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シノビ(デュエル・マスターズ)

しのび

この項目で紹介するシノビとは、TCGデュエルマスターズ(デュエル・マスターズ)の種族の一つである。 タグは「シノビ」タグが使われているので、検索する際は「シノビ デュエルマスターズ」と検索した方が良い。
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幻惑と翻弄、それこそがシノビの真骨頂。


世界が五分される時、異次元に閉じ込められた一部の一族が「シノビ」となったと言われている。

概要編集

DM-29「戦国編 第2弾 戦国英雄伝」で登場した特殊種族。

クロスギアサムライ呪文ナイトに続き、この種族は自身がニンジャ・ストライクという特殊ギミックを持ち、クリーチャーに対する能力が多いなどの特徴を持つ。登場時点で全ての文明に存在していた。


命名法則は文明によって異なり、

  • 光文明:「光牙(こうが)」
  • 水文明:「斬隠(きりがくれ)」
  • 闇文明:「威牙(いが)」
  • 火文明:「不知火、不死火(しらぬい)」または「轟火(ごうか)」
  • 自然文明:「土隠(とがくし)」または「旋風」
  • 水/自然または光/水/自然の多色:「怒流牙(どるげ)」
  • 火/光の多色:「轟牙(ごうが)」

という冠詞がそれぞれの名前の頭に付くという命名法則を持つ。

またDMEX-12『最強戦略!!ドラリンパック』にて登場した「裏斬隠(うらぎりがくれ)」に所属しているシノビは文明に関わらず「裏斬隠」を冠詞に持つ。


後にDM23-RP1『アビス・レボリューション 第1弾 双竜戦記』では新たな冠詞である「聖沌(せいとん)」が登場。

命名ルールも独自のものとなっており、レア以下が「□□の聖沌 〇〇〇〇」で、〇〇〇〇の部分にはLeet表記に変換されたローマ字が入る。

ベリーレア以上は「聖沌大忍者 〇〇〇〇」で、こちらは〇〇〇〇に般若心経関係のワードをカタカナにしたものが入り、Leet表記は使われない。

2023年6月現在、シノビを持つ「メカ」種族クリーチャーおよびメカ・デル・テック呪文専用の冠詞となっており、この冠詞を持つカードは全て光文明に属している。


進化クリーチャーは現時点では《終の怒流牙ドルゲユキムラ》しか存在しないため命名法則は不明だが、《ドルゲユキムラ》の冠詞は「終の怒流牙(ラスト・ニンジャ)」である。




多くのシノビクリーチャーは忍者装束を身につけ、手裏剣や日本刀で武装しており、種族名通りの容姿をしている。

また、カードイラストにはそれぞれの流派の紋章と思われるマークが描き込まれている。各流派の紋は以下の通り。

  • 光牙,轟牙:大文字の「L」と「半月に銀星」を合わせたような形状
  • 斬隠:大文字の「W」と「糸輪に浪の丸」を合わせたような形状
  • 威牙:大文字の「D」を大鎌に見立てたもの
  • 不知火,不死火,轟火:大文字の「F」
  • 土隠,旋風:大文字の「N」と太極図を合わせたような形状
  • 怒流牙:上下に分割線の入った「四つ菱」。真田六文銭もモチーフに含まれていると思われる。
  • 裏斬隠:各文明の流派の紋&衝羽根(羽根突きのシャトル)のようなアクセサリー

なお、「聖沌」には流派を表す紋が存在せず、共通のデザインとして見られる能面型の仮面や装飾品がその役割を担っていると考えられる。


キーワード能力編集

ニンジャ・ストライク編集

ニンジャ・ストライクn(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードがN枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかった場合、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを自分の山札の一番下に置く)

DM-29でシノビ種族とともに登場したキーワード能力。

シノビのみが持ち、コスト踏み倒し効果と、この能力によって召喚したターンの終わりに山札の下に戻す効果の二つから成る。

「ニンジャ」の能力カテゴリーに属する。

クロスギアや呪文などに依存していたサムライやナイトとは違い、シノビ専用の種族デッキ以外にも投入できるため、非常に奇襲性が高い。シノビの影が見えないからといって油断していると思わぬ反撃を食らうといった事も起こりうる。

この能力の登場以前は、シールドとブロッカーが無くなったら負けが確定となっていたが、ニンジャ・ストライクはダイレクトアタック時にも打てるため、最後の最後まで勝敗がわからなくなった。

同時に、これ以降、ピーピングやハンデス、コスト踏み倒しメタの重要性もより高まったと言える。


ニンジャ・チェンジ編集

ニンジャ・チェンジn(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、この攻撃中に自分が「ニンジャ」能力を使っていなければ、手札にあるこのクリーチャーと、自分のコストn以上でメカまたはシノビのクリーチャー1体を入れ替えてもよい)

DM23-SD2『スタートWINデッキ 聖沌・クノイチ・チェンジ』およびDM23-RP2『アビス・レボリューション 第2弾 忍邪乱武』で登場したキーワード能力。

クリーチャーを入れ替える能力のひとつで、指定のコスト以上のメカやシノビと入れ替わって出てくる。「ニンジャ」の能力カテゴリーに属する。

ニンジャ・ストライクと同じタイミングで発動する能力だが、あちらと違い、マナゾーンの枚数は参照しない代わりに、バトルゾーンにチェンジ元となるクリーチャーを必要とする。

