※LEGENDSアルセウスに登場するギンガ団についてはこちらを参照。
概要
シンオウ地方で暗躍する組織。ゲーム内のストーリーにおいても重要な存在で、彼らの野望を阻止することがゲーム内の目的の一つである。本記事では以下の作品に登場したギンガ団についてを解説する。
表向きは宇宙エネルギーの開発を謳っているが、実際は『ダイヤモンド』ではディアルガを『パール』ではパルキアを、『プラチナ』では両方を復活させるために行動を起こしている。
最終的にはそれらのポケモンの力を利用して、『ダイヤモンド・パール』では「現在の世界を消して新たな世界を作り出しアカギ自身が頂点に立つこと」、『プラチナ』では「現在の世界を消して感情のない新たな世界を作り出すこと」が真の目的。
しかし、最終的な目的はアカギのみが知るところで、ハンサムの台詞からしたっぱたちはその真の思惑を理解していない様子。
団員は宇宙服をイメージした、NPCいわくステキファッションな制服を着ている。
台詞からギンガ団のしたっぱが使用しているポケモンは組織から支給されたものであるらしく、ポケモンを道具としか見ていない者も多い。下っ端は緑色のショートヘアが特徴。
組織の行動は従来見られた建物の占拠だけでなく、明らかな破壊工作も含まれている。特に作中でのギンガ爆弾によるリッシ湖の爆破が顕著な例である。ギンガ団のそうした悪事の影響でポケモンを殺されてしまったトレーナーもおり、ロストタワーにいるスキンヘッドはその墓参りに訪れている(リメイク版ではセリフの一部が差し代わっている)。
一方でナギサシティだけは特例的にギンガ団の影響が及んでいない。これについては、アカギがナギサシティ出身であることに関連しているからという推測がファンの間でなされている。
最終的にはサターンを実質的な2代目トップとする普通の新エネルギー研究機関として再出発した。
また、直接的ではないがボスのアカギの生い立ちを知ることができ、その暴挙に出た理由がある程度推測できる。この点も今までのシリーズにはなかった要素である。
感情のない世界を目指してはいるが、実は歴代でもトップクラスに福利厚生がしっかりしている組織でもある。
ギンガだんアジトの冷蔵庫には栄養ドリンクが置かれていて飲み放題、テレビも見放題、シンクでの調理も自由、仮眠室での睡眠も自由らしい。
その証拠に「さいこうきゅうのテレビをたのしむがいい!」、「えんりょなくのんでエネルギーをえるがいい!」、「すきなものをつくってげんきをだすがいい!」、「だれもいないかたしかめてからぐっすりねむるといい!」という掲示がある。「ホワイトホール、白い明日が待ってるぜ!」とはまさしく彼らの為の言葉なのではなかろうか?
リメイク版の宣伝の為に作られた架空の企業サイトによれば、髪型手当も出るらしい(ちなみに、このサイトでは入団試験を受けられる)。
応募資格は『何があってもあきらめない強い覚悟の持ち主』、採用条件は『ギンガ団の理念に共感いただいている人』、『目標達成のために意欲的になれる人』、『集団行動を得意とする人』の4つ。応募資格がどう見ても主人公気質のそれなのは内緒である。
また、街のパトロールなど真っ当な仕事を行なっていたり、困っている人の力になれる事を喜ばしいと考えている善意ある団員もいるようだ(尤も、トレーナーから強いポケモンを譲ってもらうという一文から胡散臭さが滲み出ているが)。
支部勤務の女性団員の場合は9時に出勤、12時に休憩、17時に退勤というホワイトスケジュールとなっており、本部勤務の男性団員は13時に出勤して19時に休憩、そして深夜1時に退勤するという夜勤型になっていることや、デスクワーク職は主に進化や神話の研究、外勤職は勧誘やポケモンの捕獲が業務の中心で、どちらも退勤前にレポートを書くというこれまでの組織以上に企業性が強いことが判明している。なお、肝心の給料は不明(なお、本部がブラックスケジュールであることを考えると、上述の掲示の意味もいろいろな意味で変わって来る)。
また、女性団員の語るところによると小さい頃からギンガ団のCMが放送されていたとのことであり、現代のギンガ団は意外と歴史のある組織のようである。
リメイク版でのバトル背景は床にギンガ団の紋章が描かれた宇宙空間に似た専用のものになっている。
メンバー構成
ボス
幹部
組織名に関連して幹部の名前はすべて惑星名となっている。
基地
本部:トバリシティ
支部:ハクタイシティ
支給されるポケモン
支給されるポケモンは次の通りとなっているが、さなぎポケモンはケムッソの時点から育てないと攻撃技を覚えないため、貰ったところでかなり困る存在だったりする。条件次第でアゲハントやドクケイルがもらえるだけまだマシな方だろうが…。
余談
XYにてプラズマシャワーが追加されたことにより、悪の組織名の名前が必殺技に含まれていないのはギンガ団、スカル団、エーテル財団となった(他の組織はロケット団ならロケットずつき、アクア団ならアクアテール等、マグマ団ならマグマストーム、フレア団ならフレアドライブ)。
アニメ新無印編のエピソードの1つ「休め!ロケット団」ではマトリ率いるロケット団精鋭部隊の内3人が何気にギンガ団幹部のエースポケモンを繰り出している(こいつは例外)。この話ではシンオウ地方が舞台の回なので、それを狙ったのだろうか。尚、この精鋭部隊は第74・75話にも登場している(この前後回もシンオウが舞台)。
LEGENDSアルセウス
過去のシンオウ地方を描いた新作『LEGENDSアルセウス』の主人公の衣装にギンガ団のロゴに似たマークが描かれていることが以前から話題になっていたが、2021年8月18日発表のポケモンプレゼンツにて衝撃の事実が判明する。
なんと「ポケモン図鑑」ができる前のはるか昔の時代にも「ギンガ団」という名の組織が存在し、しかもこちらはポケモンの調査や医療を行う善良な集団だったのだ。
詳細はギンガ団(ヒスイ)にて。
過去に存在した「ギンガ団」が後世で悪の組織と化したのか、アカギが当時の組織にあやかり自身の組織にもその名を付けたのか、それとも同名は単なる偶然なのか、現時点では不明。
ちなみにギンガ団に関する設定変更(所謂テコ入れ)というわけではなく、『ダイヤモンド・パール』のリメイクである『BDSP』では引き続き悪の組織として登場することがPVの時点で強調されている。
快盗!ポケモン7
あさだみほのオリジナル作品である本作にも登場するが、あくまでこの作品のギンガ団はポケモン7の舞台となった地方にある支部という扱いで、ステキファッションを見にまとっている点は共通しているが、団員全てがあのおかっぱヘアをしているわけではない。団員の練度は高く、ヒードランといった高個体値のポケモンを繰り出してくることも…。
リーダーの名前はイオで、木星の衛星に由来する。
催眠によって他人を洗脳して団員に引き入れたりと本編以上に非道な集団であり、波動やねむりごなを通さない特殊素材のローブなどを開発する高い技術力を持つ。
DP物語
大まかな目的は同じだが、捕獲対象はあくまでディアルガである。
アカギの失脚後はプルートがボスを務める。
女の子主人公に相当するミツミは元々はギンガ団の所属だったため、服装を除いて完全オリジナルデザインになっている。
K2というしたっぱがおり、ハレタにケツを噛まれて以降、ケツが弱点となり、挙げ句の果てには「ケツ」呼ばわりされてしまう。やたらと作中でプリケツを弄られており、ある意味で作品を代表する人物だと言える。