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高町なのは

たかまちなのは

高町なのはとは、『とらいあんぐるハート3』の登場人物であり、同作品のおまけシナリオとファンディスク『とらいあんぐるハート リリカルおもちゃ箱』および、スピンオフ作品アニメ『魔法少女リリカルなのは』シリーズの主人公を指す。各項目を参照。

概要

初登場はアダルトゲームとらいあんぐるハート3(とらハ3)』の登場人物(非攻略対象)。

そのおまけシナリオ「花咲くころに会いましょう」と全シナリオクリア後のショートギャグ「魔法少女リリカルなのは」で主役を、ファンディスクの『とらいあんぐるハートリリカルおもちゃ箱』のミニシナリオ「魔法少女リリカルなのは」で主人公になる。声優北都南

さらにその後作られたスピンオフ作品、テレビアニメ魔法少女リリカルなのは』(以後、シリーズ化)で再び主人公に。声優は田村ゆかり

魔砲少女でもある。

作中の私服、←が原作版、→がアニメ版

制服及び杖、←がアニメ版、→が原作版

原作における高町なのは

とらいあんぐるハート3での「高町なのは」

CV北都南

母「高町桃子」と兄「高町恭也」、姉「高町美由希」、居候のフィアッセ・クリステラ、城島晶、鳳蓮飛に囲まれて一番年下ながらしっかりとした態度で元気に暮らす暴力嫌いな女の子。

高町3兄妹の次女で主人公高町恭也だが、正確には長男の恭也は母が異なる腹違いの兄妹であり、姉の美由希は戸籍上は姉妹だが正確な関係は従姉妹(父「高町士郎」の妹「御神美沙斗」の娘)である。

そのため、美由希は攻略対象だがなのはは血の繋がった妹なので非攻略対象。

おまけシナリオでは主役を務め、アリサ・ローウェルとの交流が描かれた。

私立聖祥大学付属学園2年生。

無邪気で明るく、家族思いの優しい性格。頭はいいけれど運動は苦手。

機械いじりが好きでゲームも強く、ロボットのAIを超える頭の回転を見せることもある。

リリカルおもちゃ箱での「高町なのは」

ミニシナリオ魔法少女リリカルなのはの主役を務める。

ミッドチルダの元最高行政官リンディ・ハラオウンに素質を認められ魔法少女に。

ただし変身はしない。魔法を使う際も私服のまま。

本編はとらいあんぐるハート3から1年後、魔法の才能が有ったためリンディの呼びかけに答えて魔法少女になったなのはが、人々の記憶を奪うイデアシードから海鳴を守るため活躍し、その最中に回収した記憶に触れて様々な生き方を見て、また、ひょんなことから出会ったクロノ・ハーヴェイとの小さな恋の中で、少女として成長していく物語である。

なのはの魔法形態は願いをかなえる祈願実現型の魔法で、作中においては魔力や命を持って願いをかなえるといった描写をしており、効果は短時間で後に自分の命も失われるが他者を蘇らせる魔法も存在する。

戦闘はなのは自身は暴力を嫌っているため、主に相方でありとらいあんぐるハートシリーズ最強と言われる大妖怪の久遠が担当する。

最終的にクロノと共に、地球やミッドチルダ等様々な世界を崩壊させる規模の時の災害であるヒドゥンを退け、その数年後に彼と結ばれている。

恭也に似た雰囲気と、技術者としての感性が決め手になったようだ。

のちにポストカードにてクロノと共に喫茶翠屋の2代目となった模様。

アニメ「魔法少女リリカルなのは」シリーズにおける作中での活躍

無印でのなのは

学校帰りに偶然出会ったユーノ・スクライアに素質を認められ魔法少女に。

彼の指示によりジュエルシードを集めていたが、フェイトと激突。彼女と戦っていくうちにフェイト・テスタロッサの心情が分かり、彼女と友達になろうとする。

そのとき、プレシア・テスタロッサが介入して戦いは激しくなるが、上手く阻止する。

事件後、2人は友達になり、お互いはリボンを交換して別れを告げた。

なお、この時点で運動音痴である。(空間把握能力とのズレなのか、単に反応に身体が対応しきれてないのかは不明)

