概要
『炎神戦隊ゴーオンジャー』、『海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場する機械生命体の総称。それぞれ、動物と乗り物がモチーフとなっている。マシンワールドに住んでいる。
ヒューマンワールド(我々の世界)では一部を除いて10分しか活動ができないので、普段は炎神ソウルに意識を移しており、分離したボディは炎神キャストとなって別に保管されている。(ただし、ジャイアン族や古代炎神は通常の炎神よりも長く元の姿を保てる。)
人格はキャストではなく、炎神ソウルの方に依存し、例えばジェットラスのソウルをべアールVに入れればジェットラスの人格を宿したべアールVが出来上がる。
殆どの個体が四輪駆動型あるいは二輪駆動型であるが、巨大な体躯のジャイアン族や、飛行能力を有する航空機型のウイング族などの希少種などもいる。さらに6500年前の古代炎神族は列車型である。(なお、船舶などその他の乗り物をモチーフとした炎神の存在については不明。)
ゴーオンジャーの相棒である炎神は体のどこかにモチーフの動物を模したナンバーがあるのが特徴。
メイン画像の可愛くデフォルメされた彼らの姿は、ゴーオンジャーと会話する際に出現するアニメーションであり、アイキャッチやエンディングにも登場する。また、各話のナレーターも担当している。
海賊戦隊ゴーカイジャーにはオリジナル炎神としてマッハルコンが登場した。なお、彼はスピードルとべアールVの息子であり、生殖の概念があるらしい。(べアールにも父親がいるとの事だが、どのような過程で子孫を増やすのかは不明である。)
パワーレンジャー・RPMでは諸般の事情で意思を持たない単なるメカという扱いにされている。
一覧
炎神の名前 | 相棒 | モチーフの動物 | モチーフの乗り物 | ナンバー | CV |
---|---|---|---|---|---|
スピードル | ゴーオンレッド | コンドル | スーパーカー | 1 | 浪川大輔 |
バスオン | ゴーオンブルー | ライオン | バス | 2 | 江川央生 |
ベアールV | ゴーオンイエロー | 熊 | RV車 | 3 | 井上美紀 |
バルカ | ゴーオングリーン | シャチ(オルカ) | バイク | 4 | 保志総一朗 |
ガンパード | ゴーオンブラック | シェパード | パトカー | 5 | 浜田賢二 |
キャリゲーター | グリーン&ブラック | ワニ | カーキャリア | 6 | 津久井教生 |
トリプター | ゴーオンゴールド | 鶏 | ヘリコプター | 7 | 石川静 |
ジェットラス | ゴーオンシルバー | トラ | 戦闘機 | 8 | 古島清孝 |
ジャン・ボエール | ゴーオンウィングス | クジラ | ジャンボジェット機 | 9 | 西村知道 |
キシャモス | ゴーオンレッド | マンモス | 蒸気機関車 | 10 | - |
ティライン | ゴーオンレッド | ティラノサウルス | 新幹線 | 11 | - |
ケライン | ゴーオンレッド | トリケラトプス | 新幹線 | 12 | - |
マッハルコン | ゴーカイジャー | ハヤブサ | F-1マシン | 13(※) | 平田広明 |
烈鷹 | - | 鷹 | スーパーカー | 壱 | 半田健人 |
獅子之進 | - | ライオン | バス | 弐 | 春田純一 |
月之輪 | - | クマ | RVカー | 参 | 菊地美香 |
スカイドル(てれびくんオリジナル) | - | コンドル | スーパーカー | S | - |
※・・・『3』の部分は羽のマークに模しており、『1』にも見えるように工夫されている。
炎神合体
炎神は相棒と心を一つにすることで人型巨大ロボへ合体することが可能となる。
スピードル、バスオン、ベアールVが合体した姿。
