概要
てんとう虫コミックス第30巻及び、藤子・F・不二雄大全集13巻に収録。
部屋を交換することができる。これを部屋の壁に貼り付け、方角と距離を指定してスイッチを入れると、その位置にある部屋と今いる部屋が入れ替る。交換できるのは部屋だけで、部屋にいる人はそのまま残る。
警報ランプが備えられており、部屋を交換する前に先方の部屋に誰かがいたり、また交換した状態で交換先の部屋に人が入りそうになると、ランプが赤く光って知らせる。
アニメ化の際のカラーリングは大山版が緑色、水田版がピンク色になっている。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- 1983年10月21日放送。
- ママから宿題を済ませるよう言われた後、ドラえもんがランドセルを持ってきている。
- のび太は出木杉の部屋と間違えてスネ夫の部屋と交換していて、そこでロールケーキを見つけたため、こっそりつまみ食いをした。しかし、ジャイアンとスネ夫が手を洗って持ってきたため、急いで退散したが、ケーキがなくなっていることに気付いた2人は互いがこっそり食べたと思い込み喧嘩を始めてしまった。ちなみにドラえもんは最初、つまみ食いを止めていたが、実は自分もこっそり食べていた。
- 出木杉は部屋に帰ってきた時、そこはワープ空間になっていて、そのことについて驚いている。
- その後のび太はドラえもんから変なことに使はないよう忠告された後、テレビでも見て来るよう部屋から追い出し、しずかの部屋と交換した。
- のび太はしずかと共につばさちゃんの部屋に移動した後、部屋にあったテレビをつけ、ドラえもんが見ていたのと同じ番組を見ている。
水田版
- 2016年9月16日放送。
- 冒頭のび太は部屋の模様替えと、本棚を移動させたり、観葉植物のつもりでネギを飾ったりしている。そして、しずかを呼ぼうとドアを開けた際に雨が降っていることに気付いた。またこの後、靴棚から折りたたみ傘を見つけるが、これから買い物だとママに没収されてしまった。
- ママは部屋にやって来た際、ネギも没収しており、のび太はランドセルからノートを取り出そうとした際、「どうしてどうして毎日宿題があるんだろう。最近の子供はテレビやマンガ、ゲームで忙しいんだぞ」と屁理屈を言っている。
- ドラえもんは見たいテレビがあるからと、自主的に部屋から出て行った。
- しずかは浴槽で新しく買った入浴剤を使い、泡風呂を楽しんでいたため、のび太の部屋にワープさせられた際も体は泡に包まれていた。またのび太はしずかへの置手紙を風呂場の鏡に指で書き残している。
- この後今回も大山版と同様にのび太はスネ夫の部屋と交換し、スネ夫が手を洗いに行った隙にケーキを盗み食いし、その場にあった漫画も持ち帰っている。だが、その漫画が第2巻だったため、第1巻を取りにジャイアンの部屋と交換し、これを手に入れた。ちなみにこの時ジャイアンは腕立て伏せをしていて、目も閉じていたため、のび太には気付かなかった。
- 今回も大山版と同様にのび太はつばさちゃんの部屋と交換した後、そこにあったテレビをつけ、ドラえもんが見ていたのと同じ番組を見ている。更にリポーターが部屋の押し入れを開けたため、ドラえもんが蚊部や天井に貼ったつばさちゃんの写真が見つかってしまい、リポーターは「自分のことが大好きなのかな...?」と驚くと共に少し引いている。また、ノートを見る前には机に置いてあったどら焼きの件についてもリポーターは触れている。