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ジンライ(トランスフォーマー)の編集履歴

2022-08-24 20:27:16 バージョン

ジンライ(トランスフォーマー)

じんらい

アニメ『トランスフォーマー 超神マスターフォース』の登場人物。

「人間の生命の炎、燃やしてみせるぜ!」


CV竹村拓

概要

ゴッドジンライさん


地球人でありつつも同時に金属生命体・トランスフォーマー(以下TF)の側面も持つキャラクター。『超神マスターフォース』におけるサイバトロンの司令官で、コンボイから始まる歴代総司令官の一人である。

シリーズ次作『V(ビクトリー)』や、玩具展開の『レジェンズ』にも登場する。


また本項では関連キャラクターであるパワーマスターオプティマスプライムについても解説する。


地球人としてのジンライ

初登場は意外にも遅く10話から。自由を求めて狭い日本からアメリカに来た日本人の青年。長野県出身。ある日仕事に使うトラックが壊れた為に代わりのトラックを借りた際、その中にあったブレスレットをはめてしまった事からデストロンとの戦いに巻き込まれていく事になった。


当初は唐突に戦いに巻き込まれた事もあり、戦う事を拒否したものの、デストロンの策略によるトラック仲間の死や地球を守る事への使命感に目覚め、以降はサイバトロンの司令官として戦う。

司令官になった以降は驚異的なリーダーシップと指揮能力でサイバトロンを引っ張っていく一方で本来の軽い性格も健在であり、よく秀太達にオーバーな冗談を言ったり、愚痴をこぼしたりもしている。


トランスフォーマーとしてのジンライ

総司令官ジンライ

ジンライさん

特別なブレスレット「マスターブレス」を手に入れたジンライ青年が、赤いトレーラートラック型から変形したトランステクター(ロボット形態だが未完成)に合体=ゴッドオンする事で誕生するTF。


容姿はどこからどう見てもまさしくあの伝説の総司令官コンボイであり、漫画版においても、その容姿が司令官に選ばれた理由の一つになっている。お約束(?)の崖落ちまである始末。ぱっと見違いが分からないが上半身の変形行程が別物(コンボイは運転席部分がそのままの向きで上半身を形成するのに対し、ジンライは運転席部分の裏側がロボット形態時の前面側となっており、クルッと裏返る事で上半身を形成する)で、よく見ると細部のデザインも異なっている。後述のゴッドジンライ登場後は出番が減少。


総司令官スーパージンライ

【TF】スーパージンライジンライさんでデジ塗りメイキング【TF】

初登場は第15話で、名付け親は同じサイバトロンの一員「ランダー」。

ジンライの故郷である長野県八ヶ岳のトンネルから発見されたスーパーコンテナと合体=ダブルオンした姿。身長15メートル。初陣でキングポセイドンを圧倒する力を見せつけた。


武器は二挺の超伝導ライフルで、オーバーロードに敗北した後は両肩にパーチカル・ビームキャノンが装備された。必殺技は天超魂・地超魂・人超魂の三つのエネルギーをライフルに集めて放つ「超魂スペシャルファイヤーガッツ」、敵を抱え上げて地面に叩き付ける「超魂リフターバースト」、両目から発射する光線「超魂アイメーザー」。


スーパーコンテナは基地にも変形する為、基地を失ったサイバトロンの一時的な拠点になった事もある。また、ゴッドジンライ登場後も適宜合体を使い分けて戦っているため出番がある。


最高総司令官ゴッドジンライ

【トランスフォーマー】最高総司令官・ゴッドジンライ

初登場は第26話。スーパージンライと地球製TF・ゴッドボンバーが「超神合体」した姿。スーパージンライの5倍の超魂パワーを発揮する。

元々が宇宙から来るデストロン達を、地球到達前に食い止めるという状況を想定して造られており、背中に備えられた翼「ゴッドウイング」によって単機で宇宙に飛び立つ事も可能となった。

それまで赤主体のトリコロールカラーだったボディはシルバーと紺色のツートンに変化しており、合体前とは大分印象が変わる。


武器は肩のゴッドキャノン、腕を独立発射するゴッドパンチ、ゴッドウィング両端のタキシオンレーザー砲、そして脚部ゴッドレッグに装備されたダブルキャノンなど多彩である。必殺技は超魂パワーにより自らを火の玉に変えて体当たりする「超魂ゴッドファイヤーガッツ」。ゴッドパンチに超魂パワーを込めて放つ「超魂ゴッドパンチシュート」も強力。

