「これが! 俺達の! 光だっ!!」
データ
身長 | 49m |
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体重 | 5万5千t |
全高 | 55m(※) |
※イージス先端部を含む
概要
アークベリアルとの戦いの中でウルトラマンノアから授けられた、選ばれた者だけしか装着することができないとされる白銀の鎧ウルティメイトイージスを装着したゼロ。曰くどんな悪も倒し、更にはノア同様に時空すら超えることができるという光の勇者で、ウルトラマンゼロの強化形態。
ゼロそのものの姿に変化はないが、背部に装着されたウルティメイトイージスのパーツがノアのノアイージスを髣髴とさせる姿になっており、神々しい印象となった。
なお、胸部にある菱形の発光体はカラータイマーではない(元からあったカラータイマーは装着中もきちんと機能している。映像作品では描かれていないが『ウルトラマンフュージョンファイト!』で見る事ができる)。
ウルティメイトイージスは、「バラージの盾」とも呼ばれ、人々の心の光の結晶が結集し、その光をノアが授けたものという、グリッターティガと同種といっても過言ではないアイテム。
通常は使用者の身を守る鎧となるウルティメイトゼロモードを取っているが、それ自体が強力な武器でもあり、装着を解除して敵を射抜く超弓状のファイナルウルティメイトゼロモードに変形する事ができる。この現象をゼロディフェクターと呼ぶ。この他イージスの名前の如く、分離して盾としても使用可能で、エタルガーの攻撃を防ぎきっている。
また、別次元への移動の際には、ウルティメイトゼロソードで時空の壁を切ってから移動する。ある作品の次元刀みたいだ。ちなみにこの移動能力はノアの次元移動(ディメンジョン・ノア)と同等である。
未使用時はウルティメイトブレスレットとなってゼロの左腕に装着されており、これがウルティメイトゼロへの変身アイテムとなる。
一応無制限に使える訳ではなく、並行宇宙間の連続した跳躍など大量にエネルギーを使用する行為を行うとブレスのランプが消灯ししばらくは使用できなくなる。が、この現象は1回しか起きておらず、扱いに慣れた現状での実質運用ではデメリットが無いに等しい。
ライブステージではストロングコロナゼロやルナミラクルゼロも使用している。
必殺技
ウルティメイトゼロソード
ウルティメイトゼロモード時に右腕に装備される白銀の剣。実質抜け殻の状態だったとはいえアーマードダークネスを一撃で串刺しにできる切れ味を持つ。
ファイナルウルティメイトゼロモード時はウルティメイトイージスの先端に装着される。
ソードレイ・ウルティメイトゼロ
ウルティメイトゼロソード長大な光の刃を伸ばし、一振りで惑星規模の大きさを持つ宇宙要塞をも真っ二つにしてしまう。
『ウルトラファイトオーブ』では真空刃として使用する。エタルガー戦では防がれてしまい通用しなかった(後述のファイナルウルティメイトゼロ同様に威力を抑えている為だと思われる)。
GNウルティメイトゼロソード
ロストヒーローズ2で登場。ダブルオークアンタのライザーソードにウルティメイトゼロソードのパワーを合わせた巨大なトランザムカラーの光の剣。EN攻撃では最高クラスの威力を誇る。
また両者の中の人が同じなためか、壮絶な一人芝居と化す。
ファイナルウルティメイトゼロ
ファイナルウルティメイトゼロモードに変形したウルティメイトイージスをそのまま撃ち出す必殺技。イメージとしてはウルトラマンネクサス・ジュネッスブルーの必殺技オーバーアローレイ・シュトロームに近い(実際、分子分解は起きないが命中時に青い輝きが放たれる)。
その威力は凄まじく、アークベリアルの様な巨大な敵でさえ一撃で撃破した上に直撃ではない余波だけで惑星サイズの超巨大要塞とその周囲に展開した大艦隊を跡形も残さず消滅させることができるが、照準の調整とエネルギー充填に時間を要するという弱点がある(普通にチャージを開始したのを見届けてから相手に粉砕されかねないほど)。ただしここまでの破壊規模が起きたのは初使用時だけであり、地球上での使用においては強化版超でも巨大怪獣1体程度と低くはないが惑星規模には程遠い(本来の威力で放った際の影響から威力を抑えていると思われる)。
『ウルトラマンサーガ』ではハイパーゼットン(ギカント)相手にダイナとコスモスのエネルギーを合わせて放つ強化技ファイナルウルティメイトゼロ・トリニティを使用したが、完全に倒しきれずイマーゴへと覚醒してしまった。
雑誌展開のゼロキラーザウルスや映像作品においてもエタルガーには耐えられてしまっている(ただし、エタルガーの時はチャージ時間が従来よりもかなり短い状態で放ったので、威力は全力時よりも程遠い。より強力な姿であるシャイニングやゼロビヨンドの最強必殺技は再生されたことはあるものの耐えられたことがない)。一応エタルガーに対してはマスクと羽衣を破損させてはいる。
なお、ライブステージにおいてルナミラクルゼロはこれを無数に分裂させて連射するというとんでもない暴挙をやってのけている。
活用
ノアの力に人々の光が加わっているが、劇中で明確に圧倒した相手は『ウルトラファイトオーブ』でのジュダ・スペクターくらいであり、初戦のアークベリアル戦ではファイナルウルティメイトゼロのチャージに時間がかかって仲間の援護がなければ粉砕されるところであった。エタルガー戦では究極技で僅かにダメージは与えたものの、接近戦では完全にねじ伏せられていた上、洗脳が解除されそうになったアレーナを連れ去られてしまった。一応カイザーダークネスにも勝利しているが体を乗っ取るための罠であった。技の破壊力は強力と言われるが、圧倒的な破壊力を見せたのは初戦だけであり、地球上での戦闘においては他の形態と比べて特別秀でているわけでもなかったりする。