A's」でのなのは

フェイトとの再会を楽しみにしながら相変わらず魔法の特訓をしている。

ある日の夜、闇の書のページ収集の為にヴィータヴォルケンリッターがいきなり強襲をし、そのまま戦闘になってしまう。

事件の真相が明らかになっていくと、終盤でははやてを救うため、敵対していたヴォルケンリッターと共に解決に向かうようになった。

その際に親友のアリサすずかに魔法を知られることとなり、事件解決後は二人や家族に魔法のことを打ち明け、本格的に魔導師への道を歩むようになる。

Strikers」でのなのは

アグレッサーモードエクシードモード
高町なのは バリアジャケット高町なのは バリアジャケットbygaoなのはさんなのはさんbypera

19才。武装隊の戦技教導官となっており、教え子たちに魔法の先生をしている。

バリアジャケットは長時間の活動に適したアグレッサーモードと、純戦闘用のエクシードモードを使い分ける。

機動六課ではスターズ分隊の隊長を務め、新しく入ってきたスバル・ナカジマティアナ・ランスターに対して世話をしている。

闇の書事件から2年後、11歳の冬に今まで溜めてきた無茶と負担のツケ(これについて分かりやすい説明をすると、『高性能のエンジンをメンテもせずにぶっ続けで使っている』ような事である)がまわり、任務中の僅かな反応の遅れからガジェットドローンの攻撃を受けて瀕死の重傷を負ってしまったことが語られている。

なまじ魔法を習得してから時を経たずしてフェイトやヴィータを始めとする強敵たちとの闘いに加え、負担の大きいカートリッジシステムなどを使いこなせるほどの才能を有していたが故に、周囲はおろか彼女自身ですら認識が甘くなっていたのである。

一時は空を飛ぶどころか歩くことすら不可能になる可能性もあったが、半年間の過酷なリハビリを経て回復している。

その経験から教え子たちには無茶を繰り返してほしくないと考えており、教導においては基礎となる部分を徹底して固めることを優先している。

そのため模擬戦でセオリーを無視した無茶な戦法を行ったティアナに対しては徹底的に叩きのめした。

(ちなみにこの時、ティアナの近接攻撃を人差し指と中指で挟んで止めた)

この出来事の後、彼女は義理の娘となるヴィヴィオを保護する。

本格的になったJS事件では、娘が敵に誘拐され、洗脳されてしまうが、見事娘を奪い返した。

この事件の後、仕事の昇格のチャンスを得るも、それを断って先生を続けていた。

ここでも無茶は変わらず、聖王化したヴィヴィオとの戦いで(状況的に致し方のないことではあるが)ブラスター3を発動し、結果としてレイジングハートの損壊や自身の最大魔力の低下という後遺症を残してしまう。

Vivid」でのなのは

フェイトとヴィヴィオと一緒に暮らしている。娘の帰宅に合わせ、仕事の量を減らしている。

それでも実力は天下一品で、模擬戦ではティアナとのスターライトブレイカー勝負を(ほぼ)相打ちで攻め込んだ。

また、この頃からバリアジャケット時の髪型が、ツインテールからサイドテールになっている。

Force」でのなのは

はやてにより召集される。

新しい武器「ストライクカノン」と「フォートレス」を手に、トーマを救いにかかる。

Reflection/Detonation」でのなのは

惑星エルトリアを救うために永遠結晶を狙うキリエの襲撃を受け、それをきっかけにエルトリアの過去と、隠された陰謀に立ち向かうことになる。

デバイス無しでもある程度の戦闘が可能な程に練度が上がったほか、カレドヴルフ社の試作品としてForceの武装も登場し、魔砲少女の本領発揮となっている。

Detonationから本格稼働したフォーミュラモードでは某ロボットみたいな音のビームを乱射する始末。出力、速度も大幅強化されており、目にもとまらぬ高速戦闘は本作の見どころの一つ。

