基礎データ
全国図鑑 | No.0344 |
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ホウエン図鑑 | No.132 |
イッシュ図鑑 | No.170 |
アローラ図鑑 | No.311 |
ガラル図鑑 | No.083 |
英語名 | Claydol |
ぶんるい | どぐうポケモン |
タイプ | じめん / エスパー |
たかさ | 1.5m |
おもさ | 108.0kg |
とくせい | ふゆう |
タマゴグループ | こうぶつ |
※ふゆう:じめんタイプの技を受けなくなる。
進化
ヤジロン→ネンドール(レベル36)
概要
ヤジロンの進化系で、遮光器土偶がモデルとされる。
名前の由来は念動力+粘土+ドール(人形)が組み合わさったものと思われる。
全方位を見渡す八個もの不気味な赤い目が特徴的だが、前二つの目が閉じていてヤジロンの面影を感じさせる。
土偶としては、丸っこく女性的に見えなくもないデザイン。モデルとなった遮光器土偶も、女性をかたどったものだと言われている。ただし、ネンドール自体に性別の概念はない。
マラカスのような丸い腕を身体から切り離し、念力で自在に操ることができる。この両手からビームを発射することも可能。
2万年前に古代人の作った泥人形が怪光線を浴びて命を宿し、生まれたとされている。
進化前のヤジロンが古代人と暮らしていたらしき記述があることから、ネンドールも長い時間をかけて最近ポケモンになったわけではなく、当時の技術で作られたゴーレムのような存在なのではないかと推察することができる。
誕生の経緯が似ているゴルーグとは第七世代で対として扱われており、USではゴビット、UMではヤジロンがそれぞれハイナ砂漠に生息している。
どうやらモデルが存在するらしく、2万年前の人々が出会った空から降りてきた何かを模して作ったのだとか…遮光器土偶に纏わる都市伝説よろしく、モデルは宇宙人なのだろうか。
あくまで元が泥人形であるせいか水はとても苦手で、濡れると体が溶けてしまうらしい。雨の日はサイコパワーで全身を包み防水している模様。
プラチナに登場するバクの相棒ポケモンで、ハードマウンテン探索中は共に戦うことになる。壁を張ってこちらのサポートをしてくれる。
ゲーム中の性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
60 | 70 | 105 | 70 | 120 | 75 | 500 |
能力は特防が高く、次いで防御が高い。
HPが低いので総合耐久はそこそこといったところで、攻撃力は物理特殊ともに控えめ。
鈍そうな見た目に反して素早さは75もあり中速ド真ん中くらい。
全体的にはバランス型と評せるポケモンである。
大半の浮いているポケモンの宿命として、特性は「ふゆう」のみ。じめん技が効かないメリットよりも「サイコフィールド」の恩恵を受けられないデメリットの方が痛かったりする。
ドータクンやマタドガスはふゆう以外の特性も貰えたので、ネンドールも今後の特性追加に期待したい。
第8世代現在に至るまで固有の「じめん/エスパー」という複合タイプを持つポケモン。
豊富な一致技の他にいわ技やこおり技など攻撃範囲に優れたサブウエポンを取りそろえており、
一貫性の高いでんきとじめんを両方無効にするという珍しい耐性の持ち主でもある。
が、弱点が多く火力スピード耐久どれをとっても中途半端で、どうにも器用貧乏感が拭えない。
じめんに加えいわやかくとうに耐性があるので物理受けにしたいのに、ステータスが特防>防御なのもちょっと残念なポイント。
単なる耐久型としては欠点が目立つものの、壁張りや「トリックルーム」「ステルスロック」に加えて「だいばくはつ」を覚えるため、場作り要員としてはそれなりの適性がある。この場合、中途半端な素早さは細かく調整できるという点でメリットにもなる。
弱点技も下手な一発くらいなら耐える耐久を活かし、いっそのことじゃくてんほけんを持たせて低い火力を補うアタッカー運用も良いかもしれない。
このように役割をしっかり定めて育てれば活躍の場は作ってやれる。
技自体は充実しているので、パーティと相談して上手に使ってやりたい。
使用トレーナー
ゲーム版
- フウとラン:ジムリーダー(ホウエン)
- ダイゴ:ホウエンチャンピオン
- ユウキ:RSE・ORASライバル
- ハルカ:RSE・ORASライバル
- バク:ポケモントレーナー
- ヤーコン:ジムリーダー(イッシュ)
