ハマーン・カーン
はまーんかーん
概要
圧倒的なカリスマ性を持つアクシズ及びネオ・ジオンの実質的な指導者。
初登場は『機動戦士Ζガンダム』第32話。続編『機動戦士ガンダムΖΖ』ではラスボスとしてジュドー・アーシタと壮絶な一騎討ちを繰り広げた。
前日談にあたる『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』第9話にも登場する。
漫画『機動戦士ガンダム C.D.A.若き彗星の肖像』では主要キャラとして登場し、長髪・ツインテールな14歳の彼女から『Ζ』本編に至るまでの過程が描かれた。
この設定またはデザインを反映した作品に『アクシズのハマーンさん』、『機動戦士ガンダムMSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』、『機動戦士Ζガンダム Define』等がある。
名前はアメリカの学者であるハーマン・カーンのアナグラムが由来。ちなみに富野由悠季氏は放映当時のインタビュー記事などでハーマン、ハマ―とも呼んでいた。
人物
宇宙世紀0067年1月10日
ジオン公国高官マハラジャ・カーンの次女として生まれた。姉でドズル・ザビ中将の妾のマレーネは一年戦争終結直後に死亡。妹にセラーナがいる。
ニュータイプの素質を見出され、ジオン公国の研究機関で育成されるが、次第に自分の体を他人に調べられる事が苦痛となって拒絶。アステロイド・ベルトの小惑星基地アクシズでニュータイプとされるジオン公国の英雄に興味を持つと、再び研究に協力するようになった。
宇宙世紀0083年8月9日、父が死去。
8月11日、当時の恋人シャアの推挙でミネバ・ラオ・ザビの摂政としてザビ家再興を御旗に掲げ、ジオン公国残党をまとめあげる。
宇宙世紀0086年2月6日、アクシズを地球圏に向けて発進。非常に高いニュータイプ能力と、卓越したモビルスーツの操縦技術をもち、搭乗するキュベレイも相まって一騎当千の彼女は宇宙空間でもノーマルスーツを着用せずに出撃した。
既に敗北を悟った最終決戦時の彼女はノーマルスーツを着用し、護衛なしの一騎打ちを演じた。
ジュドーはファンネルを制限していたかのような発言をしていたが、実際には多数のファンネルを使用しながら、待ち伏せや、自機を巻き込む一斉砲撃など、それまで見られなかった戦術を駆使した上で、誇り高い戦士であるハマーンは潔く敗北を認めている。
性格
希代の女傑としてガンダムファンの網膜に焼き付いた冷酷果断な彼女の性格を一言で言い表すならば「鉄の女」。
目的のためには手段を選ばないが、人間性を捨て去ることは出来なかったようで、複雑な感情を抱きつつもミネバを守り、最後までジュドーを引き入れようとするその立ち振る舞いにはカリスマが滲み出ている。
強大なニュータイプ故の孤独と、ザビ家への複雑な感情、そして愛憎入り交じったシャアへの思いが彼女を変貌させたと言っていいだろう。
人間関係
シャア・アズナブル
『機動戦士Ζガンダム』では、シャアとの確執が多く見られる。
ハマーンの、ザビ家の遺児ミネバ・ラオ・ザビを政治の道具として利用するという方法と歪んだ育成方針は、シャアには許容できかねるものであり、「ジオンの亡霊」と毒づいている。
シャアに対し傲慢な態度をとり続け、最終話では、自らの元に戻るよう迫る。
少女時代の0083年10月、ある真実を聞き性格や瞳の色が豹変、ある事件でシャアとは距離を置く。
直前にはシャアとハマーンが2人で視察中、小説版によれば部下からの勧めにより、作戦上どうしてもカムフラージュとして恋人役、一説には婚約者役を一時の事としても、互いが望まずとも演じなければならなかったとされている。この時は2人の仲はそこまで悪化していなかった。
