ウルトラマンロッソ
うるとらまんろっそ
データ
※変身者である湊カツミの年齢。
容姿
銀をベースにした黒いラインの体と頭の二本角(オーブダークからは“猫耳”と称された)が特徴で、下まぶたや鎧の一部パーツは金色になっている。鎧部分や角の色はクリスタルの属性によって変化する。
角の生え方はマイティトレッカーを連想させる。また、顔にはもみあげがある。
兄弟共通の武器・ルーブスラッガーは二刀流「ルーブスラッガーロッソ」として使用する。
変身者の性格もあり、堅実でパワプルなパンチやキックを生かした戦い方をする。パワー系でありルーブコウリンもロッソだとパワー型になるがその側面描写は薄く、一見気づきにくい。
形態
使用する技は球状のものとなっており、ピンポイント攻撃や相手を包んで拘束や救出ができる攻防一体の能力となっている。また、変身者が野球経験者であるためか、ピッチャーの投球を思わせる技も多い。回想では先代ロッソがフレイムスフィアシュートの構えでブルと共に光線を放っているのでロッソ自体の特性ではなく変身者の影響が色濃く出た結果球状の技が主体となった可能性がある。
タロウクリスタルを使用する基本形態。
ギンガクリスタルを使用する形態。
ティガクリスタルを使用する形態。
ビクトリークリスタルを使用する形態。
客演
2024年現在、全ての客演で弟であるブルと共に登場している。
『ウルトラギャラクシーファイトニュージェネレーションヒーローズ』
タロウによってウルトラマンの姿で光の国に召喚されるが、タロウから妹が攫われたという知らせを聞き、居ても立っても居られずに飛び立ってしまう。
その後グリージョを捜索中にエタルガーによって惑星ペノルに叩き落され、交戦。
凄まじい硬さの装甲に苦戦を強いられ、追いつめられるが、駆け付けたリブットに救われ、再び光の国で他のウルトラマンと合流した。
グリージョとともに本作の実質的な主役としての役割も果たしており、惑星テンネブリスでの決戦ではウルトラマンルーブとしてウルトラダークキラーとの対決という大役を受け持つことに。
その一方、本編の時のような兄弟二人の軽いノリは相変わらずであり、コメディリリーフとしても活躍した。
終盤、グリージョに地球の事を任せ、他のニュージェネレーションヒーローズと共に逃亡したトレギアを追跡する所で物語は幕を閉じる。
リブットやビクトリーから飛び出したことを叱咤されたが、知らない組織に前触れもなく急に召喚され「君たちの妹が敵対する組織に誘拐された」とか言われ、助けに行ったら行ったで、「我々の言うこと聞け!」と言われ、挙句組織に属したわけでもないのに「お前らは戦士としての心意気が足りない」と叱られるという光の国側の姿勢を問題視する声もある(もっとも、事実だったとはいえ情報を鵜吞みにしてちゃんと話も聞かずに飛び出したロッソ達も問題がないわけではないが)。
『ニュージェネクライマックス』
湊カツミの姿としては初めての客演。
タイガ本編最終回にて、ウルトラマントレギアがタイガに倒された瞬間、トレギアの中から邪神が抜け出すのを宇宙から観測、自分達の変身能力と引き換えに邪神を封印した事で、半年間もタイガ世界の地球での生活を余儀なくされる事になった。
その後、弟や朝倉リクと共に銀河クワトロマーケットという店を営みつつ、依頼人としてヒロユキにコンタクトを取る。
その後グリムドが出現しヒロユキがウルトラマンだと判明するとロッソレットを返却され変身能力を取り戻し立ち向かった。タロウが闇に堕ちた際には責任感を感じていたが、イサミに慰められ気持ちを切り替えた。
トレギアとの決戦時にはブルと共に主にゴロサンダーを相手にした。他のウルトラマンが最強形態に変身した際にルーブになろうとしたが、突然現れたグリージョに驚愕しつつもグルーブに合体変身して光線を放った。
グリムドが真の力を取り戻した際には歯が立たなかったが、タロウからの指示を受けタイガ・トライストリウムに力を注ぎウルトラマンレイガへと合体変身した。
戦いを終えた後は家族揃って宇宙へ飛び立った。
『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』
全作の時点で、ブル同様にデビルスプリンターを追っていることが言及されている。せっかく留学してるのだから休ませてやれとの声もある。惑星リクエターでギナ・スペクターに苦戦するフーマを助けるべく弟やオーブと共に参戦。今作では状況が状況なので、いつものルーブ漫才はちょっぴり控えめ。怪獣墓場へはアサヒを救うために他のニュージェネレーションズよりも早く駆けつけ、ギンガ、ビクトリーの年長組と一緒にアブソリュートタルタロスと激突する。
最終的にグリージョのギナ・スペクターを救いたいという願いを受け、新世代ヒーローズ全員でレイガに合体変身、グア・スペクターを撃破してギナ・スペクターを救い出すも、ギナ・スペクターは死亡。
その後、グリージョが悲しみを乗り越えてもっと強くなることを改めて決意し、兄弟でこれを見守った。
直後にベリアルとトレギアの強襲により他の戦士が攻撃を受けたが、その場から離れていたルーブ兄弟とレイガにはならないゼットはこれを免れ、その後にべリアロクを奪われたゼットを心配していた。
ウルトラマンニュージェネレーションスターズ
弟のイサミと共に2人でディメンションナイザーでディメンションロードに当たろうとする際、イサミが分解して解析しようとするが、あくまで光の国からの借り物なんだからと叱った。
言い合いになる中で初めてウルトラマンとして戦ったグルジオボーンとの戦いを振り返ると、自分はあくまで人間で湊カツミでデザイナーの夢を諦めないと気づくと自分達のカードのディメンションロードに成功する。その流れで妹のアサヒのディメンションロードも行おうとイサミが言うが、勝手にしていいのかなあと困惑している。
余談
ロッソとはイタリア語で赤を意味する言葉である。
もっとも、弟共々、属性を変更した時点で赤=ロッソじゃなくなってしまうところなのだが…と思われたが、超全集に掲載された小説作品にて、ロッソとブルという名前は先代の変身者の本名であることが明言された。
デザイン画では、一本角だった。また、銀色ベースのボディに黒いラインが入っており、鎧の一部と下まぶたに金色を使用している。
当初、頭部のデザインをタイプごとに変えるというアイデアもあったが、同じモチーフで2人のウルトラマンがタイプチェンジをすると混乱を招く為、頭部の形状はそのままに色のみの変更へと改められた。
関連タグ
ウルトラマンブル:弟
ウルトラマンレオ ウルトラマンジョーニアス:実の兄繋がりのウルトラマン。『ウルトラマンフュージョンファイト!』レオ、ロッソで組むとキズナボーナス「兄の威厳」が発生する。
ウルトラマンレッド:同じく名前に赤を冠するウルトラマン。
ウルトラマンデッカー:同じく変身者の名前がそのままウルトラマンの名前となったウルトラ戦士。(これはブルも同様)※ただしこちらは由来ではない所謂あれ
仮面ライダーウィザード:地水火風の属性を使い分け、基本形態が火のヒーロー繋がり。