プロフィール
真名 | ローラン |
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クラス | セイバー |
性別 | 男性 |
身長 | 183cm |
体重 | 99kg |
出典 | シャルルマーニュ伝説 |
地域 | フランス |
属性 | 秩序・善・地/狂奔時には混沌 |
好きなもの | 全裸 |
嫌いなもの | 裏切り、鈍感な自分 |
ILLUST | 坂本みねぢ |
CV | 寺島拓篤 |
「全裸最高!」
概要
『Fate/Grand Order』に登場するセイバークラスのサーヴァント。レアリティは☆4。
元はアストルフォから言及されていた存在だったが、彼の幕間の物語にてビジュアルが判明。
ローランに会いたくなったアストルフォと、それに付き添う主人公の二人がレイシフトしてみれば、そこでは件の彼が目撃者の精神を汚染しながら乱痴気騒ぎの限りを尽くしていた模様。
結局本人には会えず、残(留思)念(的)なエネミーがマスター達によって鎮圧された。
幕間実装当時は2017年だったが、メインクエスト第2部6.5章『死想顕現界域 トラオム』にて、5年近くの時を経た本格登場と相なった。
真名
シャルルマーニュ十二勇士の内、最強の筆頭たる騎士、『ローラン』。
先述の通り、シャルルマーニュことカール大帝が率いたパラディンの中心的存在。
血筋としてはシャルルマーニュの甥に当たる。
後世の騎士物語の代表作である叙事詩『ローランの歌』の主役として激賞されたことから、中世の騎士を代表する存在として知られるようになる。
一方で近世イタリアで誕生した娯楽叙事詩『狂えるオルランド』にて、傍若無人で奔放な色男として描かれた挙句、失恋のショックから精神崩壊を引き起こし発狂、欧州中を全裸で彷徨ながら暴れ回るという不遇を託った。
結果、ローランとしては騎士道精神に溢れる正義漢として語られる一方で、オルランドとしては稀代のダメ男という道化役者の二極化した霊基を刻まれてしまった模様。
型月では『オルランド』シリーズの設定も配合されたため、上述のような残念なイケメンと化したようだ。
人物
一人称は「俺」。
情や義信に厚く、困難には自らぶつかることを選び、主君と名誉のためには全力を賭して戦いに赴く、騎士の鑑のような爽快な美男子。
騎士を名乗るに値する気高い精神性を多分に持ち合わせており、状況を打開するためなら己の命を差し出すことさえ厭わず、その理不尽を「必要な対価」として潔く受け入れる度量を持ち合わせている。
また、本当に情に厚い性格ゆえ、水面下にある悪意に鈍感なところがあり、自身の死の遠因となったこともあって己の欠点と認識している。
一方で、マスターに対しての忠誠と友人としての距離感を併せ持ちながら、召喚直後から「許可があればすぐにでも脱ぐ」と言い出す奔放さが一堂に会している無茶苦茶な性質の持ち主。
ぶっちゃけて言えば、残念なイケメンを地で行く脱衣癖持ちの露出狂。ついでに言うと、ランスロットと同じ口説き魔。
旧知のアストルフォ曰く、「ボクが新聞に載るタイプの問題児なら、アイツは警察に捕まるタイプの問題児」
だが十二勇士の筆頭だけに、アクの強い他の面々を御せるだけの牽引力はあり、自分以外のメンバーには基本的にツッコミ役に回っていることが多い等、クレイジーな悪癖に反して頭もしっかり回るクチである。
因みに露出狂になっているのは、『裸になった時の解放感が癖になったから』、という何とも言えない理由。
英雄に相応しい一騎当千の頼もしさと、周り全ての正気を減衰させる程の傍迷惑さが同居した男、それがローランなのである。
能力
セイバーとして見ても軒並み高水準のステータスを有し、十二勇士最強の名に相応しい実力を持つ。
聖杯戦争で彼を引けば、余程のことがない限り勝ち進めるだろう、と分析されるサーヴァントであり、ステータス、スキル、宝具、全てに隙がなく、正当な手段で彼を打倒することは極めて難しいとされる。
ただし伝説にあるとおり女性に弱く、聖杯戦争で召喚しても油断はできないサーヴァント。更にローランの性か運命か、そういった不安要素とぶつかる可能性が高いらしい。
ちなみに意外にも『狂化』は無い。
…が、それを代替するスキルはしっかり有している。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | A | A+ | B | C | B | A |
保有スキル
対魔力(A) | 魔術に対する抵抗力。Aランクであれば、魔法陣及び瞬間契約を用いた大魔術すら完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは不可能と言っていい。 |
