「正義のマシン獣、ジャグチャック様が成敗してくれる!」
CV:篠田薫
概要
マシン帝国バラノイアが開発したマシン獣。
黄色い作業服に身を包んだ配管工を思わせる姿をしているが、水道の蛇口に似た頭部を持ち、胴体にも縦に複数の蛇口が並んでいる。ちなみに武器はピッケル。
外見に反して芝居がかったキザな言い回しを好む。
戦闘では頭部の長い口を伸ばして噛みつく他、両手やピッケルから電撃を放つが、このマシン獣の真骨頂はやはり蛇口からの放水攻撃であり、事もあろうに股間から特大の蛇口を展開して強力な水流を放つ。
ちなみにヘルメットの下の頭部の蛇口を捻ると、口から「ウォータースプラッシュ」と強力な放水攻撃を繰り出せる。
また、出現・撤退する際には水道管から出入りする。
劇中ではロッカーナイト、カボチャンプキン、ネコシグナルの3体と共に、SFXスペクタクル映画『機械帝国の世紀』の撮影を目論む皇子ブルドントの作戦に従事した。
言動や容姿からはギャグ要員のような印象を受けるが、マシン獣の中でもトップクラスの戦闘力を持ち、隊長であるオーレッドを一方的に責め立て苦しめた。
オーレッドは巨大化したジャグチから放たれる凄まじい勢いの放尿を全身に受け、空中で身体が逆転回転を始める。回転に抵抗しようとしているのか、もがくような姿を見せるも、容赦無く体は高速回転させられる。
絶叫の様な悲鳴を上げて無様に宙を回される屈辱的な姿を晒すオーレッドに対し、「ローリング!ローリング!ヘェイ‼︎」と煽りながら楽しそうに攻撃を続けている姿からも、かなりの嗜虐性が窺える。最終的にはオーレッドも抵抗を諦めたのかもがく様な様子がなくなり、ジャグチャックに情けをかけられるまで悲鳴を上げて苦しみ続けた。
活躍
撮影所に潜入したレッドとイエローが、ネコシグナルの見せた蒸気機関車の幻影から解放されたところに[[水道管]から出現。上記の台詞と共に襲い掛かり、噛みつき攻撃や股間の蛇口を肥大化させての水流攻撃で一方的に責め立てる。
ジャグチャックは登場と同時にファイテングポーズをとると、レッドとイエローに対して先制攻撃を行う。頭部の口を伸ばして巨大な馬のような汚い歯で殴りつけるように噛みついた。スローで見るとオーレッドの顔面と胸を噛み締める様に歯を立て、スーツの上から電流を流し込んでいるのが分かる。
噛みつかれたレッドは電流によって感電し、堪らずその場に(殴りつけられた勢いで回転しながら)倒れ込んでしまう。
間髪入れずにジャグチャックは股間のジャグチを巨大化させ、2人に向かって勢いよく大量の放尿を行う。水流を受けたレッドとイエローの身体は宙に浮き上がり、そのまま高速回転を始める。2人は身体が痺れたまま成す術無くその場で宙を回され徹底的に苦しめられた。
身体が痺れたまま凄まじい勢いで身体を弄ばれる彼等は苦悶の悲鳴をあげるばかりで、特にレッドは搾り出すように絶叫しており、隊長の彼がここまで苦しむ姿を晒している事からも、この攻撃の凄まじさが良く分かる。
ヒーロー達のあられもない苦悶の悲鳴を堪能し、勝利を確信したジャグチャックは、「そろそろイイゼぇ!!」とレッドとイエローを解放するも、電池切れを起こして水が出なくなったため、「こりゃいかん。電池切れだ。Oh,no!そりゃ無いぜベイベー…」と言ってへたり込む。
短時間とはいえ、一方的かつ徹底的に嬲り尽くされたオーレッドは放尿攻撃から解放されると、そのまま宙から地面に落下。自分を散々苦しめたジャグチャックの尿の水溜りにダイブし、悶絶するといった屈辱的な止めを刺された。
ジャグチャックの油断と電池切れに救われたが、戦いとしてはレッドは完敗している。もしジャグチャックが油断せず、電池ももっと長ければ、ブルー達が援護に来るまでレッドは回され続けた可能性もある為、地味に九死に一生を得た場面でもある。
また、映画の主役である子ども達に隊長であるレッドが一方的に身体を回され、絶叫しながら苦しみまくる無様な姿を見られなかったのも救いか。
その後ジャグチャックは、直ぐに立ち上がって両手からの電撃で2人を怯ませると、再び水道管を通って撤退する。
終盤、子供達を部品交換で手足を改造しようとするも、その場にオーレンジャーが駆けつけたために戦闘に突入。バーロ兵を一掃されたため、ロッカーナイト達と共に応戦し、「ウォータースプラッシュ」による放水攻撃を浴びせた後、ピッケルからの電撃で攻撃する。放水攻撃はやはり強力であり、回転こそしないものの、攻撃を受けたオーレンジャーは高速で身体が動き弄ばれるような描写があり、身体を振り乱して苦しんでいた。
だが、逆にビッグバンバスターをシェーのポーズを取りながら反撃で喰らって敗北した。
その直後に他の3体のマシン獣達と合体してスチームパンクスへと変貌。オーレンジャーとの最終決戦に臨む。
その後、決戦の末に他の3体もろとも倒されたかに思えたが……?
余談
モチーフは蛇口。
声を演じる篠田氏は昨年の『忍者戦隊カクレンジャー』本編にてカネダマ、そしてその劇場版でもヒトツメコゾウ兄弟の兄の声を担当していた。
『超力戦隊オーレンジャー』本編第31話でも強化個体であるバラジャグチの声と人間態を演じている。
尚、ジャグチャックに限らず、劇場版に登場したマシン獣は何れも「バラ〇〇」という法則性から外れたネーミングだが、後に本編で登場したバラジャグチはそのルールが適用されている。
ジャグチャックを除く3体の強化個体は本編に登場せずに終わったが、仮に出たとしたらそれぞれ「バラロッカー」、「バラシグナル」、「バラパンプキン」というネーミングになったのかも知れない。
関連タグ
ヒーローピンチ:どの作品でも誰かしらは窮地に追い込まれているわけだが、これほど屈辱的なピンチを味あわされたのは彼らくらいだろう。