概要
日本シリーズの内、西日本の球団や球場のみで行う日本シリーズのことである。
2軍がウエスタンリーグに所属している中日ドラゴンズはなぜか含まれないようだ。
過去に開催された西日本シリーズ
年(回次) | 勝利チーム(監督) | 星取り(左から順) | 敗退チーム(監督) | MVP | 備考 |
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1964年(第15回) | 南海(鶴岡一人) | 〇●●〇●〇〇 | 阪神(藤本定義) | ジョー・スタンカ | 「関西ダービー」。東京オリンピックの年は御堂筋決戦 |
1975年(第26回) | 阪急(現オリックス)【前期1位】(上田利治) | △〇〇△〇〇 | 広島(古葉竹識) | 山口高志 | 広島初出場、両監督とも広島OB |
1979年(第30回) | 広島(古葉竹識) | ●●〇〇〇●〇 | 近鉄【前期1位】(西本幸雄) | 高橋慶彦 | 江夏の21球で広島初の日本一 |
1980年(第31回) | 広島(古葉竹識) | ●●〇〇●〇〇 | 近鉄【後期1位】(西本幸雄) | ジム・ライトル | 近鉄主催試合は日生球場や藤井寺球場ではなく大阪球場 |
1984年(第35回) | 広島(古葉竹識) | 〇●〇〇●●〇 | 阪急(上田利治) | 長嶋清幸 | 9年越しの雪辱、阪急最後の出場、20世紀・昭和最後の西日本シリーズ |
2003年(第54回) | ダイエー(王貞治) | 〇〇●●●〇〇 | 阪神(星野仙一) | 杉内俊哉 | 平成・21世紀初の西日本シリーズは内弁慶シリーズ |
2014年(第65回) | ソフトバンク【1位】(秋山幸二) | ●〇〇〇〇 | 阪神【2位】(和田豊) | 内川聖一 | 守備妨害で日本一決定 |
2018年(第69回) | ソフトバンク【2位】(工藤公康) | △●〇〇〇〇 | 広島【1位】(緒方孝市) | 甲斐拓也 | 甲斐キャノンが炸裂した平成最後の日本シリーズ |
2020年(第71回) | ソフトバンク【1位】(工藤公康) | 〇〇〇〇 | 巨人【1位】(原辰徳) | 栗原陵矢 | 令和初の西日本シリーズ(※)、60年ぶりとなる2年連続の4タテ、26-4 |
2023年(第74回) | 阪神【1位】(岡田彰布) | 〇●●〇〇●〇 | オリックス【1位】(中嶋聡) | 近本光司 | 「関西ダービー」は1964年以来。本拠地の最寄駅へのアクセスから「阪神なんば線シリーズ」とも呼ばれる。 |
(※)2020年の日本シリーズの巨人のホーム球場は東京ドームが第91回都市対抗野球大会で使えず、京セラドーム大阪(パ・リーグのオリックス・バファローズの本拠地)で代替した為、実質的にこうなった。