データ
初登場 | ポケットモンスター ルビー・サファイア |
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効果 | 水中(ダイビングエリア)に棲むポケモンの被捕獲率が3.5倍になる(『ルビー・サファイア』)→水辺に棲むポケモンの被捕獲率が3.5倍になる(『ダイヤモンド・パール』以降) |
値段 | 1000円 |
英語名 | Dive Ball |
概要
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』から登場するポケモンを捕獲出来るモンスターボールのバリエーションの一種。深海のような鮮やかな何層もの青色で構成されたデザインが特徴。
水辺に棲むポケモン、つまりなみのりで水上から飛び出してくる野生ポケモンや釣竿で釣り上げた野生ポケモン、ダイビングの水中エリアの海藻から飛び出してくる野生ポケモンの被捕獲率が3.5倍になるという効果を持つ。
よくみずタイプが捕まえやすくなるネットボールと効果が混同されがちであるが、こちらは水にまつわる場所で出現するポケモンなら何でも補正がかかり別にみずタイプである必要はない。
要はなみのりをすると出てくるヌメイルやマッギョ、水上に浮いてるゴルバット、最近だと非水タイプにもかかわらず釣りでしか入手できないダダリンなんかにもダイブボールの補正がかかる。
あろう事か徘徊伝説のエンテイはなみのりをしている時でもエンカウントする為、炎タイプにもかかわらず水中に住むポケモンとして認識され、捕まってしまう。
せんすいポケモンのルギアはなみのりして戦闘するのでダイブボールが有効だが、主人公が陸地にいる状態での戦闘になるカイオーガ、ゲンシカイオーガはかいていポケモンであるにもかかわらず効果が無い。
新参のポケモンプレイヤーからはボールの効果がもはやダイブ関係なくない?と突っ込まれそうだが、これは元々ダイブボールの補正がかかる対象が今とは全く異なったためである。
作品別の解説
初登場の『ポケットモンスター ルビー・サファイア』ではその名称の通り、ひでんわざのダイビングで行ける水中の海藻エリアにのみ出現するポケモンが捕まえやすくなるという効果を持っていた。しかし、当時ここで獲れたポケモンはパールル、チョンチー、ジーランスの三種のみというかなり限定されたもので、お世辞にも汎用性の高いアイテムとは言えなかった。
なお、本作でダイビングのひでんマシンをくれるのが社長の実子であるダイゴな事からも想像がつくように、ボールを開発したのはデボンコーポレーションである。
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』からはダイビングのひでんマシンが廃止されたため、現在の効果に仕様変更される。しかしフレンドリィショップでは買えない非売品に追いやられてしまうという憂き目に遭ってしまった。一応ボールの入手経路が全くなかったわけではなくズイタウンのポケモン新聞社で指定のポケモンを持ってくる事でランダムでダイブボールをもらえる事があった。また、『プラチナ』では223ばんすいどうで1つだけ拾うこともできる。
『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』に至っては入手経路すらなく、『ダイヤモンド・パール』との交換やパルパークでダイブボールを持たせた個体を連れてくるしか方法がなかった。
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』からはフレンドリィショップでの取り扱いが復活。以降のシリーズではちゃんとフレンドリィショップで購入できるようになっている。ちなみに『ブラック・ホワイト』ではダイビングのひでんマシンが復活しているが、水中エリアには野生ポケモンは一切出現しない。ダイブとはなんだったのか…
『ポケットモンスター X・Y』でタマゴから生まれたポケモンのボール遺伝が適用されるようになってからはその鮮やかな見た目や水しぶきのようなボールエフェクトからオシャボの筆頭として高い人気を誇るボールの一種。ゲッコウガを筆頭にボール補正を一切無視した場所でしか獲れない種族含む水タイプとの相性の良さはもちろんの事、体色が白や水色に透き通った氷タイプとの相性度も高い。水しぶきのようなエフェクトも氷の溶けた水が散ったように見えるのもその相性のよさの理由か。
具体的にはレジアイス、グレイシア、バイバニラ、ツンベアー、フリージオ、クレベース、キュウコン(アローラのすがた)、サンドパン(アローラのすがた)などが厳選時にダイブボールに収められやすい。氷以外のケースだと、モチーフがシュモクザメのため似合わないはずがないガブリアスやリラックスモードになると比較的水色の配色が多くなるゼルネアスなどもダイブボール人気が高かった。
『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では確定で入手できるのは、ちかおじさんの報酬5個のみ。以降はポケモン新聞社・ふれあいひろば(水タイプ)のランダム入手のみとなるため、再び希少なボールとなった。
アニメでの登場
『サン&ムーン』第99話にてスイレンがイーブイ(ナギサ)をゲットするため、シリーズで初めて使用された。
また、新無印においても「青ポケマニア」を名乗るトレーナーが使用するオシャボのひとつとしてスーパーボール、ネットボール、クイックボールと共に登場(何気に他の3種の登場もアニポケでは珍しい)。
比較的序盤で登場。
ライジングボルテッカーズのメンバーであるランドウのパートナー・ヌオーがこのボールに入っている。
釣りを好む彼らしいチョイスである(同じく釣りで便利なルアーボールは既に出演済み)。