ゴッドボンバーはスーパージンライの強化支援ユニットであると同時にある程度の自立稼働が出来るTFであるため、敵を翻弄する為にわざと二体に分離して戦う場面もあった。


数々の激戦を経て、最終的にTFとしてのゴッドジンライにはが宿り、戦いを終えたジンライ青年に別れを告げて宇宙に旅立った。


ジンライのその後

ビクトリー

シリーズ次作『トランスフォーマーV』では、オーバーロードを追って宇宙に上がった後に、総司令官スターセイバーと共に宇宙防衛の任に就く事になる。

作中で明言は無かったが、人間と合体していない為か、超魂パワーが使えず弱体化している可能性がある。それでも十分に戦闘をこなすあたり、さすが前作主人公といった所だろう。


そして中盤、ジンライはデスザラスの攻撃からスターセイバーを庇う形で瀕死の重傷を負ってしまう。

ゴッドマスター由来の特異な構造が原因で治療は困難を極め、もはや戦士としての復帰は絶望視される程の状態だったが、パーセプターホイルジャックが思わず口を滑らせた事でV計画の事を知り、自身の改造を2人に懇願。スターセイバーの反対を押し切る形でこの大手術は実行され、ゴッドジンライは新たなTF、ビクトリーレオとして蘇る。改造手術後は好戦的な性格だったが、南風ジャンの言葉により本来の性格と記憶を取り戻し、以後はスターセイバーと共闘、ビクトリーセイバーへの合体も担うようになる。


客演時は終始ゴッドボンバーと合体したゴッドジンライの状態であった為、ジンライ、スーパージンライ、ゴッドボンバーの登場は無い。


人間の方のジンライは第44話に、剛秀太メタルホークら『超神マスターフォース』の面々と共に登場。地球各地のサイバトロンと交信を取りながらスターセイバーの捜索に当たっていた。

なお、この回でスターセイバーが朦朧とした意識の中でゴッドジンライを含めた歴代総司令官のコンボイロディマスコンボイフォートレスマキシマスの名を呼んでいるが、前述のとおりなので、この場合のゴッドジンライは人間のジンライの事を指していると思われる。


レジェンズ

レジェンズ』の説明書の裏に掲載されたコミックでは、テレビシリーズ最終回後の設定でジンライ青年が登場。


スーパーコンボイのボディとしてG星雲89で製造され、物語の舞台であるレジェンズ世界に送られた新しいトランステクターに、G1世界からやって来たジンライ青年がゴッドオンする事で、スーパージンライとして復活。合体方式はヘッドマスターとなるものの、ゴッドマスターなのは変わらず再生能力も健在。また、ビクトリーレオとは同じ人間から二人に別れたうえで、新トランステクターと再び合体した別人となる。

また本シリーズにおいて生命体を胸部に格納するゲットオンを初めて披露。初陣以降ラットルをゲットオンさせて、ビーストパワー=獣超魂を発揮する。

後にゴッドボンバーも再び造り出され、ゴッドジンライとしても復活、レジェンズ世界の平和を守る為にその力を振るう。


基本的には争いの起こらないレジェンズ世界においては運送会社「ブラー急便」で働いている。そのコンボイとそっくりな見た目からショーや映画に引っ張りだこでもあるものの、本人としてはちゃんと「ジンライ」として覚えて欲しいとの事だが、トランステクターが再製された経緯を踏まえると「コンボイ」呼ばわりもあながち間違いでは無いのがなんとも皮肉である。

「って似てるけど違うの!」

「俺はジンライ、ジ・ン・ラ・イ!」


「LG-EX マグナコンボイ」に収録のエピソードでは、突如として身体がTF化してしまうTF病と呼ばれる奇病にかかり、青い体のマグナコンボイに変貌してしまう。


パワーマスターオプティマスプライム

マーベルコミックス版

アメリカで展開された玩具、コミックス展開におけるオプティマスプライムの姿。ジンライとほぼ同じ姿と構造をしているが展開した時期はこちらの方が先。つまり、ジンライの大元になったキャラクターなのである。ただし、後に玩具展開の方に登場するエイペックスボンバー(ゴッドボンバー)は日本から逆輸入された物。

従来のボディを破壊されて死亡したのち、ネビュロン星人の科学者ハイQが開発した新たなボディで復活、プライマスの目覚めと共にサイバトロン星の場所を察知したユニクロンを倒すのに必要なマトリクス探索の旅に出る。


変形機構は日本版のジンライと同じで、ハイQが合体する事でトレーラートラックのキャブが変形してオプティマスプライムになり、更にコンテナと合体して日本版のスーパージンライに当たる強化形態にパワーアップ出来る。


