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蝶絶神デーボスの編集履歴

2023-05-12 21:41:28 バージョン

蝶絶神デーボス

ちょうぜつしんでーぼす

『獣電戦隊キョウリュウジャー』の敵組織「デーボス軍」の首領デーボスが、最終進化した姿。本作のラスボス。

「そう、これが人間の感情を極めた我の最終進化形態……蝶・絶・神と呼ぶが良い!!」

百面神官カオス「おお...!素晴らしきお姿です!わが創造主、デーボス様!」(ブレイブ45)

CV:大川透


データ

身長:214cm(巨大化超増殖身長:53.5m)

体重:184kg(巨大化超増殖体重:467.5t)

成分:昆虫、恐竜、根城、人間の感情、最新進化、など。

配合:デーボステッキ、デーボストール、闇時計

特記事項:蝶絶な技のレパートリーは、お城の奇術師のように豊富


概要

百面神官カオスが、全ての感情を完全に集めて完全解凍した魂を氷結城と融合させた事で誕生した、デーボス軍の首領にして創造主たる暗黒種デーボスの最終形態。


一人称は「我」で、明確に人格と意思を取り戻し言葉を喋るようになった。以前の巨大な姿は恐竜に合わせたものだったが、この形態は人間に合わせたものであり、外見も人間に近く大きさも人間大になっている。ちなみに「超絶」ではなく「蝶絶」という表記なので注意。

身体の大きさこそ小さくなったものの、人間の感情を極めただけあって圧倒的な戦闘力を持っており、を模したエネルギー弾を放つ「蝶絶の鉄槌」なる必殺技を持つ。


表面上は圧倒的な威厳と落ち着いた物腰をしており、自身を復活させた腹心であるカオスを褒めたり、デーボス軍に寝返ったダンテツとの密約を守って、闇時計を停止させたりするなど寛大さも見せるが、その本性は星々やそこに住む生命体を滅ぼす事を絶対視し、滅び際の生物の事を「美しい」と評して生物を滅ぼす事に快楽すら見出しているという、極めて冷酷非情な上に猟奇的な性格の持ち主。

また、前述のダンテツの約束を守るように見せかけて、平然と破った上で用済みとなった彼を切り捨てたり、最後まで抵抗するキョウリュウジャーに対して「見苦しい」と一方的に断罪し、「素直に滅びればまだ美しいものを」と言いつのるなど、非常に傲慢かつ身勝手である。

それ故に自分の想定外の事態が起こると、上記した威厳ある物腰などかなぐり捨てて逆上し、挙句の果てには自分が追い詰められると、焦りを露わにしながら脅しをかけるなどその本性は小物に過ぎない。


さらにカオスが、キャンデリラの存在を危険視して抹殺する進言を聞かされたり、アイガロンアイスロンドキルボレロに目の前で攻撃されても、平然として特にリアクションすらしないなど、自分の子供である部下達の事も徹底して消耗品程度にしか思っていない。当然ながらトリンのように自分に反旗を翻した者には、一切の容赦はせず排除しようとする。

腹心であるカオスの事だけは、唯一信頼して重用しているようだが、彼が大地の闇を守る為に自分の命を犠牲した事を察しても特に言及はしておらず、カオスに対しても特別な情などは一切ない模様。

そもそもカオスを初めとした自分を崇拝し服従している部下達に対しても、特に何かしら見返りを与えたりする事もなければ、直接会話をする事すらも殆どない(カオスとも復活時に褒めた事くらいしかまともなやり取りはしていない)。ここからもその気になればいくらでも部下を生み出せる故に、根本的に部下を軽視しているという事が窺える。


圧倒的な力を持つ反面、生命体を滅ぼす事を絶対視する余り、滅ぼそうとした種族の潜在能力を軽視しており、実際に人間の感情を喰ってそれを極めたが、本質的には彼等の感情など全く理解してはいない。その為、デーボス軍の部下達が様々な感情を得る為に、非常に個性豊かな性格の面子ばかりなのに対して、生みの親であるデーボス自身は至って淡白なキャラな事も特徴。


加えて、本人はあらゆる面で生物と星を滅ぼす事にしか興味はなく、しかも上記した傲慢かつ淡白な性格と部下を軽視している事もあって、組織の運営や作戦行動も全てカオスに丸投げしており、自陣営の誰が倒されてどれだけ戦況が不利になっても、基本的にデーボス自身が主体的に動いて何かをする事は殆どない。常に威厳のある姿勢で構えていると言えば聞こえはいいが、要は戦況を分析して何か作戦行動をするような能力自体が無いとしか言いようがない(流石に大地の闇が消された時は焦りを露わにしていたが)。


人間の感情を誰よりも吸収しながらその潜在能力の凄さを理解しなかったり、部下達の事を捨て駒程度にしか見ていなかった事が初期の戦騎の反抗や、巡って大地の闇の消滅を招いたり、更に地球の生命体やそれに協力する者を滅ぼす事など容易だと慢心した結果、トリンを含むキョウリュウジャーの潜在力を見抜けなかったりと、ただ圧倒的に強いというだけで敵組織の首領としても、デーボス軍の者達の親としても、ラスボスとしても評価できるところが何もないというのがデーボスに対する総評である。

