92話以後はヒカリの下に昇格している。
その性格が災いして他のポケモンたちと喧嘩になることが多く、結果的にマンムーを除くヒカリのポケモンの中では屈指のトラブルメーカー。
家出をしたり、他のポケモンたちに攻撃をしたり、EDでもピカチュウたちと喧嘩をしてしまっているほど。
- ミミロル(♀)
CV:川上とも子(DP9話~100話)→雪野五月(DP103話~)
旅に出たヒカリが初めてゲットしたポケモン。
サトシのピカチュウに一目惚れしており、アピールも積極的でピカチュウの応援時にはチアガール服を着る。野生の頃からなぜか普通に「れいとうビーム」を覚えており、ゲットしようとしたヒカリ達を氷漬けにしてしまったことも。
ヒカリの最序盤から手持ちのポケモンだが、コンテストのファイナルには一度も起用されていない。
最終話でモデルにスカウトされた。
CV:西村ちなみ
やんちゃな性格でヒカリを困らせることもしばしば。ヒカリが育てる自信を失い、ゲットした後一旦逃がされている。その後のサトシとタケシの励ましもあり、改めてヒカリのポケモンとなる。
大食いで、ヒカリのポフィンを気に入ったためヒカリのポケモンとなった。
ウリムーの時は素直だったが、ポッチャマたちと比べるとコンテストやバトルでの活躍の機会が少なく、ヒカリがボールから出すのはブラッシングや食事の時くらいで影が薄かった。
イノムーに進化してからはヒカリのトレーナーレベルが足らず懐き度も低かったのか、言うことを聞かなくなる。食べ物以外の時はまったく動こうとせず、穴に閉じこもるほどであった。
その後、ロケット団との戦闘で何度も攻撃を受けた怒りからか、ヒカリの言うことを聞かない状態のままマンムーに進化。
攻撃的な性格となって出される度に暴れるようになり、メンバーの問題児となってしまう。
しかし、野生のボスゴドラとの戦いで大ダメージを受け、ヒカリから看病されたことをきっかけにようやく心を開いた。
CV:古島清孝
ジョウトフェスタにてコトネとのバトルで勝利し、その賞品としてもらったタマゴから生まれたポケモン。
ヒカリに懐いており、ヒカリに抱きしめられた時にはポッチャマの嫉妬を買った。
ポッチャマの挨拶を2度も無視したことで仲が悪くなり、事あるごとに喧嘩をしている。
DP特別編でマグマラシに進化した。
- トゲキッス(♀)
CV:井上喜久子
サルビア王女から譲り受けたポケモン。おっとりした上品な性格。
面倒見が良く、ヒカリ曰く「お姉さまタイプ」。
マンムーと違い、最初からヒカリの言うことを聞いた。
優雅な動作を入れるため技を出すのが遅いが、譲り受けた時点で既に強力な技をいくつも覚えており、実力は高い。
- ブイゼル(♂)
CV:古島清孝
ゲット当初はヒカリの指示を聞かなかったが、ゴヨウのアドバイスにより性格は軟化していった。
ポケモンコンテストよりもバトルに興味があったことから、サトシのエイパムと交換し、後にサトシのポケモンになった。
コンテスト向けに習得した回転を加えた技はバトルでも利用された。
ヒカリは元手持ちだからか、ブイゼルのバトル時には他のポケモンよりも精を出して応援することが多い。
ポケモンコンテストに興味があったことから、ノゾミの助言でサトシにブイゼルと交換してもらったが、ヒカリのポケモンになってコンテストに参加してからはあまりいい結果を残せなかった。
オウからポケモンピンポンの強化選手としてスカウトされ、彼に預けられた。