ただしより強力とされることもある他の2形態が両方とも変身に何らかの制約があるため、『ウルトラマンZ』ボイスドラマではゼロが自身の最強形態の1つとして挙げている。
そもそもデザイン上、バランスが悪い上に肩を動かして腕を上げるのが困難(「DXウルトラカプセル」で登場したウルティメイトゼロカプセルには可動範囲的に明らかに無理な形で腕を上げているウルティメイトゼロが描かれている)なため、当初はこの姿で激しいアクションは一切しておらず、『ウルトラゼロファイト』でも早回しにしか見えないフェンシングのような剣捌きしかしていない。
しかし、『決戦!ウルトラ10勇士!!』にて遂に普通の格闘戦をする姿を披露した。このころからウルティメイトイージスにベルトが付けられているため、アクション用にイージスを肩で固定している様子。
それでも動きづらいのか他の形態で戦うことの方がやはり多い。ナックル星人バンデロなど次元を越えて逃げる敵に対しては移動用にエネルギーを温存しておきたいという理由もあるのかもしれない(ゼロ自身は拳法を得意としており、重い鎧と本来の戦い方が合わないのも一因か)。
よって、基本的に戦闘よりも並行宇宙への移動手段として用いられる事が多い。そのため、登場回数はかなり多い形態(ゼロが登場してこちらが登場していない作品を数える方が早いくらい)なのだが、より強力な形態が登場した現在では戦闘に使われることはそれに比べてかなり少なくなっている。
……というか、ベリアルに敗北して以降殆ど戦闘に参加させてもらえない。ウルトラギャラクシーファイトではイージスが戦闘の機会を得たがその活躍は…
さらに防御面でも新たにウルトラゼロマントが登場してしまう。こちらは防御面でも一度も破壊されてないと優秀な上、動きやすいのかこちらを纏って登場することが増えた。
お陰で今まで派生形態の中では唯一全ての客演で登場していたのが、『ウルトラマンZ』で途絶えてしまった。
また、『ウルトラギャラクシーファイトニュージェネレーションヒーローズ』ではウルトラダークキラーによってダークキラーゾーンに幽閉されても使用せず「脱出は不可能」と言っていることから、ディメンジョン・ノアと同じく超えられるのは宇宙間に限られ、異空間からの脱出には使えない可能性もある。『ウルトラマンZ』でもイージスを使うことなくブルトンの能力によって4次元空間に吸い込まれており、脱出の際にはシャイニングの力を使用していた。
破損
『ウルトラマンジード』ではかつての戦いでギガバトルナイザーを再度手にしたベリアルに敗北してしまい、その際にウルティメイトイージス=ウルティメイトブレスレットが破損してしまい次元移動も満足にできない状態となっている様子(次元移動に関しては不安定ながらも何とか行使できていたようだが、第3話で、その次元移動によって完全に破損して光を失ってしまった)。
また、ゼロ自身も戦いのダメージが現在も完全には回復していないらしく、この影響で地球での活動制限時間もわずか2分間のみ(イージスが無くても本来なら3分は戦えるはず)と大幅に弱体化した状態での戦闘を余儀なくされる事となってしまった(ただしシャイニングなどに変身できないのはブレスの破損ではなくケガの影響である様子)。
なお、ゼロは「調子が戻ったらそのうち直してやるからな」と発言しているため、修復自体は可能な様子(少なくとも次元移動機能だけならXioが再現できたことから修復できると思われる)。
最終回で無事にウルティメットブレスレットの修復が完了し、伊賀栗家と別れを告げた後、ウルティメイトゼロとなって帰還した。
余談
上述した台詞はファイナルウルティメイトゼロを放つ際に言い放ったものだが、少し前に中の人が同じガンダムマイスターがこれとほとんど同じ台詞を言っていたりする。
『ウルトラマンX』では、ウルティメイトイージスを模したサイバーアーマー「ウルトラマンゼロアーマー」が登場する。次元移動能力に関してはイージスと同等(つまりノアの究極技と同等)とされている他、ウルトラフレアによる時空の歪みを感知して突破することや必殺技であるファイナルウルティテイトゼロさえも使用可能。(Xioの科学力どうなってるんだ…)
企画当初よりモードチェンジではなく鎧を装着する形で検討されていた。デザインイメージは「翼」で、初期デザインでは胸のパーツは左腕に装着していた。
なお、S.H.Figuartsではウルティメイトイージスをゼロの他にもウルトラ6兄弟などにも装着可能だが、推奨されている遊び方ではないので注意が必要。
関連タグ
シャイニングウルトラマンゼロ ウルトラマンゼロビヨンド...ウルティメイトゼロの上を行く最強形態。ゼロビヨンドはノアの後輩の力を借りている。
ウルティメイトシャイニングゼロ...上記のシャイニングゼロにイージスの力を掛け合わせたウルティメイトゼロの上位形態
ロイヤルメガマスター - チートラマンから力を授かった強化形態。但しこちらはノアではなくキングの力を授かっており、戦力もロイヤルメガマスターの方が高い。
ウルトラマンタイガ - こちらも肩書が「光の勇者」である。そしてイージス繋がりでもある。