「あの陣形に守られていたのはお前達の方だ…!!」
「むき出しの刃程危険なものはない……!!! 違うか若造」
概要
プロデンス王国国王。筋肉質の大柄な体格で、マントと頭の王冠以外とても王族には見えない男性。
「戦う王」の異名通り、拳闘を主体とした高い戦闘力を持つ。
プロフィール
本名 | エリザベローII世 |
---|---|
異名 | 戦う王、生まれながらの破壊兵器 |
年齢 | 57歳 |
身長 | 436cm |
肩書き | プロデンス王国 国王 |
出身地 | 偉大なる航路 新世界 プロデンス王国 |
誕生日 | 2月2日 (II世) |
星座 | みずがめ座 |
血液型 | F型 |
好物 | フルーツパンチ |
初登場 | 単行本71巻 第704話『ルーシーとキュロスの像』 |
CV | 長克巳 |
人物
「戦う王」という異名とは裏腹に、戦争続きの日々にはうんざりしている。
かつて国の窮地を何度も助けてくれたリク・ドルド3世には友情を感じており、ドレスローザでのドンキホーテ・ドフラミンゴ打倒後、リク・ドルド3世の復位を後押しした。
脳筋と思われがちだが、意外に理性的な側面もある。仕方ない面も多々あるとはいえ、ドフラミンゴを支持していたドレスローザ国民の急な心変わりを「滑稽だが…笑えねェなァ!!」と称した。
戦闘能力
王族でありながら生まれながらの破壊兵器と称される高い戦闘力を有し、その二つ名の所以は伝家の宝刀「キング・パンチ」にほぼ全て集約されている。
キング・パンチは技名の通り見た目こそ「ただのパンチ」だが、ただの一殴りから発せられる衝撃波が遠距離にまで到達して射線上の全てを破壊するほどのすさまじい攻撃範囲と威力を誇り、敵国の巨大な要塞をたった一人で完全破壊したという逸話があるほど。
反面、放つ前に1時間の精神集中とウォーミングアップを要し、一発でも放った後は隙だらけになるという致命的な弱点がある。
ハイリスク・ハイリターンをその身に体現し、切り札特化を地で行く稀有な力である。力を引き出すには側近の力が不可欠。
コロシアムではその試合形式上、一戦一発限りの博打技になるが、その威力は当たりさえすれば四皇を撃沈させることができるほどと称されている。
また、ウォーミングアップが完全に終わっていない状態でも、威力は低くなるがライト版キング・パンチを放つことが可能で、これだけでも首領チンジャオとの連携で巨大な石像の姿となったピーカの片腕を破壊出来るだけの破壊力は有している。
活躍
登場はドレスローザ編で、国王ドフラミンゴ主催の「メラメラの実争奪闘技大会」に自国の軍師ダガマを伴い参加した。予選ではBブロックに参加し、開始からしばらくはダガマと買収・結託した他の参加者達を防壁に「キング・パンチ」発動可能コンディションの維持に専念。そしてダガマを含めた護衛役達が他の参加者からの攻撃や仲間割れにより脱落した予選終盤、満を持しての王拳発動。残っていた参加者めがけ「キング・パンチ」を解き放った。これにより、全ての参加者を場外に一掃したはずだったが、海賊バルトロメオだけが自身のバリバリの能力によりバリアを発生させ攻撃を防いでいた。一撃必殺の技を防がれたエリザベロー2世にもはや為す術はなく、バルトロメオの攻撃により一撃で倒され、予選で敗退した。
予選敗退後は一時シュガーにオモチャにされて働かされたが、ウソップの活躍によりオモチャ化を解かれる。その後はウソップや自身の国を援助したリク王への恩もあり打倒ドフラミンゴを目標に動く。同じ巨体オジサンであるチンジャオとは相性が良かったようで、即興で同時攻撃を行ったりしている。
乱戦の最中、ドン・キホーテファミリー最高幹部のピーカをキング・パンチで討ち取ろうとするも、ロロノア・ゾロに(不本意ながら)協力させられ、ゾロがピーカを討伐した後、落下した岩石巨兵の破片をキング・パンチで吹き飛ばしてリク王達の命の危機を救った。
本人は「このおれに石掃除などさせおって!」と不満をあらわにしていた。
戦いが終わった後、過去の苦い経験から復位をためらうリク・ドルド3世を後押しする。
帰国後はすぐさま世界会議に向かい、護衛艦ナシでドレスローザの面子と共に聖地マリージョアを目指し出航。航海の最中、コビーとヘルメッポに助けられたことで無事にマリージョアにたどり着いた。
世界会議が始まる直前には麦わらのルフィが引き起こした二つの事件、「ビッグ・マム暗殺未遂事件」と「カイドウの首を狙ったワノ国侵入事件」について聞き大笑いしていた。その為素の性格はこの人に近い。
世界会議終幕後はベガパンクの配信を聞いていたが、「ルルシア王国が突如消滅した原因」については、その様な情報が伝わって居なかった事から、直ぐに確認を急ぐようダガマに命じた。