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騎乗(A) | 乗り物を乗りこなす能力。元々、馬上戦闘に秀でた騎士であるためなのかランクは高く、魔獣・聖獣ランク以外であれば大抵の乗り物を乗りこなすことが可能である。 |
金剛体(A) | 硬度10のダイヤモンドボディがスキル化したもの。槍、剣、弓矢、如何なる方法でも傷つけることはできない。ただし、この手の伝説には当然ながら弱点が存在し、ローランの場合は足の裏が該当する。戦場でどうやって足の裏を攻撃するかは、戦術次第であろう。 |
恋に恋してさめざめと涙(C) | 『狂化』の亜種スキル。見知らぬ誰かに対して恋に落ちやすく、振られやすい。振られやすいってスキルではなく本人が原因なのではと考えられなくもないが、気にしてはいけない。他者誘惑系のスキルや宝具への弱体化と引き換えに、様々な恩恵を獲得する。 |
いと遅き角笛(EX) | ロンスヴォー・オリファント。後述するように本来は宝具。 |
宝具
不毀の極聖(デュランダル)
- ランク:A+
- 種別:対人宝具
- レンジ:1
- 最大捕捉:1人
「よし、やるとするか!」
「大天使の加護を与え給え。これこそは、音に聞こえし絶世剣!壊れること無き『不毀の極聖(デュランダル)』!!」
ローランの持つ聖剣であり宝具。
シャルルマーニュが天使から授かり、ローランに贈ったもの。
3つの奇跡を持ち、所有者の魔力が尽きても切れ味を損なわないとされている。また、黄金の柄の中には数多くの聖遺物が収められているという。
そして圧倒的な切れ味と同等かそれ以上の特性として、柄に納められた聖遺物に由来する奇跡を起こす力を秘めている。現象として可能なものなら大抵のことを実現できるが、その為の代償は極めて大きく、ローランが自身の能力や命等、その時起こす奇跡に釣り合う対価を支払う事で発動する。
詳細は該当記事を参照。
いと遅き角笛(ロンスヴォー・オリファント)
- ランク:C
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1〜10
- 最大補足:100人
オリファントは角笛の意味(エレファントの別綴りが語源である)、ロンスヴォーは他ならぬローランを含めた十二勇士のほとんどが討ち死にした血戦の地名である。
援軍を呼ぶことができる角笛で、吹き鳴らすことで事態を打開させることが可能な、やや特殊な宝具。ある意味で聖剣デュランダルが保有する奇跡に近しいものがある。
生前罠にかかり窮地に陥ったローランは、ある理由からこの角笛を吹くことを嫌がり、とうとう決断して吹いた時には、智将にして友人であるオリヴィエから「遅すぎたのだよ」と嘆かれた。
事実、角笛の音を聞いて駆けつけたシャルルマーニュ達十二勇士の援軍は間に合わず、そのほとんどが戦死したと言われている。英霊のローランは今もこの判断ミスを悔いており、聖杯にかける願いにも浮上しかけた程。
大きく吹けば吹くほど奇跡の力は強まり、事態打開も容易になるが、その分だけローランもダメージを受ける。
伝承では全力で吹いた結果、力み過ぎて心臓が破裂し、これが死の原因だとされている。何故即死していないんだ。
関連人物
生前
生前の主君。ローランは史実にも存在するため現実よりのカール大帝に近い存在。
『FGO』ではシャルルマーニュに「脱ぐな」と念押しされている。
生前からの友人であり恩人。
ローランの相棒といえばオリヴィエだが、『狂えるオルランド』などの物語ではアストルフォが相棒を務めることもある。
第2部6.5章ではよく2人で行動を共にすることが多い。
糸の切れた風船のような彼に対しては、終始ツッコミに回ることになる。
十二勇士の同僚。
「自分以上の脳筋」という寸評しており、実際第2部6.5章で顔合わせしたときには、勢い任せな彼女に対してツッコミ役にまわっている。
オリヴィエ
ローランの幼馴染で相棒。
十二勇士きっての常識人で智将。
ロンスヴォーではローランが角笛を吹くのが遅いことを責めているが、その理由を知ってローランの底抜けの善性にようやく気づいた。
ガヌロン
ローランの義父。十二勇士の裏切りの騎士。
ロンスヴォーの血戦の元凶であり、ローランの嫌いなものの裏切りとは彼のことを指すと思われる。
ローランに対する逆恨みから罠を仕掛け、ローラン含め十二勇士を窮地に追いやっている。
しかし、角笛を吹いて息絶えるまで考えていたのがそれによって義父が死ぬという確信であるあたり、ローランは義父の裏切りには慣れず恨みきれてない様子がうかがえる。