小説版によれば、ちょうど作戦上、少女時代にこの作戦上イメチェンを求められたためあの髪形になり、以来ずっとこの髪型を通して来ている。
(一説にはハマーンを快く思わないアンチがシャアに気に入られようとセイラ・マスの髪型を真似た、と言うデマがあったが、彼女の名誉のために言うとこの髪形にしたのは、あくまで作戦上、仕方なくしたものであって彼女の本意ではない)
少女時代のはにゃーん様から、我々の良く知るハマーン・カーンへと変化したのがこの時であるとされる。
これ以来、この思い出は彼女の中で非常に大切な思い出となったのだった。
(ハマーンはノリノリで浮かれまくっているがシャア当人の中では黒歴史になっている。またその頃は2人の関係はそこまで悪化していなかった。あの写真そのものはハマーンの自室のアルバムに厳重に保管されており過去に実際にあった出来事である)
その後に姉の様に慕っていたナタリー・ビアンキ中尉がシャアと恋愛関係にあり、子供を妊娠までしていた事を知るに到る。シャアに恋心を抱いていたハマーン・カーンに事実を述べ一方的にナタリーに絶縁を突きつけた。
その直後にハマーンは軍部が差し向けた暗殺者がアクシズ内の女性専用エリアに『シャアことキャスバル・レム・ダイクンの子』を妊娠したナタリーの命を狙って侵入して来た事を知る。
しかし裏切られた気持ちで一杯になっていたハマーンは止められる立場にはいたが、
『でも助ける筋合いなんて無い。だって私の心を踏みにじった女。どうにでもされるがいい!』と彼女を見捨てた。最終的にナタリーは母子共々暗殺された。
これを後にシャアが知る事となるのだが、当然の様に激怒された。
ギリギリで崩壊せずにいたシャアとの不安定な仲がこれで決定的に崩壊してしまう。
ハマーンはその場を去るシャアに背中を向け、静かに涙を流していた…
彼女の少女時代が終わった決定的な瞬間である。
0086年2月、19歳のハマーンはシャアへの未練を残したまま(事実、シャアには一緒に来るよう誘っていた)、アクシズを地球圏に発進させる。
しかしシャアはハマーンの元へ戻ることはなかった。
ミネバ・ラオ・ザビ
前述のようにシャアとの対立原因となったのがミネバの教育方針である。
ミネバはハマーンに対して養育と保護に対する感謝は表しているものの、どこか顔色を窺っている様子が見られる。
ハマーンの前では笑顔を見せることが無かったのか、民間人と遊ぶミネバの笑顔を見たハマーンは驚いている。
一説ではハマーンの初恋の人はドズルとも言われ、それならばミネバに主君として以上の愛情を内心に抱き、大切に思っていたのかも知れない。
カミーユ・ビダン
同じニュータイプとして、最も理解し合えたかもしれない存在である。メールシュトローム作戦中にMSでカミーユと対峙した際、互いに深層意識に眠る記憶を感知するほど精神が共鳴する。
だが、ハマーンはその心中を知られた事に怒りを覚えている。
しかし、小説版Ζではエゥーゴの特使として単身訪れたカミーユと意気投合し、親身になってアドバイスを送ってカミーユも素直な態度で聞き入れているため、出会った状況が悪過ぎただけで本質的には気が合う者同士とも見做せる。同作でシャアは「カミーユはハマーンのお気に入り」と太鼓判を押している。
ジュドー・アーシタ
ジュドーにシャアと同じ気配を感じたことで興味を持ち、仲間になるよう再三誘いを掛ける。
また、自分とジュドーが同じ人種だと語りかける場面も何度も登場し、ジュドーの仲間達がジュドーとハマーンが引き合っていることを指摘する場面もある。
しかし、ジュドーがハマーンを受け入れる事はなかった。
MSによる決戦でジュドーとの死闘に敗れるが、散り際にジュドーという「強い子」に会えて地球圏へ帰ってきて良かった、との想いを言葉で遺す。
劇中での活躍
グリプス戦役前(C.D.A.、虹霓のシン・マツナガ)