本作では今まで彼女のキャラクターとして受け入れられてきた精神的な強さの裏側に目を向けるものとなっており、空虚とすら言える彼女の精神構造が明らかにされている。

完全無欠の救世主であったなのはの歪さが明らかにされたことで、良くも悪くも「デウス・エクス・マキナ的なヒーロー」であったなのはが本当の意味で主人公になれたという声もある。

しかしながら、その強さの異常さから目を逸らさない作品となった結果、ただでさえ我が身を顧みなかった戦闘スタイルがいよいよ無謀とすら言えるものになってしまった。

しなやすが成立する作中の医療技術も相まって、消耗品かのように体を酷使する姿は狂気的ですらあり、小学五年生の少女としてはあまりに痛々しい。

DetonationがPG-12である原因の一端は彼女にあるだろう。

原作・アニメの双方で登場するなのはの魔法の杖・使用デバイス。

共に待機状態は赤いビー玉のようだが、詠唱(原作・アニメ共に最後の一小節以外同じ)や戦闘モードに入ると、魔法の杖を模った形になる。

原作ではリンディから託されたもので会話はしないものの意思が有り、アニメではユーノから託されたインテリジェントデバイスという会話のできる杖となっている。

詳しくは当該項目を参照。

その他の武器

どちらもデバイスではないが、武器として登場するもの。どちらも「Force」で登場。

ストライクカノン

魔法無力化のメタとなる武器。

大きい銃型の武器で、周りの影響で魔法が使えない状態でも攻撃できる。この武器でも、別の形ではあるが「魔砲」攻撃が可能になっている。

しかし、この影響でなのはの代名詞ともいえる「ディバインバスター」や「スターライトブレイカー」が登場しなくなってしまった。

フォートレス

要塞」の名前のとおり、高い防御力を誇る。また、なのはの飛行のサポートにもなる。

おもにストライクカノンとのセットで使う。B-29のペットネームと同じとか言うな(B-17『フライングフォートレス』の後継機ということで『スーパーフォートレス』と名乗っている)。

使用する魔法

上記のように遠距離砲撃戦を得意としており、使用する魔法の大半が砲撃系のものとなっている。

  • ディバインバスター(Divine Buster)

なのはが最初に習得した直射砲撃魔法で、第1期3話で初使用。足元に魔法陣を描く他、レイジングハートにもリング状の魔法陣(環状魔法陣)が4つ追加される。防御が間に合っても魔力を削られるどころか「えぐられる」ほどの貫通力を持つが、威力に比例してチャージ時間も長いのが欠点。カートリッジシステム使用後はさらに威力が強化された。またバリエーションも豊富で、さらにスバル、ヴィヴィオによって自己流ベルカ式にアレンジされている。

  • ディバインバスター・エクステンション(Divine Buster Extension)

カートリッジシステムによって大幅に強化されたディバインバスター。『A's』第7話で初使用。

ディバインバスターと比べて最大射程と威力が向上しており、ヴィータが「届くはずがない」と判断したロングレンジの外、アウトレンジの距離をも射程に収めている。なのは自身の肉眼では照準を合わせることが難しいため、レイジングハートが照準の補助を行っている。

また、『StrikerS』第25話でリロードを含んだカートリッジ7発使用の『壁抜き』で、隠れていたクアットロを隔壁ごと撃ち抜いている。

  • ディバインバスター・フルパワー(Divine Buster Full Power)

ディバインバスターのバリエーションで、広域直射型砲撃魔法。

大幅に魔力消費が増えるが、威力を落とさずに攻撃範囲を広げている。

また、魔力の放出と集束をコントロールする魔法陣も、通常より大きくなっている。

  • ディバインバスター・フルバースト(Divine Buster Full Burst)

小説版でのみ使用。

ディバインバスターのバリエーションで、拡散する反応炸裂型砲撃魔法。

それはさながら、迫りくる「壁」であり、視認してから回避するのは困難。

小説版では、なのはが保有する魔法の中で、2番目に強力な魔法とのこと。

  • ショートバスター(Short Buster)

威力・射程を犠牲に、チャージ時間の短縮を目的とした砲撃魔法。

『StrikerS』5話でガシェットドローンIIを撃ち落としていたのが、この魔法。

  • ディバインシューター(Divine Shooter)