攻撃中のメカまたはシノビと入れ替える場合、革命チェンジやJチェンジなどと同じくタップ・アンタップの位相と攻撃中の状態を引き継ぐ。そのため、相手の攻撃に対してブロッカー持ちのシノビをニンジャ・チェンジで出す場合、アンタップしているクリーチャーと入れ替えなければブロッカーとして機能しない。

また、相手の攻撃・ブロック時に既に他の「ニンジャ」能力を使っていた場合は同時に使用することが出来ないが、ニンジャ・チェンジ→ニンジャ・ストライクの順で使用宣言をすれば同時使用が可能。


背景ストーリーでの扱い編集

戦国編編集

異次元からやってきた影の存在と呼ばれていたが、巨大イベントに成長した戦国武闘会へ参加。

《終の怒流牙ドルゲユキムラ》は「サムライから立身し、シノビたちから忍びの心を受けて育った」という経歴を持っており、超獣世界の住人からの受け入れも行っているものと思われる。

戦国武闘会の終了とともに次元の狭間へと帰って行ったと語られていたが、後にDMBD-02『クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!!怒流牙忍法帖』にて詳細と真相が判明する。


第100回戦国武闘会決勝戦において、ナイト側の筆頭《暗黒皇グレイテスト・シーザー》が突如乱心し《超銀河弾HELL》を乱射したことで超獣世界が崩壊の危機に晒されたことにより、対戦相手のサムライ側の筆頭《超聖竜シデン・ギャラクシー》がシーザーの暴走を止めようとするも、サムライ側の最終兵器《超銀河剣 THE FINAL》を使うことに対し戸惑う中、《終の怒流牙ドルゲユキムラ》が超銀河剣の余波から世界を守ることを約束し、超銀河剣を使うようシデンを説得。

次元の裂け目の発生により超獣世界に残れる時間が少ないことを悟ったシノビたちは、ドルゲユキムラ率いる、後に『怒流牙十勇士』と呼ばれる怒流牙のシノビ達を中心に、流派の垣根を越えて世界を守るための戦いに臨む。そして、その身を犠牲に超銀河弾と超銀河剣の激突による絶大な余波から世界を守り抜き、その多くが散っていった。

その後、DMEX-12にてより詳細な情報が描かれ、パンドラ王家などの一部のエイリアンは怒流牙に伝わる秘術によってパンドラ・スペースに送られたクリーチャーの末裔である事や、各文明のシノビ達の均衡を裏から保つ集団『裏斬隠』の存在、オリジンオラクルファンキー・ナイトメアといった戦国編以降の種族にもシノビが存在する事が明らかとなった。


ドラゴン・サーガ編集

基本セット~エピソード3までの舞台だったエピソード世界の並行世界であるドラゴン・サーガ世界にも来訪していたらしく、《隠密の悪魔龍フドウガマオウ》や《轟牙忍ハヤブサリュウ》等のDS世界の種族を持ったシノビが登場している。


神歌繚嵐編集

DMBD-18『レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐』にてシノビの起源が明らかとなる。

その正体は蒼狼の一族五元龍神から支配権を奪い、5文明を産み出した際に異次元に閉じ込められたクリーチャーの末裔であることが明らかとなった。

つまりシノビの起源はオリジンであり、シノビが最初から5文明全てに属していた事や、裏斬隠の頭領である《裏斬隠蒼頭龍バジリスク》がオリジンである事にも説明がつくようになった。


アビス・レボリューション編集

光文明の名門・ゴルギーニ家と盟約を交わした『聖沌』流派のシノビが登場。

永きに渡ってゴルギーニ家を懐刀として支えていた集団のようだが、ジャシン帝率いるアビスロイヤルとの戦いで、ドランルベルらゴルギーニ兄弟が相次いで敗走したことでゴルギーニ家を見限り、後に「ゴルギーニ家の変」と呼ばれる反乱を開始した。


活躍編集

5文明全てに属しており、非常に汎用性の高いカードであるため、漫画・アニメでは敵味方問わず様々な人物が使用している。

また、現実の大会では【シノビドルゲーザ】等の種族デッキが優秀な成績を収めており、かつての環境デッキのリファインがテーマであるクロニクルデッキにも選ばれたが、メディアミックスにおいてこれらの種族デッキを使うキャラクターは永らく現れなかった……のだが……


シリーズ8作目『デュエル・マスターズWIN』にて、メインヒロインであるカレンがシノビの種族デッキを使用。『決闘学園編』で使用しているデッキはDM23-SD2として公式商品化されている。

2017年以降、新規カードや再録などで細々と強化されてきた【シノビ】がついに日の目を見ることとなった。


ピクシブ百科事典に項目の存在するシノビ一覧編集

斬隠蒼頭龍バイケン

斬隠オロチ

裏斬隠カクシ・レシピ

威牙の幻ハンゾウ

光牙忍ハヤブサマル

怒流牙セイカイザ

怒流牙サイゾウミスト

終の怒流牙ドルゲユキムラ

聖沌忍者シャーリーシー

聖カオスマントラ


ピクシブ百科事典に項目のある殿堂入りシノビ編集

威牙の幻ハンゾウ(2011年1月15日に殿堂入り、2019年1月21日に殿堂解除)

光牙忍ハヤブサマル(2011年1月15日に殿堂入り)

斬隠オロチ(2011年7月23日に殿堂入り)


関連タグ編集

デュエル・マスターズ

クリーチャー(デュエル・マスターズ) デュエル・マスターズの種族一覧


カレン(デュエル・マスターズWIN)


外部リンク編集

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