確かにあの土地の極道は随分変わっちまった…斬るべき人間がいるならこの和泉錦之助に言ってくださいや…
CV:畑耕平
公式サイトでの解説
(追加希望。)
概要
横浜の極道組織「神城組」に協力する剣豪。推定年齢は70代〜80代辺り。
「妖怪」の異名を持つ長ドスの使い手であり、彼に狙われた者は暗がりで骸になると言われている。
名前の由来は恐らく土方歳三の愛刀・和泉守兼定と中村獅童の叔父に当たる昭和時代の名優・萬屋錦之介の旧名の中村錦之助からだと思われる。
人物
容姿
白髪に緑の着流しを着ており、右の頬にある3つの傷跡が特徴的なかなり高齢の男性。高齢とは思えないほど精悍な顔立ちをしている。
性格
義に厚い反面外道という二面性を色濃く持った人物である。
ハマを愛する老剣客として
神城組の構成員と同じく地元に誇りを持っており、昔から世話になっている神城義信に恩返しするために動くなど義に厚い人物。神城もまた年長者の和泉に対して敬意を払っており、広瀬大聖からも「じいちゃん」と慕われている。
口癖は「恩義」と「これでおまんま食わせてもらってるんでねぇ」であり、性格は古き良き剣客(人斬り)と言え、少なくとも表面上は出世よりも恩義と奉公を何よりも重要視しているように見える。
一見すれば正に「滅私奉公」が着流しを着て歩いているような老剣士であり、一切の感情もなく敵の命を刈り取る冷静沈着さに裏打ちされている。
外道剣法家として
しかしその本性は忠実な弟子を装って流派の極意を盗み出し、それを習得した後は師匠を殺して自分の鍛錬が教えを超えたことを実証するという卑劣極まりない外道であり、小湊圭一や(改心前の)鶴城史之舞すら彷彿とさせる。和中曰く「欲に支配され、刀に魅入られたその本性は狂気そのもの」であり、その邪悪さは宮沢永徳に近いものがある。
とはいえ小湊や宮沢のように辻斬りなどを行っている描写は見受けられない。
能力
今までの戦闘者の中でも相当高齢だが、剣術は老いた今でも衰えることを知らず、寧ろ高みに達しているという。
殺気も感情もない故に、敵は初動が掴みづらく対応する間もなく切り裂かれ、実際、同じ高齢の剣豪で雛形慈英をタイマンで倒し、天京戦争や羽王戦争で久我虎徹・六車謙信・浅倉潤・戸狩玄弥といった強者との戦いを経て強くなったはずの小峠華太を(乱戦の中とは言え)ほとんど対応させずに切り裂いている。
気配を消す能力が非常に高く人並外れて用心深い安芸直治や(聴覚がいかれている状態だったとは言え)作中屈指の剣豪である和中蒼一郎でさえ出現直後まで気づけず、あの伊集院茂夫でさえも容易に気づかせなかったほど。このため瓜生龍臣や祇園織文をも上回り伊集院や鵺兄(俊也)に匹敵する可能性もある。
また、研ぎ澄まされた感覚と冷静沈着さは、極道最強と言えるかもしれない。
最適な局面で盤面をひっくり返す作戦立案能力も高いと思われる。
気づいたら敵に最接近して強烈な斬撃を浴びせ、去る時も敵が目を切った一瞬の隙に退散することから、「妖怪」の二つ名の所以となっている。
かなりの高齢であるものの、天羽組でも屈指の戦闘狂である矢部光晴の斬撃をぬるりと躱して見せる辺り、身体捌きも達人クラスである。また口に含んだ針を同時に2本も飛ばしたり死体となった成人男性一人を余裕で担ぐ等、高齢者とはとても思えない肺活量や身体能力を有している。
またダヴィッツ・須永陽咲也・高城蓮太郎・軍鶏のように自らの血を見ればさらにギヤが入る。
過去
- 2024年10月21日の動画(状況整理)
性格面に記載した本性に加えて、和中の知り合いの誰かを殺害したことが明かされた。このことで彼からは凄まじい憎悪を向けられている。
この過去を神城組の構成員がどこまで把握しているかは不明。
活躍
- 2024年6月22日の動画(小峠華太→広瀬大聖→小峠華太)
初登場。
神城に家入組から閏間地区を取り返すため手を貸して欲しいとお願いされ、快諾した。
「なにを、神城親分のためになら火の中、水の中…」
- 2024年7月1日の動画(小峠華太)
広瀬と安芸が小峠や矢部光晴と戦っている現場にいつの間にか現れ、小峠の腹から胸を切り裂いた。その後、天羽組の増援として青山琉己と飯豊朔太郎が来た時にはもう姿を消しており、その姿はまさしく「妖怪」のようであった。
「小峠さん、次はあの世で逢いましょうや…」
- 2024年7月8日の動画(総集編)
和中蒼一郎とは何らかの縁があることが明かされた。
「人を斬って恩義を返せるならこの和泉錦之助、真っ黒に染まりましょう」
- 2024年10月12日の動画(小峠華太)
終盤に登場。
市合による音響手榴弾で聴覚が麻痺している状況とは言え、和中の背後を易々と取って斬り裂いた。
しかし、和中からは「剣士の風上にも置けん」と激しく非難された。
「あんたを斬ることで神城さんに恩義を返せる。恨みはないが死んで欲しいんでさぁ」
「世話になっている人物」(恐らく神城)に三田村を殺すように指示を受けて暗殺に乗り出していた。
そこへ現れた伊集院と興味本位で斬り合うも、邪魔が入った為、すぐに身を引き、情報を渡して去って行った。
「ただせっかくだ…一つ手合わせしましょうや」
- 2024年10月21日の動画(状況整理)
和中により現在の様子からは想像できない素性と過去が暴露された。
真相は果たして…?
- 2024年10月25日の動画(小峠華太)
考察
和中により、師匠殺しの大罪人である事が暴露されたが、2024年10月21日現在、任務以外で人を殺傷した描写はない。
この事から、視聴者から和泉の過去について
- 羅威刃入りする前の小湊と同じくフリーの剣豪だった
- 「殺し屋レイン」時代の拷問蛸と同じくフリーのアサシンだった
- 滅んだ暗殺組織に所属していた
- 元エルペタスの時透柚貴のように外道が過ぎた事から暗殺組織に破門された
- 蛸が吉良深雪の死、鶴城が瓜生に生かされたことで改心したのと同様に神城との出会いで改心した
などの声が出ている。
関連タグ
小湊圭一、鶴城史之舞、駒木流の藤田 - 同じく、師匠を殺して自分の鍛錬が教えを超えたことを実証した者繋がり。
宮沢永徳 - 和泉の完全下位互換版の刀鍛冶兼古流剣術師範。こちらは小湊と同じく伊集院に成敗された。
袈裟斬りの吉岡、犬亥鳳太郎、遊馬大介 - 小湊にも言えるが卑怯な戦術も駆使する剣術家という共通点がある。
天羽桂司、田宮道三、鵺父(勘吉)、鵺爺、櫻田重信 - 和泉と同じく裏社会に身を置く老人たち。櫻田以外は平素から和服な点も同じ。
人食い伊能 - 小林幸真の心の恩師と言うべき人物。和泉(表の顔)同様、恩義と奉公を重視する古き良き極道である。しかし、伊能は「老いた武闘派の悲哀な末路」として描かれた一方、和泉は老境に入って猶、更なる高みに達している。