「倒し甲斐があるゾウ!」
登場話数:第6話「やったね!爆走デジタンク」
概要
モチーフであるゾウの頭部が、ほぼそのまま上半身の大半を占めるかのような特異な出で立ちをしており、口元の牙のうち右側の方は腕に巻き付くようにして一体化している他、鼻や四肢の体表にも斜めに捻れたような意匠が見られるのが外見上の特徴となっている。また、元来の口とは別に鼻の先端にも、牙の生えた口が備わっている。
そのナリに違わず、凄まじい怪力を発揮する個体でもあり、作中でも後述の通り市街地の破壊活動においてその特性が遺憾なく発揮されている。
デザインは下條美治が担当。頭の方にボリュームを持ってきてシルエットそのものに変化はつけているものの、こちらも先に手掛けたエビネジレなどと同様の理由から、極力モチーフに対してストレートなアプローチが意識された一体となっている。
CV担当の千田は、本作へは第4話に登場したカメレオンネジレに続いての参加となり、以降も複数回に亘ってゲスト怪人のCVを担当していくこととなる。
作中での動向
街で笑う子供達を目にし、それを快く思わないシボレナ達の意を汲む形で生み出されたゾウネジレは、人々から笑顔を奪うべく「新型エネルギー発生装置」を保有する世界一の高さのビルを倒壊させ、それに伴うエネルギー漏れによって市街地に大惨事をもたらすべく行動を開始する。
折しもこのビルには、とある事情からシンタロウとデート中のみくも居合わせており、残りの4人はネジレジアの企みの阻止とみく達の救出のためにビルへと急行。新マシン・デジタンクを駆ってレッドとイエローが救助作業に当たる中、ビルへの体当たりを続けるゾウネジレに対してはブルーとブラックが応戦するが、ゾウネジレは兵士クネクネを差し向けて2人を足止めした上でビルの破壊を続行し、クネクネ達を蹴散らしたブルーとブラックに対しても持ち前の怪力で寄せ付けないなど猛威を振るった。
しかし、目的の一つであった新型エネルギー発生装置のエネルギー漏れは、デジタンクの活躍により未然に防がれてしまったため、今度は巨大化した上で本格的にビルを押し倒そうとし、倒壊自体には成功するも、直後に現れたギャラクシーメガとの戦闘では相手の猛攻の前に力負けし、そのままメガフライングカッターで呆気なく倒されるに至った。
関連タグ
ナウマン怪人、ナウマンモンガー、ザ・バラボス、ゾウルギン、地響きサイマ獣ガネムージャ、キマイラオルグ:他作品のスーパー戦隊シリーズに登場する、ゾウをモチーフに含んだ戦隊怪人達。