ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

CV/演:増田順司

概要編集

アクマイザー3』第32話「なぜだ?!アクマの逃亡者」に登場した麒麟に似た隊長怪人。青いと緑のを持ち、銀色の2本角を生やしている。

バスカルという息子とキリ子という孫娘がいる。

アクマ族では「幻の大剣士」という異名を持つ戦闘のプロで、メザロードとも面識があったが、ダウンワールドに愛想を尽かし、20年前に地上に逃亡した。以後は不殺の誓いを立てて、「阿久麟平」という老人に姿を変えて、屋台のたこ焼き屋を営み、キリ子とひっそり暮らしていた。お小遣いがない子供にもたこ焼きをサービスとして提供するなど気前のいい性格をしているが、戦いに身を置かずとも慎重さだけは保っており、アクマ族の気配には敏感だった。

ジャンケルの二刀流という剣術の使い手で、ジャンケルクロスを発動して3倍にパワーアップしたアクマイザー3を翻弄するという実力を見せた。また人間の姿でも宙返りを披露するなど、老体とは思えない身のこなしを見せた。他にも、落雷を発生させる能力、自身の作ったたこ焼きを胃の中で膨張させて食べた者の動きを封じる「アクマ力・満腹」という技を使った。


劇中の活躍編集

浅草寺での商売を終えて帰宅途中、メザロード親衛隊に属する兵士アグマーの訪問を受けるが、丸腰のまま彼らを翻弄し、まんまと帰路につく。居住しているアパートに到着後、隣人の主婦から自身が交通事故に遭ったという知らせを聞いてキリ子が迎えの者と一緒に出て行ったと知る。悪い予感を感じて自室に入り、(土足のままの)メザロードと再会し、「新たに脱走した3人の馬鹿者(無論アクマイザー3)を抹殺しろ」と命令され、さらにキリ子を人質に取られた事を知らされる。メザロードは「命令を聞くまで孫娘は預かる」と言って退散し、彼は本来の姿に戻る決意をした。

南雲健二はアクマ族の反応をキャッチし、アグマーから逃げたキリ子を保護するが、そうとも知らないキリンダーはメザロード親衛隊と戦うアクマイザー3の前に落雷と共に現れる。当初は親衛隊からキリ子の事を聞くつもりだったが、事情を知らないアクマイザー3はアクマ族の手先だと思い込み、交戦する事態になった。アクマイザー3を翻弄するものの、メザロードを発見すると彼の乗る車に乗り込みそのまま退散した。

しかし、自身の不在中に運悪くキリ子が帰宅し、自身を探すために一平と共にまた家を出てしまい、二人と入れ違うように帰宅してしまう。メザロードはキリ子を捕まえていないにも拘わらず、彼がキリ子が囚われたままだと思い込んだのを利用し、彼にアクマイザー3の抹殺を促す。キリ子の命には代えられないと覚悟を決めた彼はついにメザロードの要求を呑み、アクマイザー3抹殺に乗り出す。まずガブラをたこ焼きで釣り、アクマ力でたこ焼きを膨張させて彼の動きを封じてまんまと捕まえる。一平の部屋にいたザビタン達にガラードを送り込み、「ガブラを助けたければアクマ堂までおいで願いたい」というメッセージを伝える。屋台を引いてザビタンとイビルをアクマ堂まで誘導し、ガブラを解放した彼らと交戦する。ジャンケルクロスで強化した彼らを圧倒するも、アクマイザー3の魔法陣ドリルアタックを受けてダメージを受ける。もう一度魔法陣アタックを放とうとするアクマイザー3だったが、そこにメザロード達の追跡から逃れたキリ子と光彦が現れる。キリ子から事情を聞いた彼は土下座して謝るが、逆に彼らに許される。その様子を見たメザロードは親衛隊を率いてキリンダー達を狙おうとするも、アクマイザー3に阻まれた挙句、アグマー達は彼を置いて逃走してしまう。メザロードはザビタンノヴァで退治され(いつもの通り「俺は不死身だ!」と豪語していたが)、平穏を取り戻したキリンダー改め麟平はキリ子と共にたこ焼き屋を再開するのだった。


余談編集

彼が地上に逃亡したのは20年前であるが、孫娘のキリ子は未成年の外見をしており、キリ子の親である人物も一緒に逃亡したと思われるが、その人物に関する詳細は劇中では語られておらず謎に包まれている。なお息子のバスカルはダウンワールドにいたらしいが、なぜ父であるキリンダーに同行しなかったのかは不明。「実はバスカルこそキリ子の父だったが、途中でダウンワールドに引き返した」あるいは「アクマ族はサイボーグなので寿命が長いものの幼年期の成長が遅く、20年前にはすでにキリ子は誕生していた」という説も考えられるが、どれも憶測の域を出ない。


今回の話は脚本を担当した伊上勝氏が得意とする「戦いに嫌気が差して脱走した戦闘のプロがかつての上司に家族を人質に取られて、(すでに解放されているとも知らず)ヒーローと戦い、途中で和解する」という展開である(『帰ってきたウルトラマン第49話、『変身忍者嵐』第38話などが有名)。特に本話のプロットは『忍者キャプター』最終話に多少の差異はあれど流用されていたりする。


麒麟をモチーフにした怪人は非常に少なく、『忍風戦隊ハリケンジャー』の凶扇獣バドーギぐらいしかいない(味方キャラも含めると『五星戦隊ダイレンジャー』のキリンレンジャーもいる)。


演じた増田氏は『ジャッカー電撃隊』では東京ボスを演じた。

またキリ子を演じた佐久間真由美女史は本話の数ヶ月前まで『がんばれ!!ロボコン』で大山みどりを演じていた。


関連タグ編集

アクマイザー3 アクマ族 隊長怪人 麒麟

善玉怪人 剣豪 脱走兵


三上了福嶋フミ:仮面ライダーシリーズに登場するたこ焼き屋。特に前者は今回の脚本を担当した伊上勝氏の息子が手掛けた話に登場した。

関連記事

親記事

隊長怪人 たいちょうかいじん

兄弟記事

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました