概要
「武器を捨てておとなしくつかまりなさい 痛い目にあいたくなかったらね」
CV:皆口裕子
柿沼紫乃(トリコ×ONE PIECE×ドラゴンボールZ 超コラボスペシャル!!、改)※皆口の海外留学中の代役
初登場は魔人ブウ編から。オレンジスターハイスクールに通う女子高生。
活発で正義感が強いが、跳ねっ返りの強い負けず嫌いな性格。父のことは尊敬しているが、TV出演時の派手なパフォーマンスや、セルとの戦い以降天狗になってトレーニングを怠けていることには苦言を漏らしている。父の影響からか格闘術に精通しており、街で暴れる犯罪者を叩きのめす自警活動に勤しんでいる。警察からも信頼されており、ときには緊急要請を受けて先生公認で授業を抜け出すことも。
勘も鋭く、編入してきたクラスメイトの孫悟飯のことを当時噂で囁かれた「金色の戦士」の正体ではないかと疑っており、その後も悟飯が正体を隠すために扮したグレートサイヤマンも「声や喋り方が同じ」という理由でアッサリと見破ってしまった。
アニメ版Zでは、学生編が長く描かれており、正体が見破られるまで結構間があった。
その後、グレートサイヤマンの正体を内緒にする条件として、悟飯に「天下一武道会」へ自分と共に参戦することと、舞空術の伝授を要求(脅迫)。当初は力目当てで悟飯に近づいたものの、次第に気を許すようになっていき、好意らしきものも見せるようになっていった。徐々にだが悟飯やその仲間たちとも交流を深めていくようになり、魔人ブウとの戦いも仲間たちとともに見守った。
なお、悟空には「悟飯の彼女」と思われていた(界王神界で悟空が悟飯に向けて「おめえの彼女」と発言している)。
悟飯とは後に結婚し、娘のパンを出産する。
名前の由来は「デビル」から。
(父のサタンと同じく悪魔繋がり。夫の悟飯が改心した魔族に育てられた、鳥山がアックマンを描いていた時期、青年悟飯編のEDが『僕達は天使だった』、ビーデルがサタンとチチに真面目な悟飯を誘惑する小悪魔扱いされている、パンがキリスト教で神様の化身を意味するなど、他にも繋がりがある。余談で、商業漫画で天使と悪魔の境界線で悩む話が流行っていた時期であり、かの有名な悪○くん事件もこの時期である)。
容姿
身長:157cm 体重:47kg(当初は159cm、45kgという設定だった。)
3サイズ;バスト88cm(Dカップ) ウエスト58cm ヒップ87cm (当初はバストは90超えだった。)
作画的に胸の大きさは並程度に見えるが、実際にはなかなかの巨乳に巨尻である(ダボダボの服を着ている設定、チチに裏で悟飯を誘惑するのを疑われる展開、連載後半の悟空に悟飯が老界王神にビーデルを触らせるように頼まれる展開のみで生かされた)。アニメでは老界王神に乳を軽く一突きされただけであり、スポポビッチ戦のほうが青少年読者の性的嗜好に影響を与えた可能性が高い。
他の女性陣との描き分けに苦戦しているようにも見え、隠れ巨乳、カタブツと見せかけて悟飯にデレデレというキャラで落ち着いたのであろう(DBに貧乳は少ない)。
髪色は黒で、瞳は青。
当初は長い髪の毛を二つに分けて結んでいた(メイン画像参照)が、悟飯のアドバイスでボーイッシュなショートヘアにイメージチェンジしている。悟飯から髪を切った方がいいと勧められた際は、照れた様子でショートヘアが好みなのかと問うが、実は「髪が長いと戦闘中に引っ張られたりするし邪魔になるから」という理由からだった。期待を裏切られた(?)ビーデルは大層憤慨したが、翌日にはしっかりとショートにしていた。
結局、髪を短くしてボーイッシュにしても敵に髪を引っ張られて苦戦していた。
アニオリシーンで悟飯が悟天にばかり技を教えるのにヤキモチを焼き、悟飯に自分に構うように涙目で懇願したこともあった。
髪型は本人も気に入ったのか、原作最終話や『神と神』『復活の「F」』ではボブカットにしている。
ちなみに原作ではショートヘアでいる期間の方が長いが、アニメ版ではオリジナルエピソードが多数追加されたことで初期の髪型での登場期間が長くなっている。
なお『GT』序盤では、チチと同じ髪型をして登場している。
衣装は場面や作品によって様々だが、とくに学生時代は黒いスパッツを穿いていることが多かった。
