概要
てんとう虫コミックス第13巻及び、藤子・F・不二雄大全集6巻に収録。
懐中電灯型のアイテムで、このライトの光を物に当てると、どんなものでも元の原料の姿にする事ができる。元に戻した物は30分経つと元に戻る。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- 1979年8月9日放送。
- 冒頭でのび太は冷蔵庫から食べ物を盗み出してそれの原料を調べようとしていたが、ママに見つかり上手くいかずドラえもんに相談した。
- もどりライトを貸してもらったのび太は冷蔵庫にあったツナ缶にこれを当てマグロに戻している。
- パパは祖古梨からかくし芸をやれと言われ三味線を弾いたがドラえもんがこれにもどりライトを当てネコに戻している。また、祖古梨はつまみの干物を食べようとしたが、のび太がすかさもどりライトで蛸に戻したため墨を吹きかけられた。
- ラスト、のび太がバイオリンの弓にクジラのひげも使われていることを知ったのび太はこのことをノートに書こうとし、ドラえもんは「こんな目にあっても宿題のことを忘れてない!珍しいことだ!これは」と驚嘆している。
- 本編終了後のショートアニメはドラえもんがどら焼きを食べようと口に入れるが、もどりライトで原料の麦に戻されそれが口からはみ出るというもの。
水田版
- 2012年6月15日放送。
- のび太が身の回りの色んな品がどんな原料からできているかを調べる宿題をドラえもんに相談する下りは、0点のテストにガッカリしているのび太を横に、ジャイアンとスネ夫がにやけながら「のび太にテストなんて紙の無駄遣いだよな」「切られた木も可哀そうだよね」と小ばかにし、木から紙ができることを知らずあまりにトンチンカンな答えを言ったのび太にジャイアンとスネ夫が笑い転げる下りに変更。
- のび太は緑が増えて地球にも優しいからという理由で0点のテストをどんどん木にんもどすことを提案するがドラえもんから30分経ったら元に戻ることを知らされ、あえなく断念した。
- のび太は原作のものに加え、どら焼き、こんにゃくと寒天も原料に戻している。また、パパが飲んでいたのは酒だったため、原料も米粒になり、おつまみはハムに変更。
- 外出してまず、のび太は先ほどの仕返しにジャイアンの衣服を原料に戻し、それからスネ夫の家に行き周りの品がそれぞれ何の原料からできているかを聞くもあっさり即答され、悔しくなったのび太はシベリアタイガーの毛皮を原料に戻したところ本当はウサギの毛皮だったことが判明し、続いて鹿の首もブタの毛皮とプラスチックからできていたり、純金の像も銅製だったことが判明する。
- これに怒ったスネ夫がのび太からもどりライトを取り上げようとしたところ、スネ夫のママが持っていた判子に光線が当たりマンモスが出現し、正真正銘のマンモスの牙からできていたことが判明して玄関を突き破り追いかけられる始末となった。
- これら骨川家での一連の下りによりしずかのバイオリンをクジラに戻し押しつぶされそうになる下りは描かれていない。