- ザオボー:エーテル財団
- バーダン:ジムチャレンジャー
アニメ版
- ロバート(AG123話)
- ウコン(AG164話)
- バク(DP181話)
漫画版
- バク(ポケスペ)
- ザオボー(ポケスペ)
番外作品
『ポケモンGO』
- 実装当初こそ地味な種族値のせいで出番は少なかったが、トレーナーバトルが導入されるようになると、その耐久性の高さからスーパーリーグで活躍するようになった。2021年11月現在、通常技は2タイプ3つ、ゲージ技は6タイプ7つと技範囲がものすごく広い。サイコキネシス、だいちのちから、がんせきふうじは与デバフ効果もあるため軽視せずにいられない。
- …と思いきや、実は使用率は寧ろ下降傾向にある。というのも、環境にはこいつより回収性の高いブラッキー、ラグラージ、バルジーナなどが自分の弱点になってしまっているからである。折角のレパートリーが高いゲージ技と合わせようにも通常技が「じんつうりき」で終わっているのも痛い。せめて「たたりめ」が来れば…若しくは「ねんりき」「どろかけ」でゴリ押しするという択もあるが、環境に多くいるあく/ひこうタイプが来ないことを覚悟しなければならないというリスクを負うにはあまりにも大きい。現状と噛み合わないだけに、非常に不遇なポケモンである。
アニメ版
- イザベ島の巨大ネンドール
- AG104話にて、イザベ島の「滅びの谷」と呼ばれる場所の湖に封印されていた巨大なネンドール。『その昔破壊の限りを尽くし七日七晩暴れまわり、世界が破滅かと思われた時、ある賢者が新たな岩のモンスターボールを呼び寄せて巨大ネンドールを封印した』との事。しかしロケット団が再びネンドールを復活させてしまい、サトシ達は再び封印しようとするが悪戦苦闘、しかしソーナンスの活躍(…?)もあり再び巨大モンスターボールの中に封印できた。
- ロバートのネンドール
- AG123話のグランドフェスティバルファイナルステージでロバートが出したポケモン。ミロカロスの竜巻の中から現れ「はかいこうせん」を放ちシュウのポケモンを破った。
- ウコンのネンドール
- AG164話でウコンが最後に出したポケモン。地形を使って「こうそくスピン」の威力を増大させる戦法を得意とし、サトシのオオスバメを砂を含ませた「こうそくスピン」で追い詰めて「はかいこうせん」で倒す。
- 対ジュカイン戦もほぼ同じ戦法で攻撃してくるが、今度は雨が味方して「こうそくスピン」に雨と岩を含ませてジュカインを攻撃して追い詰める。しかし、バトル中にジュカインが習得した「ソーラービーム」を受けて倒された。
- バクのネンドール
- DP181話で登場。こちらでは元々の手持ちではなく、遺跡の守護をしていた個体を捕獲する形で手持ちとなっている(なので、当初から連れているのはヤジロン)。
その他
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
8章でバクの手持ちが登場し「テレポート」を得意としている。14章ではザオボーの手持ちが登場。
関連イラスト
関連タグ
0343.ヤジロン→0344.ネンドール→0345.リリーラ
ドータクン:同じく古代遺物がモチーフのポケモン。
ゴルーグ:出自に類似点がある。USUMでは対の存在。
余談
あにまん掲示板のアイドルマスタータグにおいてネンドールがアイマスPの適性が高いと騒がれたことがある。
その理由としてにほんばれなどで天候を自由に変えられる。こうそくスピンでアイドルにターンを教えられる。ライブ終了時にだいばくはつで締められる。テレポートでアイドルを運べるなどなど、恐らく下手な人間よりも向いていることが判明した。何よりも驚くべきことはこれが何とポケモンではなくアイドルマスターファンの間で行われているということ・・・
ネンドールに関する黒いうわさ
※閲覧注意
ポケモンは世代毎に、技を覚えるレベルが調整され、ある程度変動する。
ネンドールは登場当時の第三世代で、Lv55のときだいばくはつを覚えた。
これが、第四世代に入ったとき、急にLv86まで跳ねあげられたのである。
大爆発
8 6
何か意味ありげな数字である、とネット上では一時期噂になった。
これは無論推測に過ぎず、同世代のレジロックなども大爆発を「思い出す」ことから似たようなことを言われているが、真相は闇の中である。
その後、第五世代でLv61、第六世代以降はLv58と徐々に戻されている。
任天堂ソフトではよくあることなので、あまり深く考えすぎなくて良いのかも知れない。