ホーミング性能を持つ多重魔力弾で、誘導制御系の射撃魔法。『A's』の1話でトレーニングをしていた時に使っていた魔法である。第1期の頃は最大でも5発が限界だった反面、本人がアクションしながら同時制御が可能だった。

また、「アクセル」のコマンドワードで弾体を加速させることも可能。

  • アクセルシューター(Accel Shooter)

誘導制御系射撃魔法で、カートリッジシステムにより強化されたディバインシューター。

ディバインシューターと違って、一度に数十発(初使用の『A's』第5話では12発、『StrikerS』では最大32発)の魔力弾を操作できる。

誘導力・威力・貫通力の全てで、ディバインシューターを大きく上回っている。訓練熱心ななのはの技倆と相まって、射出した内いくつかを相手の攻撃を迎撃する防空任務に充てるなど、一発一発を個別に制御し操ることができる。

ディバインシューターと同じく、「アクセル」のコマンドワードで魔力弾を加速させることが可能。

ただし、ディバインシューターと異なり、なのはが移動しながらの発射・制御はできなくなっている。

  • エクセリオンバスター(Excellion Buster)

大威力の砲撃魔法で、スターライトブレイカーと並ぶ必殺魔法。「エクセリオンモード」(『A's』)、「エクシードモード」(『Striker's』)という最大魔力モードを発動させた時に使用可能となる。「闇の書事件」の決戦時には、相手を捉えるバインド衝撃波「バレルショット」を放った後に魔力砲撃を撃ち込むフォース・バーストとして使用した。

  • エクセリオンバスターA.C.S.(Excellion Buster Accelerate Charge System)

「闇の書事件」の決戦時に用いられた、エクセリオンバスターのバリエーション。エクセリオンバスターの直射に耐えうる強固な防御を敷く相手に対して使用される、一連のシークエンスを経ての直撃を狙う突撃形態。

エクセリオンモードのレイジングハート先端部に「砲口」の機能を備える高密度魔力刃「ストライクフレーム」を展開した後、これを槍の穂先に見立ててなのは自身がフルパワーで突撃。相手の防御結界に突き立て、大推力に任せてねじ込み、ストライクフレーム先端が相手の防御結界の「内側」に浸入したならばエクセリオンバスターをチャージ・発砲、炸裂させるという荒業。絶対とも見えた初代リインフォースの防御を破り、直撃弾を与えた。ただし、攻撃後のリインフォースは無傷だったため、ダメージを与えられたかは不明。

エクセリオンバスターの大威力をほぼ零距離炸裂させる性質上、なのは自身も激しい吹き戻しを浴びての大ダメージが避けられない、捨て身の技である。

無茶そのものなA.C.S.も『StrikerS』時点では安定したものとなり、スバルに適した形で伝授を果たした。

  • ストレイトバスター(Straight Buster)

エクセリオンバスターの応用である直射砲撃魔法。

反応炸裂効果が高められており、敵密集地では敵対象を伝播して連鎖爆発を引き起こすため、使用法によっては消費魔力と比較して極めて高い殲滅力を持つ。

この魔法で、ガジェットII型6機、III型6機の計12機を一撃で壊滅させている。

  • スターライトブレイカー(Starlight Breaker)

なのは最大最強の切り札であり、彼女の代名詞ともなっている魔法。なのは本人(+カートリッジ)の魔力に加えて、なのは個人の希少スキル「魔力収束」をもって戦場に漂う残留魔力をも呼び集めて特大の一撃を放つ集束砲撃魔法。第1期11話で初使用した時はバインドでフェイトを拘束した後、左手のレイジングハートを頭上に掲げて足元の魔法陣に魔力を収束させた後に魔力光を撃ち込んだ。『A's』ではレイジングハートの先端に魔力を収束する形となり、フェイトやはやてと共に「闇の書の闇」本体を破壊した。『StrikerS』ではさらに威力が強化され、レイジングハートだけでなく《ブラスタービット》からも魔力光が発射され、ヴィヴィオに埋め込められたレリックを破壊する。