聖騎士の祖として尊敬している。
聖剣『デュランダル』の前身・極槍『ドゥリンダナ』のかつての持ち主。
ただし英霊/サーヴァントの性質からデザインは大幅に異なり、真名も違う。マンドリカルドから貰えるレプリカはこちらのデザインがベース。
生前デュランダルをネコババした人物。剣を装備できない代償として「デュランダルの力を得物に付与する」宝具を持つ。
当時のマンドリカルドは傲慢なオラオラ系だったため、話を聞いてもすぐにはピンとこなかったが、元よりその実力は認めていた模様。
第2部6.5章にて彼の活躍を主人公から聞かされた事が、ある場面でローランが下した決断へと繋がっていき、マイルームでも木刀一本で戦い抜こうとする今の姿を「"やっぱ"すげぇな!」と褒めた。
一方向こうからは、「服着てるから分からなかった」と言われる程、脱衣のインパクトが強く残っている模様。
伝承の中で関わりがある。型月においての真偽は不明。
Fate/Grand Order
契約したマスター。
関係は良好そのものだが、好きなものと聞かれて『反射的に上を脱ごうとした』為、容赦なく令呪で爆散されそうになる。ぐだ男ならまだしも……
幕間の物語の舞台となったタラコンの街にある聖人像のモデル。
おそらく作中でローランが跨った像とはマルタの聖人像なのではと言われている。カルデアでその事を知られたらどうなるかは想像に難くない。
あちらの幕間の物語にて共演。
戦闘の最中、彼女の宝具の巻き添えを食らうも全くの無傷であった。
ローランとはまた異なる業を背負った残念なイケメン。
こちらはマスターに性癖をゴリ押した挙句本当に爆散させられる(しかも毎年満面の笑顔で)。
同じく『足に弱点を持つ』サーヴァントだが、あちらからはなんか違う……と思われている。
ちなみに彼は言わずもがな、トロイア戦争にて尊敬するヘクトールを討ち取った張本人でもあるのだが、果たしてその事には気づいているのやらか……。
余談
『Fateシリーズ』では『王の財宝』の中にあるデュランダルの原典が登場し、名称は『絶世の名剣』となっている。デザインはローランの物とほぼ同一。アニメ版『Fate/Zero』においてはバーサーカーが『騎士は徒手にて死せず』で『王の財宝』から奪った最初の宝具とされている。ただし、『FGO』で貰える「何者かの宝剣」とデザインが異なる為、アニメオリジナルの解釈だと思われる。『Fate/stay night』や『Fate/EXTRA』では『無限の剣製』使用者がこの宝具の原典を投影し、貯蔵かつ使用しているが、ただ剣として使うのみで特筆する描写もなく、シリーズ初期から登場している割に詳しい効果が不明な宝具であったが、本人の登場によりその詳細がついに明かされることとなった。
『FGO』でも攻撃力を上げるスキルのアイコンとして登場している。
上記のようなチート性能を誇る剣だが、彼はこの剣を使わずとも素手でワイバーンを倒す事が出来る様子。そもそも伝承からして、魔女ファレリーナの庭園を守る竜を楡の木のみで撲殺したり、体が金剛石並みに硬く並みの武器は寄せ付けず、火縄銃やロジェロでも倒せなかった海魔を船の錨を用いて力技で倒すなどバケモノじみた能力持ちである。やっぱりコイツセイバーよりバーサーカーが向いているのでは……?
ちなみに『Fate/stay night』発売前のカラフルピュアガール2002年9月号の表紙ではセイバーが『勝利すべき黄金の剣』ではなく、このデュランダルを構えているイラストが描かれており、ファンの前に登場した時期はかなり早かった。それにしても、どうしてセイバーがこの宝具を持っていたかは永遠の謎。デザインが『勝利すべき黄金の剣』に似ているのと何か関係があるのだろうか?
2023年バレンタインにて実装されたお返しは、彼の真面目さ誠実さが窺えるが窺える内容であるとともにトラオムでの出来事を想起させるような一文が記載されていたため、SNSでトレンド入りすることになった。
…が、翌月のホワイトデーにて結局やらかしている。
なお、当初はアストルフォの味方殺しから
『一体どれだけのトラブルメーカーなんだ』と不安視されていたがいざ実装されると底抜けの好人物としてファンから受け入れられている(ぶっちゃけシリーズ内で言うならアストルフォの方が数倍問題児である)。
関連イラスト
関連タグ
Fate/GrandOrder セイバー(Fate) 十二勇士組
ウルトラマンタイガ:中の人繋がりかつ剣を武器にしているウルトラマン。また、ウルトラマンは服を着ていない為、ある意味全裸繋がりとも言えなくはない……のだろうか?(一応強化形態では鎧を纏ってはいるが)