概要
モンキー・D・ルフィ率いる『麦わらの一味』は現在船員が合計10人となっているが、この内、船長であるルフィとロロノア・ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジの4人はルフィが冒険を始めた「東の海(イーストブルー)」で出会い、一味に加入している。
結成から数々の困難をくぐり抜けて偉大なる航路(グランドライン)へ突入した初期メンバーであることから、メディアミックス等では5人セットで扱われることがしばしばあり、ファン人気も高い。
ちなみに、サンジを除く全員の出身地も、村と島は別々だが東の海である(サンジは育ちが東の海であるが、生まれは北の海(ノースブルー)のため)。
大まかな流れ
船長・ルフィの旅立ち
故郷であるフーシャ村にて、住民に見守られながら出航。早々に近海の主に出会うが、直後にワンパンで倒して成長した姿を見せる。その後ルフィは巨大な渦潮に遭遇し、樽の中に入って奇跡的に助かるが、その際に小舟を紛失する。
1人目・ゾロ加入
出航後にルフィが最初に上陸した町となるシェルズタウンにて、海軍に捕まっていた“海賊狩りのゾロ”を見つけたルフィ。初めは嫌がるゾロだったが、最終的にルフィに助けられた事もあり、加入する事となる。この頃のヘルメッポはめっちゃ嫌なヤツだったが、今では改心して憎めない。
ナミとの出会い
ゾロとルフィは小舟を漕いでいたが、食料もなく航海士もいないという状況で上空を飛ぶ大きな鳥に出会う。そこでルフィはその鳥を捕まえようとするが逆に捕まえられ、そのまま連れていかれる。連れて行かれた際に偶然たどり着いたオレンジの町にて海賊専門の女泥棒・ナミと出会う。「海賊が大嫌い」という理由から初めルフィを信用してなかったが、極悪非道なバギー海賊団との戦いを経て、お互いの利害の一致から手を組む事になる。
3人目・ウソップ加入
シロップ村にて嘘をついては住民を困らせていたウソップだったが、恋心を抱き屋敷に通いつめていた1人娘カヤの執事、クラハドールが元海賊キャプテン・クロであり、カヤの命と遺産を狙っている事を知る。そこでたまたまこの村に上陸していたルフィ達に助けを求め、そのまま共闘。翌朝には、カヤから専用の海賊船ゴーイングメリー号を譲り受けたルフィ達に誘われて、加入する流れとなる。
4人目・サンジ加入
一行4人は道中でゾロの知り合い、ヨサクとジョニーに出会う。その2人に薦められ、海上レストランバラティエで食事をする事に。そのタイミングでクリーク海賊団が現れ、バラティエのコック達と共闘。元々ルフィが海のコックを探していた事や、サンジもこの1件を経てオーナーのゼフから退職の許可が出た事もあり、サンジが加入する事となる。なお、その合間には、ナミとヨサクとジョニーがメリーでお留守番→バラティエにクリーク敵襲→ジュラキュール・ミホーク登場→ほぼ同じ頃にヨサクとジョニーがバラティエに登場し、ナミが船を盗んでどこかへ行ったと告げる→ゾロはミホークに敗れる→ミホーク撤退→負傷したゾロを連れルフィとサンジ以外は小舟でナミを追いかけるという流れがある。
2人目・ナミ加入
ナミが向かったのは、彼女の故郷であるココヤシ村。この村は8年前からアーロン海賊団に支配(同時に、ナミとノジコにとっては母親代わりでもあるベルメールが彼女たちの目の前で射殺)されており、海図が描けるという理由からナミは一味の奴隷となっていた。代わりに、1億ベリーで村をナミに売るという事で、ナミは海賊を中心に泥棒をするようになった。その1億ベリーがもうすぐ貯まるという所で、アーロンの手先である海軍に奪われる(賄賂)。それによってナミは絶望し、彼女のために島を出なかったルフィに助けを求め、ルフィ達4人はアーロン海賊団と戦う事となる。そして勝利を収め、ナミは正式に加入した。
こうして5人はローグタウンへ向かい、そこから偉大なる航路のスタートを切るのであった———。