絶大な威力に加え、戦場に漂う残留魔力を利用することで「なのは自身はほとんど魔力が残っていない」状態からでも発砲できる反面、なのはの魔力、体力、気力の全てを使い尽くすほどに消耗してしまう上にチャージ時間を長々と取ってしまうため、「最後の一撃」としてしか使用されていない。肉体に対する負担もさることながら、デバイスそのものにもダメージを残す場合も見られる。『A's』では闇の書の意志(リインフォース)がなのはから蒐集された魔力を元に使用し、『StrikerS サウンドステージX』や『Vivid』ではなのはの指導によりティアナも発動できるようになった。

また、ディバインバスター同様、様々なバリエーションが存在する。

  • スターライトブレイカー+(Starlight Breaker Plus)

スターライトブレイカーの欠点である「チャージ時間の長さ」の解消をあえて無視し、逆にチャージ時間を延ばすことで威力の大幅アップを狙った魔法。発動時には、レイジングハートが発射までのカウントダウンを行う。

結果的に威力の大幅アップに加えて、なのはが思ってもみなかった結界機能の完全破壊機能が付加されている。『A's』第2話では、アースラでも解析できなかった古代ベルカ式の結界を破壊して脱出路を切り開いた。

  • スターライトブレイカーex(Starlight Breaker ex)

『A's』第12話で、なのはが「トリプルブレイカー」の1つとして使用したスターライトブレイカー。

スターライトブレイカーの特徴である魔力集積に加えて、マガジン内の全カートリッジも消費するため、スターライトブレイカー+のチャージ時間より半分ほどで発射可能になっている。

超強力であるのだが、強力すぎるために、なのはは一定時間魔法使用不可、レイジングハートはメンテナンスが必要になるなど、使用後は戦闘継続がほぼできなくなる、『A's』の時点での文字通り最後の切り札。

  • スターライトブレイカーex-fb(Starlight Breaker ex fb)

『StrikerS』第25話で、ヴィヴィオに埋め込まれたレリックを破壊するために、なのはが1度だけ使用したスターライトブレイカー。

「ブラスターモード」のモード3状態で、ブラスタービット4機と共に全方向からスターライトブレイカーexを放つ。

スターライトブレイカーexよりも強力だが、その分デバイスにかかる負担も甚大。

  • スターライトブレイカー・マルチレイド(Starlight Breaker Multi-Raid)

『Vivid』第15話で、オフトレーニングでの陸戦試合時に使用した。

新たなバリエーションで、複数人を相手としたマルチロックオンが可能な分割多弾砲モードから放たれるが、分割された分だけ威力は減弱される。

そのため、ティアナが発した、一点を中心に威力が拡散する広域攻撃型のスターライトブレイカー・ファントムストライクを相殺しきれず、撃墜された。

  • スターダストフォール(Stardust Fall)

『StrikerS THE COMICS』で15歳時に使った物質加速型射撃魔法。まず地面に一撃して作った小石群を、魔法で加速させて対象に猛スピードで激突させる。AMFを発生させたガジェット群をこれで撃破した。

防御系

その名の通り防御のための魔法で、物理・魔力による攻撃を防ぐことができる(ただし、その分魔力は消費する)。

『StrikerS』で4種類の防御系魔法があることが判明しているが、そのうちの3種類「フィールド系防御魔法」「バリア系防御魔法」「シールド系防御魔法」を使用する。

  • バリアジャケット(Barrier Jacket)

魔導師が戦闘時に纏う、魔力で構成された衣服で、フィールド系防御魔法に分類される。

衣服だけではなく、衣服に覆われていない部分やデバイス本体も防御フィールドを生成して身を守ったり、空気抵抗を無効化している。

魔力で出来ているので、発動中(身に付けている間)は常に術者の魔力を消費し続ける。 このため、基本的には必要な時にしか装備しない。 また、その消費魔力量には差があり、防御力に比例していると考えられる。

相手の攻撃のみならず、自らの使用した魔力の逆流、暴発という危険性からも身を守るために、戦闘時だけではなく大規模な魔法の行使の時に着用することもある。

  • セイクリッドモード(Sacred Mode)

『A's』時に着ていたバリアジャケット。第1期と比べると、主に上半身の強化がなされている。

だが、防御力は上がったが元々重い機動性がさらに重くなり、魔力消費も増えている。

  • The MOVIE 2ndVer.