ハマーンは7歳の時点で既にニュータイプの素養が有り、前述通り10歳頃にはNT研究の被験体となっていたと記録されている。施設での体験によって自身の力に嫌悪感を抱くようになったが、シャアやララァを始めとするNT部隊の活躍でNTの未来に希望を見出した。
14歳頃、アクシズに流れ着いたシャアと出会う。当時はまだ感受性が高く傷つきやすい、明るくもどこか危うげな少女だった。しかし周囲を鼓舞し自身も戦闘に参戦するなど、後の彼女の片鱗を覗かせたことも。
姉のように慕っていた女性との決定的な仲違いと死別、ゼナやマハラジャの死、様々な要因が重なり、よく知る鉄の女へと醸成されていった。
宇宙世紀0086年2月6日にアクシズを地球圏へ発進させる。
グリプス戦役 (機動戦士Ζガンダム)
宇宙世紀0087年10月12日、地球圏に舞い戻り、第三勢力アクシズとしてグリプス戦役に介入。
エゥーゴから同盟を持ちかけられるが交渉は決裂。その後、ティターンズと同盟を締結する。
宇宙世紀0088年1月、エゥーゴからサイド3を譲渡するという条件でグリプス2(コロニーレーザー)の破壊を要請されると、グワダンの主砲でグリプス2の一部を破壊し、ティターンズに対してはアーガマを攻撃したものが外れたと虚偽の報告をする。
ティターンズの拠点であるゼダンの門でジャミトフ・ハイマンとの会見の隙に青酸ガスによる暗殺を狙うが失敗。
ゼダンの門にアクシズをぶつけて破壊する。
その後、ジャミトフと再度会談を持つが、会談の最中同席していたパプテマス・シロッコがジャミトフを暗殺。
シロッコはこれをハマーンの仕業と喧伝し、ティターンズとは敵対関係になる。
同年2月、エゥーゴによるメールシュトローム作戦の結果、グリプス2を奪われる。
小惑星アクシズをグラナダへと落下させようとするが失敗。
エゥーゴが制圧したグリプス2を巡り、エゥーゴ・ティターンズ・アクシズは三つ巴の戦いとなる。
ハマーンは一旦部隊を後退させ、温存する。
第一次ネオ・ジオン抗争(機動戦士ガンダムΖΖ)
宇宙世紀0088年2月29日、グリプス戦役の終結後にジオン共和国の戦力も吸収し、組織名をアクシズからネオ・ジオンと改称。
戦後の隙を突いて各サイドに制圧部隊を送り込み、地球圏を掌握。
この頃から、自身もザビ家のように装飾を施された軍服を着用するようになる。
同年8月、自ら艦隊を率いて地球に降下。
武力の威嚇をもって連邦議会のあるダカールを制圧し、ジオン公国やティターンズの残党を配下に収める。
10月末には、ダブリンへのコロニー落としを決行し大惨事を引き起こす。
その結果、地球連邦政府にジオン公国発祥の地サイド3の譲渡を認めさせる。
これら一連の作戦で戦局は大きくネオ・ジオン側に傾く。
また、専用機キュベレイ以外に旧式のアッガイを操縦して、ジュドーと互角の腕を披露したこともある。
同年12月25日、真なるネオ・ジオンを掲げたグレミー・トトによる内乱が勃発する。
内乱発生時はコア3に滞在中で、グレミー配下のプルツーに命を狙われ辛くも逃げ延びるが、小惑星アクシズはグレミー・トトに占拠されてしまう。
宇宙世紀0089年1月17日、グレミー・トトに賛同した者達との戦闘が続く中、ZZガンダムを駆るジュドー・アーシタと対決。最終的に紙一重の差でジュドーに敗れ、ジュドーが救いの手を差し伸べるもののそれを拒む。
そして、キュベレイをモウサ(アクシズの居住ブロック)の壁に激突させ、絶命する。
驚くべきはこの時、22歳であった。
生まれついての才能こそあったが、至るまでに恐るべき程の執念もあったに違いない。
しかし、宇宙世紀0089年に『ハマーン・カーン』と名乗るニュータイプが、サイド2のオリンポスコロニーに姿を現す。容姿もハマーンと瓜二つだが、その正体は…?
