データ
初出 | 第4世代 |
---|---|
タイプ | ドラゴン |
ぶんるい | 特殊 |
いりょく | 140(第5世代まで)→130(第6世代以降) |
めいちゅう | 90 |
PP | 5 |
直接攻撃 | × |
範囲 | 単体 |
効果 | 技を使用した後、自分の特攻が2段階下がる |
英語名 | Draco Meteor |
概要
第4世代から追加された、ドラゴンタイプの代表格たる大技で、凄まじい勢いで降り注ぐ流星で相手を攻撃する。
元はコロコロコミックの「技名募集」を経て採用された技であり、後の「てっていこうせん」がこれに続いている。
初登場の第四世代から一貫して特殊な教え技となっており、自力習得できるポケモンは存在しない。その習得条件として、「なつき度が最大かつ、ドラゴンタイプのポケモン」である必要がある。
第八世代ではなつき度の条件が無くなり、捕まえたばかりの個体でも覚えさせる事が可能となった。
第九世代ではなんとわざマシン化。覚えられるポケモンならいつでもどこでも気軽に覚えさせられるようになった。
ただし、メガシンカ等で"バトル中のみ"ドラゴンタイプを得るリザードン、デンリュウ、ジュカイン、ネクロズマは、残念ながら習得できない仕様となっている。
逆にフィールド上でいつでもタイプを変えられるアルセウスとシルヴァディは、現在のタイプに関係なく習得できる。
配布での習得はこれに限らないが、配布でこの技を覚えている非ドラゴンタイプは、現在もなおジラーチのみ。
性能面はドラゴン版「オーバーヒート」といった所で、威力やデメリット等も「オーバーヒート」と同様である。
ただしこの技はドラゴンタイプの技であるため、耐性を持つのがはがねタイプとフェアリータイプしかいないという強みがある。
そして前述通りほぼドラゴンタイプしか習得できないため、嫌でもタイプ一致となり、威力・安定性から「高い一致火力で弱点を突かずともゴリ押す」というドラゴンタイプの戦法と非常にマッチしている。
それ故、第4・5世代では一世を風靡するほど重宝され、公式戦・非公式戦問わず「りゅうせいぐん」祭りが巻き起こり、「半減できるはがねタイプはパーティに必須」と言われていた程。
中でも「とくこう」と「すばやさ」に優れたラティオスの「りゅうせいぐん」は有名で、これに「いのちのたま」「こだわりメガネ」など加わろうものなら凄まじい威力が相手に飛ぶことになる。事実第5世代までのラティオスはその火力と機動力で対戦環境の中心に居座っていた。
この他サザンドラやボーマンダ、禁止伝説ではディアルガ・レシラムといった優秀な使い手がいる。
ただしパルキアはあくうせつだんの安定性が高いため、戦術に合わせて選択する事になる。
第6世代からは高威力特殊技の全体的な調整を受けて威力が130に下がってしまい、竜技を完全に無効化するフェアリータイプが追加された為、気軽には撃てなくなってしまった。
とはいえそれ以外のタイプに対しては相変わらずよく通る為、依然強力な技としての地位を確保している。
また「無効化される=とくこうが下がらない」という事でもあるため、それを逆手に取った立ち回りも可能である。
第7世代ではZワザのアルティメットドラゴンバーンに変えて一度だけとくこうを下げずに大ダメージを与える戦法が、第8世代ではダイマックス技のベースにして3ターンの間好き放題必中高火力をぶつける戦法が編み出された。
漢字表記は「流星群」ではなく「竜星群」であるとされ、英語名もそれに準拠している。
英名の「Draco」は「りゅう座」という星座のことで、英名はその「りゅう座」の「流星群」という意味である。
その他の作品では
アニメ
発射方法が実に様々で、代表例として挙げられるのがサトシのフカマルと劇場版のディアルガが撃つバージョン。
前者の場合は体の中心にエネルギーを集めて上空に発射する花火玉のようなタイプだが、作中では分裂しない単なる「流星」止まりになってしまう失敗パターンが多く、何故だかポッチャマに当たってしまうという仕様になっていた。
後者の場合は頭上に黒い雲を発生させ、そこから小型隕石を連続発射するという演出になっている。
弾速も結構速く、人々やポケモンたちが避難していたアラモスタウンの庭園を防衛する最終形態のシンオウ御三家が各々の技(れいとうビーム、火炎放射、タネマシンガン)で迎撃できる辺り、一発一発の威力は飛び抜けて高くはないが、弾速自体は結構早く、ゴウカザルが跳び箱の要領で避けた流れ弾をグレッグルが後ずさりしているとはいえ、どくづき一発で相殺している(※しかも両手ではなく、右手だけである)。
ポケモン不思議のダンジョン
部屋技となり使い勝手は向上した。それでも能力が下がるデメリットを対策しなければならず、また『超』以降はフェアリータイプにも注意。
ポケモンGO
2018年2月に、第3世代のドラゴンポケモンであるボーマンダと共に実装された。
威力は150と、現状ではドラゴン技の中ではダントツトップの威力を誇る大技となっている。
フルゲージ技なので、げきりんとは異なり連射が利かない(=小回りが利かなくなる)のがネックだが、うまく相手にぶち当てることができればかなりのダメージを見込むことができる。
当初はボーマンダしか習得できなかったが、2018年2月24日に行われたコミュニティ・デイではハクリューから進化させたカイリューが獲得し、その後、パルキア・ディアルガ・レシラム・アローラナッシーもこの技を習得できるようになった(アローラナッシーは2022年4月16日に行われたイベント限定で習得できた。また、原典では習得できたラティ兄妹は現段階ではなぜか習得不可能)。
なお、ジム戦およびレイドバトルでは特にデメリットなしで使用できるが、2019年12月に、トレーナーバトルでは使用後にこうげきが2段階低下するという原作と同様のデメリットが追加された(本作には特殊と物理の区別がない)。
このため、この技を無計画に乱発していると徐々に攻撃力が低下してジリ貧になってしまうことになり、使用するタイミングを見定める必要が出てきた。特にディアルガ・パルキア・レシラムはドラゴンタイプの技がこれしかないため使いどころに注意。
余談
元ネタはロックマンエグゼシリーズの「リュウセイグン」と言われているが定かではない。
第4世代でのエフェクトのみ、他の世代のように一気に隕石が落ちてくるのではなく、「デン!デン!!デン!!!」と三回リズムを刻むように落ちてくるものとなっている。
同時にアルセウスも、「りゅうのプレート」を持たせて一旦ドラゴンタイプになっている情報でなければ習得できない状態であった。
関連イラスト
関連タグ
ポケモン わざ ポケモン技一覧 ポケモン技絵 ドラゴンタイプ
オーバーヒート リーフストーム サイコブースト フルールカノン
てっていこうせん - 同じくコロコロコミックで募集された案が元になった技