「見たわねー、あれほど見てはいけないと言ったのに!」
「教えてあげようか。古代織りにドクガラーの毒を織り込んだのが、ベーダー織りになるのよ!」
概要
『電子戦隊デンジマン』第35話「謎のはたおり姫」に登場する、ベーダー一族の機織り職人を務めるベーダー怪物。ベルトのバックルナンバーは「34」。
ヘドリアン女王が若さを保つために用いる、身につけた者を溶かし殺して生気を吸い取り、吸い取った生気を女王に献上する 「ベーダー織り」を復元する任務を帯び、腕を磨くために人間態である美しい女性・岡道子として活動し、「古代織り」の156代家元である戸川六助老人に師事を受け、織物技術を学び取る。
なおベーダー織りはドクガラーの鱗粉を古代織りに織り込むことで完成し、まるで意思があるかのように相手に襲いかかる魔性の織物である。
ちなみにグロテスクな容姿をしているが本編初の女性怪人であり、戦闘中にブルーとイエローに組みつかれた際は「イヤらしいわねー」と呟いていた。
五色の布で相手を締めつけて動きを封じ、体から放出される毒鱗粉と口から吐き出す毒ガスを武器としている。
岡道子
「ごめんなさい。お帰りを待ちきれず、つい勝手に触ってしまいました」
ドクガラーの人間態である若い女性。
誰も後を継ぐ者がいない古代織職人である六助に弟子入りし、彼の邸宅に迎え入れられた。
六助は「はたおり姫」として彼女を溺愛していたが、正体を知ると腰を抜かしていた。
劇中での活躍
跡継ぎを探している戸川老人の邸宅に岡道子の姿で上がり込み、弟子入りを志願。
それを認められると修行を開始し、一夜のうちに早速ベーダー織りの着物を完成させる。
これを街に放ち、竹の子族や子供たち、そしてその場に居合わせた桃井あきらを襲うが、着物は駆け付けたデンジレッド達のデンジスティックで木に磔にされてしまう。
すると着物から出てきた小さな蛾がドクガラーに変身(中に潜んで操っていたとも取れる)。着物を持ち去って逃げるが、この際に残してしまった切れ端からベーダー織りと古代織りが同じものだという情報を知られてしまう。
再び人間態になると戸川老人の邸宅に戻り、周辺で張り込み始めたあきらと青梅を戸川老人が勝手に追い払ってくれる、という自身にとって有利な状況下で機織りの修行を続ける。
そして「2時間ばかり先生のアドバイス無しで機織りをしたいので、部屋に入らないでほしい」「外でうろついている2人をここから遠ざけてほしい」という要求を提案。これを受けた戸川老人は重たい荷物を運ばせるという名目であきら達を誘導するが、その最中に通りかかったフィールドアスレチックでダストラー達に襲われたことで「あの道子さんがベーダー怪物なはずはない」と家に戻り、部屋の戸を開けてしまう。
こうして本性を知られたドクガラーは戸川老人に襲いかかるが、そこにデンジマン達が集結。
デンジピンクとの一騎打ちになり、手から放つ布で全身を締め上げ苦しめるが、デンジブーメランの一撃を受け爆散。
続く巨大化戦ではダイデンジンに大量の鱗粉を浴びせかけ攻撃するが、「デンジ毒蛾落とし」で逆に跳ね返されてしまう。
ならばと赤いガスを吐くも効き目は薄く、最後は電子満月斬りで両断され倒された。
余談
本話には「今後のベーダー織り作りのため、ヘドリアン女王のスリーサイズを測定する」というシーンがあるのだが、その測定結果はバスト98cm、ウエスト98cm、ヒップ98cmというものであった。
関連タグ
ドクガモズー、ドクガコング、ドクガネジレ、腐食忍者フショクルーガ:毒蛾モチーフの後輩怪人。