概要
特撮における戦闘員や、ロボットアニメにおける量産機の様にあっという間にやられる存在。
キャラが立ったレギュラーに多いかませ犬と違い、見せ場すらなく一度に大量に出てきてあっという間に殲滅されるのがお約束である
関連する外国語
英語では "redshirts(レッドシャツ)" の語義の一つに、日本語の「やられ役」「死に役」に相当するスラングがあり、「やられる / 殺されるためだけに作中に登場するキャラクター」を指す。
起源は、米国でSFテレビドラマシリーズとして1966年に始まった『スタートレック』にあり、当シリーズの主役メカである宇宙船エンタープライズ号の乗組員のうち「赤い制服を着た警備員」が、アバンタイトル (cf.Wikipedia) 中に登場しては何らかの事件の最初の犠牲者になってしまう、同じ災難に巻き込まれながらも主要登場人物たちが生き残る中でレッドシャツだけが大勢やられてしまう、などという描写が多かったことから、そのように呼ばれるようになった。
日本語にもこの語は借用されており、音写形「レッドシャツ (cf.Wikipedia)」が、ある程度は通用する。
出典等
※a 「【進撃の巨人】1期17話 女型の巨人現る!ついに始まった壁外調査に感動する二人【海外の反応】」 さっくり翻訳Aiちゃんねる3(アーカイブ)(YouTubeチャンネル)、2022年12月4日投稿。※12分40秒あたりから、画付きで解説されている。
やられ役の例
- イーグル隊員(秘密戦隊ゴレンジャー)
- インベーダー(スペースインベーダー)
- クリボー(スーパーマリオブラザーズ)
- 警官(太陽にほえろ!、大都会シリーズ、西部警察、あぶない刑事を初めとするアクション系刑事ドラマ)
- ザク・ジム(機動戦士ガンダム)
- ストームトルーパー(スターウォーズ)
- モヒカン男(北斗の拳)
- スライム(ドラゴンクエスト)
- ビアンキー(ビューティフルジョー)
- プリム(大乱闘スマッシュブラザーズX「亜空の使者」)
- マムル(風来のシレン)
- 一般戦闘員(各種特撮)
- 足軽(戦国BASARAシリーズ)
- 雑兵(無双シリーズ)
- チンピラ(龍が如く)
- ラビ(聖剣伝説)
- ルグル・ザブ・ダッカー(グラディウス)
- 歩兵(将棋)
なお、全身タイツの敵兵士(児童向けのもの)、一頭身の雑魚モンスターはマスコットキャラクターを兼ねているものが多い。