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甘味料の編集履歴

2024-05-09 21:02:20 バージョン

甘味料

かんみりょう

食品などに甘味をつけるもの。主として糖から作られる。

概要

古くは蜂蜜水飴、干した果物、また甘草などの天然由来の甘味料が甘味料として利用された。砂糖などの精製された糖は貴重だった。


ヨーロッパではサトウキビ原料の砂糖は輸入品であり、中流階級が常用できるほど安くなるのは関税が撤廃された19世紀後半になってから。ヴィクトリア朝イギリスでは砂糖をたっぷり入れたミルクティーとお菓子でティータイムのひとときを楽しむのがステータスシンボルだった。このころからヨーロッパなどでテンサイ糖も大量生産されるようになり、下層階級までいきわたるほど砂糖の値段が安くなり、砂糖の過剰摂取が問題になりはじめる。


現代の清涼飲料水洋菓子には異性化糖(果糖ブドウ糖液糖ガムシロップと同じもの)や砂糖(ショ糖)が大量に使われており、肥満虫歯糖尿病の元凶として問題視されるようになった。このうち異性化糖は大量の果糖を含んでいるため、ショ糖以上に糖毒性(糖毒性については糖尿病の記事を参照)が強い。このため、主に1970年代以降、ステビアなどのノンカロリーの天然甘味料、キシリトールやスクラロースといった糖アルコール、アスパルテームなどの人工甘味料が、砂糖や異性化糖の代用として加工食品に多用されるようになった。


主な甘味料

天然甘味料

ほとんどが糖質(炭水化物)に分類される。

天然資源から精製される甘味料

糖アルコール

 低カロリーで糖毒性が低く虫歯になりにくい甘味料として多用されるが、虫歯予防効果が実証されたのはキシリトールのみである。

  • キシリトール(独特の冷涼感がある。虫歯予防を謳った製品に多く配合される)
  • ソルビトール(独特の冷涼感を伴う)
  • 還元水飴(水飴に水素を結合させて糖アルコール化したもの)

非糖質系甘味料

人工甘味料

 全て非糖質系でカロリーは無いが、スクラロースは糖から合成される。


関連タグ

食材 調味料 香辛料 人工甘味料

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