ハマーン様のお言葉
機動戦士ガンダムΖΖ
- 「私が行けば士気が高まる。ティターンズは消滅し、エゥーゴも組織はズタズタだ。対抗勢力が弱体化した今こそ地球連邦政府を押さえる絶好の機会なのだ」
- 「栄光あるネオ・ジオンの兵士たちよ!かつて我々を暗黒の世界に押しやった者共は今我々の足元にいる!愚かなる人間たちに思い知らせる時が来たのだ!今や地球圏は我々ネオ・ジオンの物だと!機は熟した…共に闘おう!ネオ・ジオンの為に!!」
- 「ふふ…二人きりで話したかったのだ、少年…」
- 「お前には解っているはずだ。何か惹かれるものがあるからこそこの艦にやってきた…違うか?」
- 「ニュータイプならば私に従うべきだ…」「そうだよ。ジュドー・アーシタ」
- 「私にノーマルスーツを着る気にさせたジュドー・アーシタ…子供の癖して…」
- 「トドメは私の手で直接刺してやるよ!!」
- 「どう言われようと、己の運命は自分で切り開くのが私だ!」
- 「何だ!?このパワーは!?何だ…あれは…カミーユ・ビダン!!」
- 「お前が魅せてくれたように…人類全てがニュータイプになれるものかッ!その前に人類は地球を食い尽くすよ!!」
- 「吐き出すものなど…ない!」
- 「肉体があるから…ふふ…やれるのさ…!!」
- 「相打ちと言いたいところだが…私の負けだな」
- 「そうさ!賢しいお前らのおかげで地球にしがみ付く馬鹿どもを抹殺出来なかったよっ…!!全てはお前たち子供が…」
- 「帰ってきてよかった… 強い子に逢えて…」
メディアミックス関連
敵味方問わず最強クラスの女性パイロットとして登場することが多い。
そして、機動戦士ガンダムUCのオードリー・バーン(ミネバ・ラオ・ザビ)とバナージ・リンクスが絡むと、ファンから姑扱いされることもある(ミネバの育ての親という意味では間違ってないが)。
ヒーロー戦記
クーデターで国を追われたミネバの保護者。最初は誤解して戦って来るが、その後味方となる。
乗機はもちろんキュベレイ。ミネバにはかなり過保護で、エンディングではたこ焼きがらみでこんな事をやっていた。
スーパーロボット大戦シリーズ
ネオ・ジオン軍のトップ、またはディバイン・クルセイダーズの一員としてプレイヤー部隊に立ちはだかることが多く、作品によってはシャアの代わりにアクシズ落としを敢行したり、仲間になることもある。また、原作での接点が全くなかったアムロ・レイやナナイ・ミゲルとの特殊戦闘セリフを喋ることも(アムロはシャア、カミーユ、ジュドーと異なり彼女との合体攻撃が出来ない、仲間になる経緯の会話に参加しないのに仲間にするフラグの一角を担っていたりする(D)。ナナイはスパロボでもよく見る声優ネタ)。
原作でのZZ以降の時系列作品のキャラでは、クェス・パラヤにシャアを巡って一方的に突っかかれるも軽くあしらったり、マリーダ・クルスに同じ女性として気遣いを見せたり、敵対しながらオードリーを守ってくれていたバナージに内心感謝したりしている。
仲間にした場合シャアとよりを戻すこともあり、中には「誰だお前!?」とファンが言いたくなるような台詞を言うこともある。
愛機キュベレイでも(敵の時より大幅に弱体化するものの)十分主力として扱えるが、より強力なモビルスーツであるバンシィ・ノルンやHi-νガンダムに乗せ換えさせるプレイヤーもいたりする。