映画では村娘姿で登場しており、タイツで下半身をガードしていた(しかもやたら見える)。
強さ
元々一般人であるため、戦いのレベルは、サイヤ人の悟空やベジータ、ナメック星人のピッコロ、地球人でも天津飯やクリリンやヤムチャなどのZ戦士たち及び亀仙人やチチや牛魔王などの亀仙流武道家たちには遠く及ばないが、人並みの武道家や銃火器で武装した犯罪者は軽く叩きのめしてしまうため、一般人から少し飛び抜けた実力ではある模様。悟飯の見込みでは既にサタンよりも強くなっているらしいが、本人にはその自覚がない。
さらに天下一武道会前に悟飯から舞空術を教わる際、一般人にもかかわらず一日で浮遊する段階まで到達しており、悟飯も感心している。潜在能力的には悟空の仲間で戦闘の使い手達全員に近づけるだけの、地球人の常識的レベルを超えられるかもしれない可能性を秘めていた。
それでもZ戦士たちの次元には遠く及ばず、各回に登場する強敵との戦いは見守る位置に留まることを余儀なくされる。
また、作中で舞空術以外の気を操る技術を習得した描写は無く、気弾(気功波)系の攻撃は使わない肉弾戦が基本である一方、一部ゲームでは他の戦士同様に気弾を用いたり気を大きく放出するタイプの技を使うことはある。
例:超ドラゴンボールZの超必殺技「ボルテックスオーラ」、ドラゴンボールヒーローズのミスターサタンとのチームで敵側として登場したエリートタイプのビーデル(現在、プレイヤー側が扱うカードとしては実装されていない)
とはいえ、気を探ることに長けたZ戦士とは違い、魔人ブウの猛攻によって死んだと思われた悟飯が生きていることを直感しているという、何気にすごい一面もある。悟空もあの世に戻ってからビーデルを高く評価するほど。
ともあれ彼女はこの力量を持って、チチやブルマら他のドラゴンボールヒロインズと違い、悟飯らの苛烈な戦闘のド渦中に自ら進んで参戦して行き、しかも敵わないまでもどれも無事生還している。彼女が死亡したのは劇場版とGTを含めてもブウ編の1回切りであり、この場合も一方的にチョコにされて捕食されただけで戦闘と同列の結果とは言い難い。復活の「F」でも地球破壊に巻き込まれ一応死亡はしたものの、時間を巻き戻した事で他の地球人たちと同様に死んだこと自体が無かった事になっている。
あのブロリーとの戦闘の時でさえ最前線で巻き込まれても結局死なずに済んだ点は、彼女の力量を考えても正直もっと褒められるべき。
そんでもってヒルデガーンにボコボコにされても生きている。どうなっているんだ、地球人。
ちなみに父親は破壊神ビルスの攻撃を受けてもちょっとの間気絶するだけで済む。耐久力は父親譲りか。
ちなみに、スカウターでは測定できない方面での戦闘力という点でも、悟飯という高スペックな相手にして耐久力を備えているという点では姑・チチやブルマなどと同等で地球人最強クラスだと思われる。
天下一武道会におけるスポポビッチ戦は彼女にとっては、最大の黒歴史とも言える展開である。
最初は優勢だったものの、驚異的な耐久力を持つ相手に次第に劣勢になっていき、最終的には嬲り殺し寸前にまで持ち込まれている。アニメではゴールデンタイムにもかかわらず1話丸々使って描写されており、視聴者にとってもトラウマになるレベルであった。
久しぶりにドラゴンボールに出てきた美少女キャラクターであったにもかかわらず、これはもはやリョナと言っても良いレベル。腹パンチや顔蹴りなど、美少女キャラにはやってはならない事ばかり。だが、そちらの方のファンにはよくネタにされてしまう。ゴールデンタイム放送のアニメなのに。
『ドラゴンボール改』においては、2014年に魔人ブウ編が放送される事となった。
ゲーム『ドラゴンボールSperking! METEOR』では、かのスポポビッチが登場するため、ビーデルに対してのリョナが好き放題、存分にできてしまうのである。CERO Aのゲームにもかかわらず…。
と、スポポビッチ戦は色んな意味で有名だが、アニメ版『Z』「第203話 悟飯、緊急出動!ビーデルを救え!!」でも似たようなシチュエーションが描かれている。