『1st』のデザインを踏襲した上で、TV版同様にインナーや袖口の強化を施している。

  • エクセリオンモード

『The MOVIE 2nd A's』にて追加された。

  • アグレッサーモード(Aggressor Mode)

軽量で汎用性に優れ、魔力消費を抑えることで長時間の活動(主に教導)に適した形態。ミニスカートとニーソックスの上に、前開きのオーバースカートという下半身が特徴。

「個人での」絶対的な強敵との戦闘は想定されていないが、集団戦や通常戦闘であれば必要十分にこなすことが可能な性能を持つ。

  • エクシードモード(Exceed Mode)

なのはの空戦魔導師としての資質を最大に活かすために組み上げられたモード。アグレッサーモードとは対照的に絶対的な強度を誇る。

見た目は前作のようなロングスカートだが、胸元が前開きになりリボンがなくなるなど、細部が異なっている。

  • The MOVIE 1stVer.

『A's』以降の変化も取り込んでリニューアルされたバリアジャケット。なのはのイメージではなく、レイジングハートが最適とした形で構築された。

上着の下の金属胸甲、ビス止めの袖防具など、より「戦闘服」という色を強めている。

  • プロテクション(Protection)

なのはが最初に使用した魔法で、バリア系防御魔法に分類される。正式名はアクティブプロテクション(Active Protection)

触れたものに反応し、対象を弾き飛ばす性質を持った防御バリアを発生させる。特に物理攻撃に対する耐性が高い。

発動速度が早く防御範囲が広いうえ、魔力も小さくてすむが、元々の防御力は低い。だが、なのはの場合は高い魔力と防御出力により、強固な防御力を持つようになった。

  • プロテクション・パワード(Protection Powered)

カートリッジシステムにより強化されたプロテクション。

防御力はプロテクションに比べて格段に上がっており、その防御力は、なのはのプロテクションを破ったヴィータのラケーテンハンマーを真っ向から防げるほど。

魔力消費が大きくなった為に、カートリッジシステムで強化された魔力を頼りにしている。

また、この魔法を使用中に派生魔法のバリアバーストを使ってバリアを爆破することで、相手にダメージを与えながら、爆風と衝撃により距離をとることが可能。初出は、カートリッジ強化イベント後のヴィータとの再戦時。

  • ワイドエリアプロテクション

第1期第4話で初使用された、広域防御魔法。

プロテクションとは異なり攻撃力は持たないものの、広範囲を防御することが出来る。

『A's』第10話でも使用され、この時はアリサとすずかを闇の書の意思(リインフォース)が放ったスターライト・ブレイカーの拡散魔力から守るために、カートリッジを2発使用してバリア出力の底上げをした上で最前列で広範囲への防御を取り、最前面防御と背後への回り込みを防いでいる。

  • ライトニングプロテクション(Lightning Protection)

小説版でのみ使用された、対雷撃系防御魔法。

小説版ではレイジングハートが自動発動しており、これでフェイトのサンダーレイジを防いでいる(ただし、完全には防げず、なのはのバリアジャケットに少し焦げ痕がついた)。

なお、なのははこの魔法で防いだ直後に、ディバインバスター・フルバーストでフェイトに反撃している。

  • ラウンドシールド(Round Shield)

魔法陣を使用した円形の盾を作り出す防御魔法で、シールド系防御魔法に分類される。

一方向のみの防御しか出来ないが、その分防御力は高く、特に魔力弾への防御に優れる。

多くの魔導師が使用する防御魔法。なのはの初使用は第1期第11話。

なのはの使用するラウンドシールドは、元々ラウンドシールドが防御に優れている上、結界魔導師ユーノから直接指導を受けたため非常に強固なものになっている。

『A's』ではさらに練度が上がり、インテリジェントデバイスなし(待機モード中)でも発動できるようになり、第1話では両手で同時に発動して、シュヴァルベフリーゲンとテートリヒシュラークを受け止めたシーンもあるが、この時は衝撃を完全には吸収できず、吹き飛ばされ軽傷を負っている。

