概要
てんとう虫コミックス第20巻、藤子・F・不二雄大全集第9巻に収録。
3つのレンズが付いた懐中電灯のようなアイテム。これから出る光を物に浴びせると、どんな物でも高級で豪華な品物へと変化する。
アニメ化された際のカラーリングは大山版が緑色一色だったが、水田版ではカラフルな見た目になっている。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- 1980年5月12日放送。
- 冒頭、スネ夫はラジコンカーだけで遊んでおり、これ用のコーンや標識は登場していない。また、貸してほしいと頼んできた男子には高いからという理由で断っている。
- 原作ではのび太は、両親のカメラと腕時計をデラックスライトで最新のものにしてから、再びこれで鉛筆削りや目覚まし時計の他、自分の部屋も豪華にしていたが、今回はこれらの下りの順番が逆である。
- のび太は外出して最初に交番をデラックスライトで日本の城のように変えている。更にこの後会った犬を連れた男性はおじいさんに変更され、犬の方も原作ではデラックスライトでプードルになっていたが、今回はブルドッグに変化している。
- ジャイアンにもデラックスライトを当てる下りが追加。だが、服がスーツのようになり、それの縞模様が増えただけで、腹を立てたジャイアンにのび太はボコボコにされている。
- ラスト、のび太のイタズラで勘違いし合い、喧嘩を始めたパパとママはものを投げ合っている。そして、これを見たのび太は「今日もついてないや」とぼやいている。
- 本編終了後のショートアニメははのび太がドラえもんにデラックスライトを当て、ドラえもんがガタイのいい大型ロボットに変化するというもの。
水田版
- 2014年5月30日放送。
- 冒頭でスネ夫が遊んでいたのはヘリコプターのラジコンで、その場にはしずかではなくジャイアンがいた。
- のび太がその場から去った後もママとパパは「近所の奥さんはファッションで時計も付け替えるのよ!」「時計なんか見てないよ!」と言い合っている。
- 冒頭での変更点により、のび太が3歳の時に買ってもらったおもちゃも木製のヘリコプターのおもちゃになっている。
- 今回のび太はデラックスライトで鉛筆削りではなく、椅子を豪華にしている。更に外出してすぐにすれ違った出前のバイクもデラックスライトで豪華にし、プードルに変化させた犬と飼い主の男性はムクとジャイアンになっており、それからのび太はしずか、ジャイアン、ムクから元に戻すように詰め寄られるが、「絶対その方がかっこいいって!」と笑顔で去ってしまった。
- その後のび太は空地の土管もデラックスにしており、追いかけて来たドラえもんから「何でもかんでもデラックスにすればいいってもんじゃないんだ!」とデラックスライトを返すよう言われたが「皆はびっくりしてただけだよ!どんな物でもデラックスの方がいいに決まってるんだから!」と取り合わなかった。
- そして、野比家そのものをデラックスにしようとしたが止めに入ったドラえもんとデラックスライトと取り合ったはずみでドラえもんがダイヤモンドの首輪をつけた純金製にしてしまい、そんな中で再び野比家をデラックスライトで城に変えた。
- しかし、最後のび太はデラックスに変えたものは元にもどしており、パパとママもその当時の思い出を大事にするという考えに至り、買い替えるのを止め仲直りしている。ただドラえもんのみ元に戻されておらず、一人道端でのび太に助けを求めていた。
関連タグ
ゴージャスライト:こちらは大山版に登場した似た効果を持つひみつ道具。