概要
CV.中博史
第75・76話『夢の恐竜天国!』で、絶滅した恐竜を生で見たいデデデがナイトメア社からダウンロードした科学者である。
性格は初対面のデデデに対して研究所と助手をせがむなど、やや図々しい部分がある。また、よくいる科学者の例に漏れず、協力してくれる者には友好的であるものの、研究内容の倫理観は狂っている。
アニメ内では、フーム達に恐竜復活の研究を手伝って欲しいと頼み、彼らに恐竜の子孫であるトカゲのDNAを集めさせる。しかし、恐竜のタマゴが完成した途端、それらのタマゴと共に姿を消してしまう。
アニメ後編ではワクチン蚊で村人たちの血液からDNAを採取し、研究所で彼らの遺伝子を組み合わせたキメラ恐竜を量産する。また、前編でタマゴを盗んだのも彼であることが判明する(恐竜を蘇らせるのは建前で、実際は恐竜のDNAと村人達、そしてカービィのDNAを採取しキメラ恐竜を作り出す事が目的だった)。
カービィの遺伝子を採取したあとは、生み出した『カービィザウルス』と共に登場。
やはり彼の正体は魔獣であり、本性と同時に髪と眼鏡が逆立って爪が鋭くなり、鋭い牙が生えるなど、魔獣としての正体を現している。
カービィザウルスの圧倒的な力でカービィを追い詰めるも、デデデがキメラ恐竜の方にコピーさせるために用意した超強力な爆弾を吸い込んだことで変身したクラッシュカービィに、自身の研究所やキメラ恐竜達もろとも爆発に巻き込まれて倒された。
彼の生み出したキメラ恐竜(CVは本人と同じ)
一種のクローンであるため、どの恐竜も本人の性格や能力を反映している。
- Dレックス
デデデの遺伝子を組み合わせた恐竜で、見た目は元ネタのティラノサウルスに近い(ティラノサウルス・レックス自体が「暴君王トカゲ」という意味であるため、彼にピッタリである)。
アニメ内では、エサとして用意されていたヒツジを捕食し、ボートで逃げる村人たちを追いかけ回した。また、研究所では幼体も確認されている。
後にゲーム作品『ロボボプラネット』でもデデデのクローンが登場したが、こちらは現物のデデデの色を変えただけのような外見で、名前も「クローンデデデ」となっている。
- エスカルザウルス
エスカルゴンの遺伝子を組み合わせた恐竜で、本人に似てDレックスには弱い。本物とは違い、恐竜であるため骨は存在する。見た目はステゴサウルスに近く、モチーフはル・カルコルと思われる。
また、Dレックスと同じく、研究所で幼体が確認できる。
- ボルントザウルス
ボルン署長の遺伝子を組み合わせた恐竜で、見た目はセイスモサウルスに近い。
レン村長は「酷いというか傑作と言うか…」と評している。
- レン村長の恐竜
レン村長の遺伝子を組み合わせた恐竜で、見た目はアクロカントサウルスに近い。
あろうことか本人の目の前でヒツジを食べてしまう。
- サモの恐竜
サモの遺伝子を組み合わせた恐竜で、見た目はアロサウルスに近い。
下記のメーベルの恐竜と共に歩いている。
- メーベルの恐竜
メーベルの遺伝子を組み合わせた恐竜で、こちらも見た目はアロサウルスに近い。
上記のサモの恐竜と共に歩いている。
- フームの恐竜
フームの遺伝子を組み合わせた恐竜で、見た目はヘレラサウルスに近い。
本人に似てかなり強気な性格で、自身より大きいDレックス相手に勇猛果敢に襲いかかっている。
- ブンの翼竜
ブンの遺伝子を組み合わせた翼竜で、姉の恐竜と共にDレックスに襲いかかっている。
- カワサキリュウ
カワサキの遺伝子を組み合わせた恐竜で、キメラ恐竜の中では1番小柄である(成長途中の可能性もあるが)。見た目はユタラプトルに近い。
アニメ内では唯一研究所内におり、台所に入ってきたフーム達を追いかけるも、コショウと消火器をあびせられて怯んでしまう。
本人曰く「オレそっくり」で、本物が元々温厚で優しい性格だった為か比較的大人しかった。
登場シーンはジュラシックパークのパロディ。
カービィの遺伝子を組み合わせた究極の恐竜で、本物以上に強力な吸い込みとコピー能力を扱うことができる。
詳しくは該当記事を参照。
セリフ集
75話
- 「(デデデに対して)まず、高価な研究所を作らねば…。次に高価な研究誌(?)と高価な私のギャラ…。」
- 「数名の優れた助手が欲しい…。」
- 「簡単なテストをしたい。1+1は?(舐めすぎだろ…デデデは間違えてたけど)」
- 「空から降ってくる水は?(デデデは鳥のおしっこと答えていた)」
- 「(デデエスに対して)世界で1番マヌケは?次のマヌケは?」
- 「キミたちのほかにも助手が要りそうだな…他にはおらんのかね?」
- 「彼ら(イロー達)の気持ちも分からないでもない。生きた恐竜を見たいのはみんな同じ。それを叶えるのも、科学の楽しさでは?」
- 「(フーム達に自己紹介)ドクター・モロ!化石が発見されたと聞いてやってきた…。」
- 「デデデに研究所を作らせたよ。彼らも恐竜を見たがっている。」
- 「さぁ、(研究所に)入りたまえ。」
- 「(デデデに対して)何をしている!そのトカゲは遊ぶためではない!」
- 「(フームに対して)あの連中には困っていたんだ…。もしその気があれば、やってくれるかね?」
- 「生物は全て、デオキシリボ核酸…つまりDNAによってその構造が決まる。この配列の違いで、トカゲにも…恐竜にもなる。」
- 「そう…したがって恐竜化石と今の生き物を使えば、復元も可能。」
- 「で、フーム…キミは?」
- 「(フームに「危険があればすぐに研究を中止して」と言われて)無論、これで問題解決だね。(カービィを見て)ところで…こちらは?」
- 「うむ…それはありがたい。」
- 「フームくん…DNAを注入した生殖細胞はどうなった?」
- 「よくやった!これだけトカゲがあればたくさんだ。」
- 「よくやった!このタマゴが孵れば恐竜が誕生する。」|
76話
- 「ようこそ陛下…(ゴミ箱に落ちたデデデ達を見る)。いかがかな?ダイナソーパークの仕上がりは?」
- 「恐竜を蘇らせても意味はない…。それよりここは既に魔獣工場だ。」
- 「(このタマゴは)Dレックスや村人恐竜のな…。」
- 「どんなヤツでも、DNAを採取できれば恐竜魔獣を大量に作れる。」
- 「しかも…カービィのDNAを手に出来れば…!」
- 「カービィくん覚悟はいいね…?(カービィからDNAを取り出す)」
- 「はははははは!フーム!そしてカービィくん!キミたちのおかげで私の夢が実現した!」
- 「星の戦士のDNAを持つ魔獣『カービィザウルス』!その力をお見せしよう!うおおおおおおっ!(モロの姿が変わる)」
- 「カービィ!キミのDNAで作った魔獣の力を思い知れ!」
- 「やっつけろファイアカービィザウルス!燃やしてしまえ~!」|