バルカ、ガンパード、キャリゲーターが合体した姿。
トリプター、ジャットラス、ジャン・ボエールが合体した姿。
キシャモス、ティライン、ケラインが合体した姿。
烈鷹、獅子之進、月之輪が合体した姿。
(スーパー合体)炎神合体
こちらは5人以上の相棒と6体以上の炎神が心を一つにすることで降臨する人型合体ロボ
エンジンオーとガンバルオーを構成する6体の炎神が合体した姿。
エンジンオーとガンバルオーとセイクウオーを構成する9体の炎神が合体した姿。
エンジンオーとガンバルオーとセイクウオーとキョウレツオーを構成する12体の炎神が合体した姿。
ゴーオンジャー本編には登場しない、後日談の『炎神戦隊ゴーオンジャー10years after』にのみ登場する登場する巨大戦力。エンジンオーをベースに、バルカ、ガンパード、トリプター、ジェットラスが武装するよう合体する。
炎神ソウル
炎神たちの魂ともいうべきコア。体ともいうべき炎神キャストにセットする事で本来の姿を取り戻す他、武器にセットする事で必殺技を放つ。また、変身アイテムにセットすればSD化されたバーチャルアバターと会話できる。
ゴローダーGTとも互換性がある為、各炎神がゴローダーGTに入り込む事でゴーオンジャー達と共に戦うことが可能だが、こちらも短時間でしか活動できない。
なお、劇場版に登場する炎衆は魔姫に炎神キャストを奪われたソウルが人間の形を取ったものである。
また、炎神の力を使う事で人間の魂をソウルに収める事が可能な他、慟哭丸を改造して慟哭丸ソウル、ウガッツのエネルギーからウガッツソウル、ケガレシアの魂を収めたケガレシアソウルが作られるなど炎神以外の生命体用のソウルや意思を持たない特殊な用途のソウルが存在する。(詳細は後述)。
チェンジソウル
ボンパーが炎神ソウルを元に作り出したアイテムで、変身アイテムに装填する事で次元内蔵されたスーツを変身者に装着させる。ゴーフォン用は青、シフトチェンジャー用は緑、ウイングトリガー用は赤色となっている。
キューユソウル
蓮が炎神のエネルギー補給用に開発したソウルで、マンタンガンに装填し、炎神に発射する事でエネルギーを補充する。
走輔ソウル
走輔の魂を変化させた炎神ソウルでジャンクションライフルにセットし、ハツデンバンキの魂を収容している走輔の体に発射する事で元の状態に戻した。
ブラスターソウル
ハンドルブラスターにセットする為のソウル。
エンジンオーG6・G9・G12の必殺技の発動キーとなる。
トーコンソウル
ゴローダーGTの起動キーとなるソウルで、パワーソウルと呼ばれるソウルが改良されて出来上がったもの。
なお、ゴーフォンに入れるとなぜか巨大化してしまう。
カンゼンソウル
ゴーカイジャーの大いなる力によりゴーカイオーと豪獣神から生成された炎神ソウルでマッハルコンにセットする事でカンゼンゴーカイオーへと合体させる。
ウガッツソウル
ウガッツから発生したエネルギーを集約して製造されたソウルで、リサイクル蛮機獣軍団の機動キーとなる。
ケガレシアソウル
ケガレシアの魂を収めたソウルで、ボンパーに装填する事で「ボンレシア」に変えてしまった。
ウガッツソウルの応用で偶然出来上がったものである。
慟哭丸ソウル
ロンが封印された慟哭丸を臨獣トータス拳メカが炎神ソウルの形に加工したもので、ヌンチャクバンキに装填されたが、逆にロンの精神がヌンチャクバンキを乗っ取り、ロンバンキへと変貌させた。
関連記事
爆竜…意志を持ち喋る機械生命体の先輩。こちらも作品のナレーションを担当している。
キューブライノス:同じく動物+乗り物のメカ。こちらは生命体ではなく人語を発しないが、意思は持っている。
キラメイ魔進…こちらは後輩。乗り物がモチーフで、意志を持ち喋るという共通点もある。
モルカー:同じく動物+車モチーフの生命体(?)。
南の島の小さな飛行機バーディー:こちらは動物+乗り物というコンセプトを持つ