ゲーム概要
セガから発売されたパズルゲーム。正式タイトルは『ばくばくアニマル 世界飼育係選手権』。
1995年4月にアーケード版がリリースされたのを皮切りに、セガサターン版、ゲームギア版、Windows95版が発売され、後にガラケーにも移植された。
2013年12月19日に発売されたAndroid版では、デザインが一新されている。
2020年10月6日に発売された「ゲームギアミクロ ブルー」にもゲームギア版が移植されて収録されている。
ゲームシステム
上から2個1組で落ちてくるブロックを操作して自分のプレイフィールドに積み上げていく。
ブロックには動物ブロックとエサブロックがそれぞれ5種類ずつ存在し、同色の動物ブロックとエサブロックを隣接させると動物がエサを食べて消すことができる。
一度にたくさん消したり、連鎖で消したりすると、相手のプレイフィールドにブロックを送ることができる(『ぷよぷよ』のおじゃまぷよなどと異なり、相手に降らせるブロックは通常の動物ブロックとエサブロック)。
時々、下にあるブロックと同じブロックを全て消す「BBコイン」が降ってくることもある。
先にプレイフィールドの中央が一番上まで積み重なったプレイヤーの負けとなる。
ブロック
前述の動物ブロックには、それぞれ名前がついている。
名前は雑誌「Vジャンプ」による公募で決定された。
ストーリー
昔々あるところにあった平和な王国で、姫が新しいペットを飼いたいと言い出した。
しかし王様いわく、姫はろくに世話をしない。
そこで大臣の提案により飼育係を雇うことになり、国民に向けて選考会の開催を告知する。
すると「ポーリー」「ゴン」をはじめとする、腕に覚えのある大勢の飼育係の志願者が国中から集まることとなった。
果たして、お城に召し抱えられることになる優勝者は誰となるのか……
登場キャラクター
- ポーリー (メイン画像右)
このゲームの主人公。大きな目がチャームポイントの、おてんばで男勝りの女の子。飼育係の選考会の布令を見て飼育係を目指すことを決意した。
- ゴン (メイン画像左)
このゲームのもう1人の主人公だが、ゲーム機の性能の都合か機種によってはコンピュータ専用の対戦相手のこともある。ポーリーより1歳年下の男の子で、ポーリーの親友。
- 王さま
王国の王様。毎日、妻の皇后さまと娘のお姫さまに振り回されている。
- 大臣
王国の大臣。王様の知恵袋的な存在。
- 皇后さま
王さまの妻。きつい性格で王さまを尻に敷くが、娘のお姫さまには超甘い。
- お姫さま
王さまと皇后さまの娘。強気かつわがままで、飽きっぽい性格。
- 番兵
城の兵隊。主人公に厳しく当たるが本当はいい奴。
- ギョロッピ
緑色の体の謎の生物。腹に「G」と書かれている。
- T3
金属質かつ筋肉質の体を持つ男性。妻子を養うために飼育係を目指す。
- 銀のアンジェラ
全身が銀色の女性。金のアンジェラの部下。
- 金のアンジェラ
全身が金色の女性。本人いわく「銀のアンジェラの5倍強い」らしい。
- ナース・クレープ
名前の元ネタは『ぷよぷよ』及び『魔導物語』シリーズのキャラクター「ナスグレイブ」と思われる(全3戦の練習ステージの2戦目に登場する点も初代ぷよぷよのナスグレイブと共通している)。
- ピギー
ポーリー・ゴンの魔法の師匠であるブタ。
- ガブリエル
お姫さまの飼っているライオン。エンディングに登場する。
- バイパー
同じくお姫さまの飼っているバイパリウム。こちらもエンディングに登場する。