アルケラ
あるけら
第49話「宇宙の雪」に登場。
突如森林地帯に出現した昆虫の特性を持っている怪獣。
その正体は宇宙に降る雪と言われている非常に小さな怪獣スノースターの幼体であり、アポトーシスを起こすと体を蛹にして体内のエネルギーを放出し、放出し終わると無数のスノースターへと分裂するというクラゲのような特性を持っている。
口からは火炎を放射するが、これは体内の余分なエネルギーを放出しているだけである(なお、理由は後述だが放射線の要素が含まれているかは不明となっている)。また、顎の力も強く、高度に発達した触角で振動を感知する事ができる。
当初はスノースターとの関係性が発覚していなかった事から死にかけで彷徨っていると推測されたため、このまま死ぬのを待つと判断された。倒れ込んだまま死ぬと思われたがアポトーシスによって生命活動が再活性化、もっと狂暴な怪獣に変貌する事が危惧され統合防衛軍との約束通りEYESの攻撃対象にされてしまった。
攻撃された事を引き金に再び暴れ始めたアルケラは、ウルトラマンコスモスに侵攻を止められ戦闘になるも、その末に力尽き変態を開始。無数のスノースターとなり宇宙へ舞い上がって行った。
別名 | 神秘群獣 |
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身長 | 80cm |
体重 | 3kg |
出身地 | 地球 |
第49話「宇宙の雪」に登場。
白い雪を思わせる非常に小さな怪獣で、宇宙飛行士たちの間で「宇宙に降る雪」と呼ばれており、目撃例が少ないことからその姿を見た者は願い事が叶うと言われている。
宇宙に捨てられた放射性廃棄物を食べることから統合防衛軍からも益獣と判断され、保護対象にされている。
長い間その生態は謎のままだったが、終盤にて実はアルケラが成長した姿であることが発覚した。
無害な益獣と思われていたスノースターが、時には人の害になる生態を持つという事実は、自分たちにとって有益か否かで保護対象を決める人類のエゴを浮き彫りにしたのだった(事実、アルケラとスノースターの関係を知った統合防衛軍はEYESにスノースターの駆除を命じたが、その防衛軍がスノースターの保護に賛成していた事を論破されて見逃された)。
脚本を担当した大西信介氏は『ウルトラマン80』の頃に発想したプロットが元になっており、北海道出身の大西は雪虫の生態から着想を得ている。
着ぐるみは『ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー』のワンゼットを改造したもの。その後、頭部が『ウルトラマンネクサス』のアラクネア、胴体がバグバズンブルードに改造された。
同名の微生物が存在しており、こちらは下水を処理する際に用いられる活性汚泥の中に見られるアメーバの一種である。