内容は、ミスター・サタンを倒してサタンシティの覇権を握らんとする巨漢ロックに対し、ビーデルが代わりに勝負を挑むというもの。実力的にはビーデルに分があったが手下がマシンガンで横槍を入れたためピンチになり、後半ではロックに羽交い絞めにされて首を締め上げられている。しかし自力で抜け出して逆転勝利を果たすという快挙を成し遂げており、スポポビッチ戦とは逆の結果となった(グレートサイヤマンが手下たちを倒したのも大きい)。
グレートサイヤマン2号
原作にはないアニメオリジナル設定。初登場は、「龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」である。また、『Z』の288話にて再び登場している。
悟飯と出会った当初はサイヤマンの格好に呆れていたはずだが、どうやら悟飯と付き合う内に孫家の悪い部分に重感染してしまった模様…
劇場版での活躍
危険なふたり!超戦士はねむれない
劇場版初登場。中盤からナタデ村の民族衣装姿になる。まだ完全な状態ではなかったとは言え、ブロリーからのラリアットに耐えるという超人的な側面を見せた。
復活のフュージョン!悟空とベジータ
孫家の皿洗いをしたり、悟飯と共に地獄から来たかつての敵の処理をしていた。チチとは互いに気遣い合う様子が描かれており、原作よりも仲が良くなっている。
龍拳爆発!悟空がやらねば誰がやる
序盤から上記のグレートサイヤマン2号に扮して正義の味方として活躍。悟飯と共にヒルデガーンに対峙したが、力及ばず倒されてしまう。
神と神
本作における 物語のキーパーソン。そのためか、これまでとデザインが大幅に変わっていた。
復活のF
序盤に登場。生まれたばかりの娘であるパンをピッコロに預けて出かける描写がある。
ゲーム作品での活躍
ドラゴンボールゼノバース
悟飯とペアで登場。主人公と共に悟飯の修業を受け、気功波を撃てるくらいまで力をつけている。
ドラゴンボールゼノバース2
前作と同じく悟飯と共に登場。最初は正体を隠しており、グレートサイヤマン2号を名乗っている。クエストをクリアすると悟飯と共に師匠として登場する。
巨大な時の裂け目の向こうにいるビーデルも悟飯と共にグレートサイヤマンとして活動しており、なぜかジャコを巻き込んで正義の味方をしている。そちらのクエストではギニュー特戦隊やセルやブウと言った邪悪な存在から地球を守っており、主人公も協力することに。
DLC追加ストーリー「∞の歴史編」では、フューによって魔人ブウから救出されたビーデルが登場。ベジットとブウが交戦しているところへ呼び出され、悟飯が吸収されたことと、サタンが絶体絶命であることを告げられる。そしてビーデルは、悟飯の仇討ちとパパを守るために戦うことを決意する。しかしこれは本来の歴史ではありえないこと。フューの魔術によって肉体を強化されたが引き換えに正気を失い、主人公でも説得できない有様だった。主人公はしかたなくビーデルと戦うこととなる。
ここでパートナーにサタンを連れて来ていると父親として説得しようとするが、今のビーデルには父の言葉も耳に入らなかった。戦闘後はサタンから「良く戦ったな、ビーデル」と誇らしげに讃えられる。
ビーデルに味方するルートでは共に魔人ブウやダーブラと闘い抜き、勝利した際は「あの恐ろしい魔人ブウをついに倒したんだわ!」と喜ぶ。だがフューによってこの歴史は吸収されなかったことにされてしまった。
パートナーに悟飯&ビーデルを連れていくことも可能(二人はセットなので個別に連れていけない)。
黒幕との戦いでは、「自分たちに都合のいい素晴らしい歴史を創る」と宣言するドミグラに対し、自分と悟飯と主人公の3人が出会った歴史は絶対に消させないという覚悟を語る。既にビーデルにとって悟飯はもとより、主人公も大切な「仲間」となっていたのだ。
ちなみにラストバトルの相手が悟空の場合、父の強さに怯む悟飯に声援を送る。その言葉を聞いた悟飯はグレートサイヤマンに変身し、更にどこからかジャコを連れて来て「正義の心」で父に挑む。ちゃっかりビーデルも2号に変身している。正義の味方を名乗る息子たちを前にした悟空はというと「いつの間にかオラが悪者ってことになってねえか?」と困惑していた(むしろフューを逃がすために戦う主人公たちの方が……)。
余談だがセル(完全体/完全体フルパワー)と戦わせると「また身の程知らずのバカが現れたか」と呆れられる。
ドラゴンボールZドッカンバトル