スーパーロボット大戦X-Ωにまさかの「ミンキーモモ参戦」で、ついにハマーンとモモの競演が実現してしまった。
ギレンの野望シリーズ
ジオンの系譜からキャラクターとして登場。一年戦争期しか扱っていないジオン独立戦争期でも隠しキャラ扱いで使用できる。
性能的には数少ないNTレベル最高値の5持ちで、他の戦闘ステータスも軒並み高い最強クラスのキャラクター。更には他のNT5レベルのキャラと違い指揮や魅力といった量産型を底上げする能力も高く階級も高いため司令塔としても申し分ない。
但し、ジオン本国だとティターンズやエゥーゴとの戦いが一段落すると離反してしまう。そうなると今度は愛機キュベレイを駆りこちらの軍勢に多大な損害を与える強敵となってしまう。
また、当然ながらアクシズでは総大将となる。其処での采配で、原作通りシャアやグレミーといった様々な男と袂を別つか、グレミーと腹をくくって話し合い手を取り合って地球の未来のために動くか、はたまた劇場版のように戦果を無暗に拡大するのはよくないと察しティターンズだけを排除して引き下がるかはプレイヤー次第。
Gジェネレーションシリーズ
『GジェネDS』では仲間になる際『昔の髪型に戻す』を選ぶとC.D.A.版ハマーンに変わるのだが、どう見ても若返っており攻略本でもネタにされている。
ちなみに『Gジェネジェネシス』ではシュネー・ヴァイスがDLCで追加されたが、こちらは逆にC.D.A.版ハマーンが未登場。
ガンダム無双シリーズ
1作目のミッションモードでは、カミーユとともに行動しシャアとの因縁がメインとなる。
2作目のミッションモードのストーリーは、ネオジオン総帥となったシャアと同盟を結ぶが、快く思っていなかったのもあり面従腹背で行動し、カミーユたちに作戦のリークも行った。
関連イラスト
関連タグ
機動戦士Ζガンダム 機動戦士ガンダムΖΖ 機動戦士ガンダムヴァルプルギス
シャア・アズナブル カミーユ・ビダン ジュドー・アーシタ ミネバ・ラオ・ザビ
関連・類似人物
- ライン・ドラグン:機動戦士ガンダムF90FFに登場するネオ・ジオン残党組織『レガシィ』の総帥。第一次ネオ・ジオン抗争時代は、ハマーンの懐刀であったとされる。
- ちなみにZZ放送当時から裏設定的に名前だけ存在していた。ルイ・バザールという士官と共に先遣部隊を率いてダカールを無血開城させたらしく、有能であることが分かる。なお、物語終盤でハマーンが頭につけていたアレのようなものを付けており、一部のファンから「ハマーンコスプレおじさん」なるあだ名がつけられた。
- クシャナ:風の谷のナウシカに登場するクワトロ大尉と名前のよく似たキャラクターと関わりのある中身が同じキャラクター。因みにその二人の年齢は同じ27歳である。
- クェス・パラヤ:少女時代のハマーンは彼女に似ている。外観だけでなくシャアと深く関わって不幸な末路を辿る面も共通している。
- ラクス・クライン:良家の娘、ピンクの髪、絶大なカリスマという共通点を持つ。「スーパーロボット大戦Z」のifルートにおいて、ハマーンはラクスを「デュランダルが恐れる何かを持つ危険な女」と評した。しかし、立場などから1人の女性として振る舞うことを許されなかったハマーンに対して、ラクスは恋人のキラや義理の親のヤマト夫妻、カガリを始めとした同性の友人、バルトフェルドやマルキオ導師を始めとした大人に恵まれたことから、女性としての幸せを掴んだハマーンのifと言える。