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【注意】

本記事には関係者のツイッターがソースの情報が多数含まれています。制作会議で設定されたものですが、制作過程で変更されている可能性があります。

矛盾が生じた場合、設定資料集や公式サイト、作中で明言された設定を優先してください。

概要

本作の世界に存在する(した)魔力式人型機動兵器。全長約5m前後。「魔法人形」とも呼ばれる『夜の鎧(ArmaNox)』。

『聖金属』と『魔石』で構成された騎体の表面には常に何種類~何十種類もの魔法防壁が展開されており、普通の人間による物理兵器より遥かに強力な魔力兵器である。

アルマノクスの行動にはその全てに魔法による効果が付属しており、斬撃一つにも速度上昇、重量増加、空気抵抗減少など多数の魔術が使用されており、防御側もそれは同様。アルマノクスの戦いはロボット戦闘であると同時に様々な魔術の応酬でもある。

大別して本編中に登場する「マギアコナトスの幻想空間内のアルマノクス」とそのオリジナルとなる「千年前の本物のアルマノクス」の2種が存在する。

機構

「魔法人形」であるため、内部はがらんどうでありフレームや歯車などの機械的な仕掛けは一切入っておらず、「魔糸」を通じて操縦される。

脚部には魔術的ローラーダッシュ(またはホバー)が標準装備されており、これで走行や飛行を行うが、飛行については機体によって得手不得手が存在する。

また、光状のパーツはエネルギー物質的なものであり、グランベルムでは後述の理由により常時展開されているが、千年前の本物のアルマノクスではは起動時のみ展開される。

開発経緯

三頭身の人型機動兵器となったのは魔術師による操縦に最適化したためである。

脱出装置から進化したロボットなど多くの巨大ロボットがそうであるように、アルマノクスもまた鋼鉄の巨人ありきで開発されたわけではなく、アルマノクスの祖先は自然由来の魔術素材で作られた武具に過ぎなかった。

これら魔術素材である魔石や聖金属は、魔力を通電(?)することで使用者は重さを無視できる特性を有していた。このため、アルマノクスは使用される魔術素材の質量を増やす方向で恐竜的進化を遂げていった。

加えて武器を振るう腕を長く、重心バランスを高くしすぎないことが追求され、最終的に各要素のベストバランスを取った結果がSD体型の巨大人型兵器であった。この完成形となるまでの研究に数十年を費やしている。

デザインのメタ的な理由についてはグランベルム本記事を参照。

マギアコナトスのアルマノクス

千年前の魔力封印後、儀式「グランベルム」に参加する魔術師たちに「マギアコナトス」より与えられる『決戦器』。本編に登場する騎体は基本的にこちら。

パイロットにして参加者たる「巫女」の心が形になった姿であり、彼女たちの術式がバトルフィールド「マギアコナトス」の中に満ちている魔力に反応して召喚される。

そのため、厳密には騎体そのものが物質化した魔力エネルギーといえる(前述のエネルギー物質が常時展開されているのはこのため)。

アルマノクスは巫女自身の体内魔力を動力としているが同時に魔力増幅器でもある。幻想空間で数百倍となっている巫女の魔力をアルマノクスが更に数万倍に増幅するため、生身ではアルマノクスに立ち向かうことはまず不可能であり、グランベルムのルール上もアルマノクス同士の戦闘による勝利が必須となっている。

また、搭乗時に着用している魔法少女パイロットスーツは魔術師が魔力を最大限行使するための『法衣』で、これもまた魔力を増幅する素材で出来ている。

言うまでもなく変身している。変身のタイミング幻想空間突入と同時。

グランベルムで戦うアルマノクスには騎体のコクピット部分(胴から頭)の内部にメインとなる魔石が搭載されており、その完全破壊がバトルロイヤルの敗北条件となっている。

一方で全騎体に回復魔法陣が標準装備されており、メイン魔石さえ破壊されなければ戦闘続行不可能な程損壊しても魔法陣を展開して待機していることで徐々に機体の損傷を回復し、戦いに復帰できる(無論、その間にトドメを刺されなければである)。

巫女の搭乗するコクピットは更なる別空間になっているのでかなり広く、操縦形式は『魔糸』を使うという点以外は魔術師の家系・流派によって異なる。

各騎体には自身を象形化した「紋章」とマギアコナトスの認証コードが存在する。

召喚

そして特筆すべきなのが、このマギアコナトスのアルマノクスは千年前の本物のアルマノクスを魔力で複製、最適化したコピーであるという点である。

「千年前に封印された本物のアルマノクス」の中から巫女にとって最も相応しい1騎が選ばれ、それを原型として更なる調整が施されて「巫女の心が形になった分身」となりシンクロ、つがいとなってグランベルムに挑むこととなる。

そのため、グランベルムで戦う機体は千年前に存在した本物とは微妙に異なる物となっている。

ただし、これら召喚に関する設定は作中の研究者の仮説である点を留意されたし。

千年前のアルマノクス

千年前に魔力が封印される以前に世界中で使用されていた「本物」。

最大で数百騎から千騎ほどの数が存在していたが、魔力の封印と同時に一夜にしてその殆どが消失。

その後に建造された騎体は一つとして以前のように動きはしなかった。

魔術職人の手作りのため大量生産は不可能で、簡素な量産型でも搭乗できるのはエースパイロットに限られる。

本編に登場する騎体(の原型)に至っては一族のトップが乗る最高級品であり、値段をつければ国宝となる。

そのためか、魔術抜きにしても魔術師の一族の文明は数百年単位で進んでいた模様(アルマノクスの封印が千年前にもかかわらず、第1話の絵画に描かれた騎体が16世紀の騎士のような姿をしていたのはそのため)。

魔力で再現された本編の騎体と異なり実体があるため、コクピットは見た目はともかく騎体内に収まるサイズであった。光状のパーツは起動時のみ出現し、法衣も変身ではなく普通に着替えて着用していた。

なお、変形可能な機体も存在していたが、魔法が関わっているため厳密にはゲッターロボのような変形をしていた可能性もあるとのこと。

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