なお、現在までになのはが使うラウンドシールドを破ったのは、ヴィータのラケーテンハンマー(カートリッジ強化無し)と、闇の書の意志のシュヴァルツェ・ヴィルクング(魔力強化有り)の2例のみ。

  • 絡束盾(Holding Shieid)

『MOVIE 1st THE COMICS』で使用された対武器防御魔法。

攻撃を防ぐと共に武器を「噛む」特性を持つ。これで動きを止めてすぐにバインドをかけるという連携技を見せた。

  • 捕縛(拘束)系

拘束用の魔法で、相手の手足や全身をリング状の魔力で縛り上げる。大まかに、バインド系とケージ系が存在する。

  • レストリクトロック(Restrict Lock)

第1期時点でなのはが唯一使えたバインド系捕縛魔法(小説)で、全作品を通じて最大最強の拘束魔法。範囲対象の捕獲魔法で、光の輪で目標を固定する。集束系の上位魔法(1期SS01のユーノの台詞)。

発動から完成までの間に指定区域内から脱出できなかった対象全てをその場に固定し、捕獲輪で動きや移動を封じる。第1期第11話の決戦で、スターライトブレイカーから逃げようとしたフェイトを捕らえたのがこの魔法。

なのはは攻撃魔法や飛行魔法よりも早く、1期SS01(2.5話)の時点で、練習から応用させてこの魔法を習得した。 このときは、複数に増殖したジュエルシード暴走体全てを拘束している。

習得時期が早く練度が高いため、発動が速く効果時間も長く、また抵抗も困難。

  • フープバインド(Hoop Bind)

『StrikerS』第8話でスバルを拘束したバインド系捕縛魔法。

なのはの場合、近距離限定であれば、相手が気付く前に縛ることが可能。

  • チェーンバインド(Chain Bind)

鎖状の魔力でより強靭に対象を縛り上げ、その場に拘束するバインド系捕縛魔法。

第1期及び『A's』時点では使えなかったが、後にユーノがなのはに教え、ヴィヴィオを拘束する際に使用された。

さらに『ViVid』ではアインハルトを模擬戦に於いて拘束、続くスターライトブレイカーで瀕死まで追い込んだ。

  • クリスタルケージ(Crystal Cage)

『StrikerS』第25話でヴィヴィオに使ったケージ系の拘束魔法。

ブラスタービットを使用して対象を正四面体の檻に閉じ込める。

チェーンバインドをかけたヴィヴィオをさらに拘束するのに使用された。

私立聖祥大附属小学校に通う、まっすぐな心の魔法少女。

稀有な魔法の天性を持ち、「時空管理局」の空戦魔導師として

次元犯罪の取り締まりにあたっている。

その手で救える人々を救うため、今日も空を駆ける。左利き。

(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)

『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』と『魔法少女リリカルなのはDetonation』のコラボイベント開催に当たって、フェイト・はやてとともに期間限定実装された。

プロフィール

出演作品魔法少女リリカルなのはDetonation
性別女性
出身地海鳴市
学校私立聖祥大附属小学校
年齢学年11歳小学5年生
肩書き空戦魔導師(時空管理局所属)
願い事 -
固有魔法 -
ソウルジェムの形状/色/位置 -
キャラクターデザインセブン・アークス・ピクチャーズ
声優田村ゆかり

ゲーム上の性能

基本データ

属性
タイプバランス
イラストレーター不明
実装日2019年6月17日

ディスク構成

AcceleBlast(縦方向)Blast(横方向)Charge
×2×1×1×1

最大ステータス

レアリティレベルHPATKDEF
★4Lv.8021,4017,1327,150
★5Lv.10026,9889,0059,023

コネクト「ふたりできっちり、半分こ!」

レアリティ効果
★4攻撃力アップ[VII] & ダメージカット状態[VII]
★5攻撃力アップ[IX] & ダメージカット状態[IX]