その為、最終的にはダイゴからも「出来損ないはお前だ!」と言われる結果になった。


劇中での活躍

完全解凍した心が氷結城と融合されると同時に、地球滅亡までの50時間のカウントダウンを示す「闇時計」を出現させる。桐生ダンテツが「トリンを自分に殺させたら、闇時計は止めてもらう」事を条件に一度は停止させたが、実はトリンを始末する為に利用したにすぎず、最初から約束を守る気などなく、用済みとなったダンテツと桐生ダイゴが互いに消耗した所を確認すると再び発動させた(しかも姑息な事に停止している間も実は闇時計は動き続けており、この時点で既に残り5時間になっていた)。


その目的は、大気をスピーカーの膜のような状態にする事で、宇宙に打ち上げた氷結城から悪のメロディを発して地球を滅ぼす事であった。最終決戦ではキョウリュウジャー6人を変身不能に追い込み、決死の奮闘の末、氷結城に辿り着いたダイゴとアミィを圧倒。ダイゴを負傷させ、氷結城の地下へ叩き落した。

その後、最後の仕上げとして氷結城を宇宙に打ち上げるが、アミィを逃がしたダイゴが再度現れ、対決する。変身不能になったダイゴを圧倒的に追い詰めるも、アミィ達が発した真の地球のメロディの歌声によって、キョウリュウレッドカーニバルへの変身を許した上、要とも言うべき大地の闇もトリン達の活躍で消滅してしまい、進退窮まる状況に追い込まれる。焦りを露わにして「ここで我を破壊すれば、お前も氷結城ごと宇宙の塵だぞ」と今更過ぎる脅しをかけるも、既に覚悟を決めていたキョウリュウレッドから「だからアミィを逃したんだ」と一蹴され、最後は地球の真のメロディを受けたキョウリュウレッドに敗れ、「もっと学ばなければ……!学ばなければ我が滅ぼされるぅうううう!!」と、ここに至ってようやく自らが学習不足だった事に気付き、自身が滅ぼされるという現実に絶叫しながら氷結城諸共最期を迎えた。


しかしその寸前ダイゴに、実は自身の上に更なる創造主と呼ばれる存在がいる事を示唆しており、デーボス自身も創造主に作り出された戦闘生命体で、その命令で多くの星々を滅ぼしてきた事が明かされた。また、本編終了から100年後にはデーボス自身の置き土産が地球に新たなる脅威をもたらす事になる。


後に『動物戦隊ジュウオウジャー』の第29話にてバングレイマーベラスから読み取った記憶から実体化した、歴代戦隊の悪の幹部の一人として登場した。

救星主のブラジラと共に大和以外のジュウオウジャーと対決するも、オリジナルでは無い為に劣勢に追い込まれ、最期はジュウオウスラッシュを受けて消滅した。


モチーフについて

“蝶絶神”とあるように外見のモチーフには蝶が用いられている。近年唱えられた「恐竜が絶滅した原因は蝶である」という説が元になっている。蝶は恐竜に数と機敏さで上回り、草食に有利だったのではないかというもので、下のURLに詳細がある。

恐竜を殺したのは蝶?

とはいえ、いくら何でもそれこそ世界規模でサバクトビバッタの蝗害クラス(奇遇にもアニメ「リトルフットシリーズ」にて、住処の植物をバッタに食い尽くされ、移住を余儀なくされる話が存在している)にでもならないと影響はないと思われるし、仮にそんな事態が実際に発生していたとすれば、恐竜どころか生態系そのものが壊滅しそうだが。


ちなみにそれ以前にも「哺乳類に卵を食い尽くされたのが原因」という似たような説が存在していたが、現在は(最近発見された化石から当時の哺乳類恐竜を襲っていた事自体は証明されたものの)否定されている。

また、どちらもモササウルスなどの海竜アンモナイトなどの海の生物に関しては該当せず説明不能になる。


デーボス軍幹部共通の『オズの魔法使いモチーフについてだが、これは特記事項からもわかるようにエメラルドの都を支配する王…有り体に言えば「オズの魔法使い」その人。しかしてその正体は、魔法使いとは程遠いただの詐欺師であった。デーボス自身もただ圧倒的に強いだけで、その本質はただの出来損ないであると言う点が共通していると言える。

ちなみに、暗黒種時代の姿がお城や巨大な顔に見えるのも、エメラルドの都と魔法使いが投影していた巨大な顔が元ネタである。


関連

獣電戦隊キョウリュウジャー デーボス軍

ラスボス


毒親:デーボス軍の生みの親だが、子供にあたるデーボス軍の構成員達に対しては、こいつの存在はあらゆる意味で害にしかなっておらず、カオスを初めとした追随する者にすら何の恩恵ももたらしていない。



グリンジー星獣戦隊ギンガマンに登場する中の人繋がりの戦隊怪人。大川氏が蝶絶神デーボス役でスーパー戦隊シリーズに帰って来るまで、実に16年の歳月を要した。


お父様鋼の錬金術師のラスボス。子供にあたる部下達がそれぞれ感情を司る名前を持ち非常に個性豊かなキャラばかりなのに対して、父親である彼自身は非常に淡白で人間味が希薄な性格をしている事が共通している。また、人間を虫けら同然に見下し子供達の事も基本的には駒としか見ていない事も共通し、最終的には離反した子供のせいで足元を掬われたのも同じである。


異魔神:彼と似たような形態変化をした『ロトの紋章』のラスボス


ネオキングビョーゲン:彼と似たような形態変化をした『ヒーリングっど♥プリキュア』のラスボス。


グレムリン(進化体)プロトジコチュー:同時期のニチアサ作品におけるラスボス。

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