ドッカン覚醒前含め、それなりの種類のカードが存在する。SRには力属性と技属性のものがおり、いずれも上述のグレートサイヤマン2号の姿にドッカン覚醒可能。
SSRもいくつか存在し、初登場は物語イベント「うちやぶれ!!伝説の超サイヤ人」。同イベントで仲間にできるキャラクターとして登場し、超高確率で味方のATKとDEFをアップできるスキルを持つ。2019年6月末に同イベントがリニューアルされた際にはドッカン覚醒も可能となり、「劇場版HERO」カテゴリの味方の数に応じて自身もパワーアップできるようになった。
次は女性キャラのみ排出される「ヒロインコレクション」ガシャでSSRが登場。攻撃した敵のATKをダウンさせる能力と与えたダメージに応じて回復できる能力を持ち、ドッカン覚醒後は「ピチピチギャル」カテゴリの味方が多いほど自身のATKとDEFがアップするようになる。なお、どのガシャからも登場するSSRのビーデルはこれだけである。
2018年のエイプリルフールネタ「ドッキュンバトル」ではヒロイン役として出演し、同年11月には物語イベント「ビーデルの舞空術特訓」で仲間にできるSSRも登場。こちらはドッカン覚醒させると孫悟飯(青年期)とのコンビカードとなる。
そして2021年4月1日のDOKKANフェスにて、遂にフェス限定キャラクターのビーデルが登場した。
影に日向に魔人ブウ編を盛り上げてきた彼女ではあるが、そんな彼女がフェス限定キャラクターとして登場することになるとは誰も思ってもいなかったであろう。
リーダースキルでは「正義の味方」カテゴリと「ピチピチギャル」カテゴリのステータスを大幅強化可能。また自身のステータスはHPとDEFが下手なLRよりも高くて逆にATKが低いという、最新のフェス限定キャラクターにしては珍しい設定。
パッシブスキルではATKとDEFが大きく上昇し、特にATKは必殺技を発動する度にどんどん上昇していくほか、魔人ブウ編の時空列の孫悟飯(青年悟飯、グレートサイヤマン1号、アルティメット悟飯を指す)がチームにいると発動できるユニット必殺技で1回あたりの上昇量を更に上げることも可能。また攻撃する順番や敵の攻撃を回避したかどうかによって、必殺技の追加発動や効果抜群の攻撃のほか、更なるATK上昇も狙えるので、攻撃面は並み居る高レアリティのサイヤ人たちをも出し抜いてしまうほど。
防御面も必殺技で1ターン更にDEFを上げられ、状況次第では回避も狙えるので相当ハイレベルである。
前述の悟飯からの提案で髪型を変えるくだりはアクティブスキルで再現されており、発動するとバトル中DEFは下がるが、ATKは更にアップ。また6周年で登場した新機能「ビジュアルチェンジ」により、バトル開始時のロングヘアーの姿からショートヘアーの姿に見た目が変わる。
リンクスキル以外で気力を上げることはできず、リンクスキルがサイヤ人系のキャラと相性が悪いものばかりなど弱点も多いが、それを補って余りあるほどの性能の高さを誇るキャラクターとなった。
同年のエイプリルフールネタ「DOKKAN OF THE DEAD」にもアドバイザー役として出演。
関連イラスト
魔人ブウ編
神と神、復活の「F」及びドラゴンボール超
関連動画
PS4/ Xbox One「ドラゴンボール ファイターズ」ビーデル/キャラクターPV
※バンダイナムコエンターテインメント 公式YouTubeチャンネル“876TV”より
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ノート(DB):ビクトリーミッションでのキャラクターがビーデルと似通っている。
春野サクラ:同じく週刊少年ジャンプで連載の漫画『NARUTO』の登場人物。強大な力をもつ種族(うちは一族)の血を引く家系(うちは一家)に嫁いだ、一般人の女子という共通点をもつ。新うちは一家も参照。
ティファ・ロックハート(ファイナルファンタジー7):黒髪、白と黒のカラーリング、女子力(物理)、皆口裕子が声を当てた、惚れた男に一途など、共通点が多い(ただし隠れ巨乳ではなくモロ巨乳)。
土萠ほたる/セーラーサターン(美少女戦士セーラームーン):週刊少年ジャンプその他に与えた影響が多大である声優と「サターン」繋がりの呪われし戦士。