マギア「エクシードブレイカー」

レアリティ効果
★4敵全体に属性強化ダメージ[VII] & アクセルMPアップ(自/3T)
★5敵全体に属性強化ダメージ[IX] & アクセルMPアップ(自/3T)

第2マギア「アクセラレイター」

魔法少女まどか☆マギカ』及びその関連作品における魔法少女の根本設定とは異なるため、ドッペルを持たない代わりに、それに相当する超必殺技を使うことができる。

ちなみに『Detonation』準拠であるため、スターライトブレイカーではなくアクセラレイターが適用されていることから、SLBじゃないのを惜しむ声があるが、「もしSLBだったら……」ととんでもない光景を想像する人もいたりする。

ただし、イベントストーリー後半において全力全開を見せることになる(フォーミュラモードなので「設定無視している」というツッコミはあるが)。

レアリティ効果
★5敵全体に属性強化ダメージ[XI] & アクセルMPアップ(自/3T)

専用メモリア「スタンバイ・レディ」

なのはが初めて魔法を使ったときから

ずっとそばにいたインテリジェントデバイス“レイジングハート”

新たな戦いを経るたびに、姿を変え、改良を重ねても

なのはと結んだ、絆と信頼は揺るがない

  • 基本データ
レアリティ★3
タイプスキル
装備可能高町なのは
イラストレーターma-sa
  • ステータス
レベルHPATKDEF
Lv.14720472
Lv.20---0---
Lv.401,18001,180
  • スキル「スタンバイ・レディ」
特殊能力効果発動ターン
通常ダメージカット状態[VII] & 確率でダメージカット無視[VI](自/3T)7T
限界突破ダメージカット状態[VIII] & 確率でダメージカット無視[VII](自/3T)6T

劇中における動向

MagiaClash!

コラボイベント。レティからの指示でフェイト・はやてと共にトーナメント式のチーム戦に出場するよう言われ神浜市を訪れるが、たどり着いた先は「果てなしのミラーズ」だった。

魔法少女ストーリー

  • 高町なのは

リリース3周年記念イベント『唄いつなぐ小さな魔法』でゲスト共演。

特殊装備「魔導師型ギア」を使い主人公の立花響とペアを組む。この2人の共通点と言えば『高町式交渉術』でおなじみだが、なのはの砲撃に対して響は徒手格闘と同じためむしろ自身のイメージより近い将来、響と似た立場のあの子と思われる。

関連タグ

リリカルなのは レイジングハート 田村ゆかり 天のナノライマー

なのは なのはさん なのちゃん ⌒*(・∀・)*⌒

少し頭冷やそうか 管理局の白い悪魔 喫茶翠屋の白い天使 高町式交渉術

ディバインバスター スターライトブレイカー

最後に残った大魔王

クロなの ユーなの なのフェイ スクライア家:友人関連

高町家 戦闘民族高町家 なのフェイヴィヴィ:家庭関連

兵器つながり

B-17:元祖空飛ぶ要塞。ペットネームもフライングフォートレス

B-29 B-52 ボーイング

初代ガンダム白い悪魔と言う共通点を持つ。

なのはに似た要素を持つキャラクター

宮永咲:髪色が近い女主人公で、『同年代である友人の男の子が理由で本編が始まった』『ファンからつけられた二つ名は白に縁がある』という共通点を持つ。

余談

  • 同じ魔法少女作品である『カードキャプターさくら』の木之本桜とは、得意科目・苦手科目が真逆である。
  • とらハシリーズのなのははAV機器好きだが、アニメ版に引き継がれているかは不明。とはいえA'sではフェイトが携帯電話を買う際にはカタログを見ながらスペックにこだわりを見せていたためそれなりの知識とこだわりはあると思われる。
  • 『とらハ3』では誕生日が3月15日に設定されており、『リリカルなのは』シリーズでは特に言及されていないが、ファンの間では事実上3月15日がなのはの誕生日という事になっている。ただし、この説を採用するなら第1期・A'sでの彼女は8歳ということになる。都築氏は3月生まれか(田村ゆかり氏と同じ)2月27日と答えていたらしい。(なお、公式で誕生日が設定されているのは八神はやて6月4日である)
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