劇中では結局マトリクスの回収は叶わず、マトリクス無しでユニクロンに戦いを挑む事になる。それに当たってトランスフォーマーを一つにまとめるべく敢えて当時のディセプティコン首領スコルポノックに降伏、同盟を結び共にユニクロン打倒の為に戦う。その後スコルポノックは戦死、オプティマス自身も再び手にしたマトリクスの解放によってユニクロン諸共命を落とし、その遺言によりグリムロックが再びオートボット司令官に就任した。

その後、同じく新リーダーを据えたディセプティコンとの和解が破局し再び戦いが始まるが、実は死の直前ハイQの脳内に自らの人格を転送していたコンボイが彼をコアにして復活。グリムロック以下オートボットと共にディセプティコンを撃破。そしてその放逐を遂に成し遂げた。


アニメイテッド版

TVアニメ「トランスフォーマーアニメイテッド」の第4シーズンに登場する予定だったオプティマスプライムの強化形態。


こちらもキャブが変形した素体に、後部が変形したアーマーが合体する仕様だった。だがジンライ青年やハイQに当たるキャラクターは確認できない他、ビークルモードは完全に消防車、顔面には透明なバイザーが降りている、といった風に過去の同名キャラとは異なる風貌と特徴を併せ持つ。ロボットモードは翼、両肩のキャノン砲など、アメコミ版パワーマスターオプティマスプライムとゴッドジンライ(または海外玩具版のエイペックスアーマー装着状態のパワーマスターオプティマスプライム)を折衷させたような姿をしている。


既に玩具用デザイン画も完成しており、メガトロンにも強化形態が用意されていたが、諸事情により第3シーズンでアニメが終わってしまったため、どちらもお蔵入りになってしまった。


玩具

初代玩具は、海外で発売されたパワーマスターオプティマスプライムの仕様変更品である。ダイキャスト部品の追加などといったリデコの他に、日本国内オリジナルとしてゴッドボンバーとの合体対策が施してある。


レジェンズ版では「LG35 スーパージンライ」の名前で発売。『タイタンズリターン』でリメイクされたパワーマスターオプティマスプライムをさらに大幅リデコ(関連書籍などでは関係者よりこの技法は「パーシャル」と名付けられている)で再現。

ゴッドボンバーへの合体を想定した構造へと変更され、放映当時のアニメ作画に近づける配慮がなされている。一方、キャブ部分(ジンライ)の分離変形は省略されてしまった。これは元のパワーマスターオプティマスプライム自体が同様の変形機構のジェネレーションズ/レジェンズ版のウルトラマグナスのリデコアイテムの為。

足首や踵の保持力に問題があったが、特別仕様のゴッドボンバーとセットになった「LG-EX ゴッドジンライセット」では改善されている。


なお、キャブ部分の問題については、海外で販売された非正規の商品(有志が製作したガレージキットのような物)ではあるが、アップデートキットを組み込む事によって劇中通りの変形合体を再現できるようになった。当然ながらリデコ元のウルトラマグナス用も存在している。


後世への影響

ジンライの最終強化形態ゴッドジンライはグレート合体の始祖として同年放映の超獣戦隊ライブマンスーパーライブロボと共にスーパーロボット史にその名を残している。


また(アニメにおける)グレート合体時の合体バンクシーンの導入もゴッドジンライから始まっている。

ただしこちらはバンクを使わずスピーディーに合体するシーンも多く見られた他、そのバンク自体が10秒にも満たない短さだった。

その為、現在良く見られる長時間のグレート合体のバンクシーンは続編トランスフォーマーVビクトリーセイバーで完成し導入され、その後エクスカイザーから続く勇者シリーズで広く周知される事となった。


関連タグ

トランスフォーマー トランスフォーマーのキャラクター一覧

超神マスターフォース サイバトロン ゴッドマスター

剛秀太 キャブ ミネルバ(TF) 破壊大使オーバーロード


トランスフォーマーV

スターセイバー ビクトリーレオ


トランスフォーマーレジェンズ ヘッドマスター

コンボイ ラットル ブラー 運送


その他火属性/炎属性

真田遼龍王リョウマ ※いずれも同時代の火属性仲間であり、特に前者は中の人が共演している。但し、そのキャラクター風属性

石動零ゲゲゲの鬼太郎の登場人物で、ジンライの使う「超魂ゴッドファイヤーガッツ」に類似した「炎を纏っての体当たり」タイプの必殺技である「化け火招来」を使う。

ウルトラマンタロウ ※こちらも「超魂ゴッドファイヤーガッツ」に類似した「炎を纏っての体当たり」タイプの必殺技「ウルトラダイナマイト」を使う。

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