概要
これまで4つの邪道を究めてきた男・大野稔の「宿敵の桃井タロウを倒したい」という、もはや使い回しのレベルすら超えた欲望を叶えるために誕生した、機界モデルのヒトツ鬼。
ベニツ鬼が、赤と青の複数の歯車で構成されたロボットの様な名称不明のスキンを身に纏った姿。左腕には5つの銃口を持つ銃、胸部には鳥型ロボのような胸当てを持つ。また、本編に登場した他のヒトツ鬼とは異なり、腕部分もスキンで覆われている。
変貌時には「讖溽阜謌ヲ髫」(機界戦隊)の文字化けと機界戦隊ゼンカイジャーのクレストが浮かび上がると思われる。
余談
- モチーフはドンブラザーズの前年の戦隊である機界戦隊ゼンカイジャー。
- ゼンカイジャーを象徴する歯車(ギア)だらけの見た目になっている一方、顔の下半分はトジテンドの首領であるボッコワウス大王を彷彿とさせる。ただし顔下半分はキカイノイドではなく歯を食いしばった人間風で、自分の発明品をトジテンドに盗用・改悪され、挙句自分も先兵として侵略に駆り出されたハカイザー/五色田功の境遇も象徴している様子。
- そもそもゼンカイジャーの主な対立軸として、五色田夫妻の発明した技術を元にした装備品や兵器等を保有した勢力同士が激突した事実があり、ハカイザーと功博士の存在はその極致に相当するとも言えよう。
- またこの事実は、あからさまにゼンカイジャー達の装備=ギアの要素を組み込んだドンブラザーズの装備の出自元、ドン王家にも大きく関わってくるが…?
- 因みにハカイザーは、『人間が装着する鎧(パワードスーツ)』『モチーフに東映ヒーロー(火忍キャプター7)を用いて篠原保がデザインした』という共通点から、製作事情的に脳人戦士態のプロトタイプとも取れる立ち位置にもいる。
- 2023年4月発売の「宇宙船」Vol.180で情報が公開されるまでは大野の他にもマスターの介人が機界鬼になるのではないかと一部では推測されていた。
- 機界鬼の登場で全センパイジャーの、そして全ドンブラザーズ以前の戦隊のヒトツ鬼が揃った。
- 奇しくもドンブラザーズの前作と次作のスーパー戦隊モチーフのヒトツ鬼に同一人物が変貌する事となった。
- pixivでは登場以前にオリジナル怪人として機界鬼が投稿されていた。
- また、機界鬼ングも投稿されている。
関連タグ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー ヒトツ鬼
ステイシーザー:ゼンカイジャーの番外戦士だが、開発経緯的には“ゼンカイザーの疑似存在実験兵士”として産み出されていた。彼が最終的にゼンカイジャーの一員として認められたのは、変身者であるステイシーの人間性をゼンカイジャー達が認め、それに感化されてステイシーの方もゼンカイジャー側へ歩み寄って行ったのが非常に大きい。
手裏剣鬼、魔法鬼、轟轟鬼、王様鬼:本編で大野が変貌したヒトツ鬼。魔法鬼と轟轟鬼は後述のゼンカイジャーモチーフの戦隊のヒトツ鬼である。
秘密鬼、恐竜鬼、百獣鬼:ゼンカイジャーモチーフの戦隊のヒトツ鬼。
海賊鬼、超力鬼、侍鬼、未来鬼:ツーカイザーモチーフの戦隊のヒトツ鬼。
世界鬼:ステイシーザーモチーフの戦隊のヒトツ鬼。
歯車仮面、バラハグルマ、害統領バッチード、害統領ババッチード:歯車をモチーフとした戦隊怪人の先輩であり、バラハグルマはVシネ版VSシリーズ第1作の敵キャラの先輩でもある。
戦隊メギド:似て非なるもの。
リサイクル戦隊ダイワルジャー:元ネタにおける悪の戦隊。
ハカイザー:元ネタにおける悪のゼンカイザーだが、正確には前述の様にゼンカイジャーの原点に相当する存在を改悪して産み出された。
アナザーキカイ:機械のヒーローを歪めた存在。
ライダーワルド:ゼンカイジャーと同期のヒーローを歪めた存在。
ニンジャフォーム:同期作品で登場する歯車モチーフのフォーム。
デストロイマン:似たような型で続編に登場するダークヒーロー。
戦隊VSシリーズ敵キャラリンク
ポットデウス/Dr.イオカル/カルビワルド←機界鬼/カシワモチワルド
以下、映画のネタバレにつき閲覧注意