はじめまして!
アタシの名前はフォウ=デ=ロシェ。
見ての通りのフォートレスだよ!
概要
タルシス出身の冒険者。五人姉妹の長女。
愛称は「ふぉーちゃん」で、クラスは城塞騎士「フォートレス 」。
外見はフォートレスのプレイヤーキャラクターの一人とほぼ同じだが、籠手のデザインのみ異なる。
世界の果ての孤島に住むとされる倒すと途方もない幸運を掴める「幸運のモンスター」を探し出すため、特別な気球艇で旅に出ようとしている。
気球艇を動かすのに必要なエネルギーの供給を求めており、協力者には旅先で得たアイテムを山分けしてくれるという。
『世界中の迷宮』について
ふぉーちゃんの気球艇にエネルギーを送り、世界一周40,000kmの制覇を目指す企画。
参加手順は以下の通り。
1. キャンペーンサイトに現在位置(以下位置Aとする)の情報を登録。
2. 位置Aから移動し、もう一度現在位置(以下位置Bとする)の情報を登録。
3. 位置Aから位置Bへの直線距離が測定され、ふぉーちゃんの気球艇を直線距離分だけ進ませることができる。
位置情報の再登録は一日一回のみ可能で、エネルギーは全参加者の合計が参照される。
なお、気球艇が出せる速度には限りがある(最高時速85km)ので、必ずしも集まったエネルギーをその日の内に消費出来る訳ではない。
キャンペーンの進行に応じて、ゲーム内で読み取り可能なQRコードが配布される。
来歴
元々裕福な家庭であったが、12歳の頃に散財しすぎた両親が失踪。家は借金のカタに持っていかれ、以降は安物件に妹とともに暮らしている。
資金稼ぎに冒険者になろうとするが叶わず、しばらくは家財を売って生活費を得ていたが、ひと月もすると売るものもなくなり、遂には街で行き倒れてしまう。
そこをとある冒険者ギルドに救われ、唯一残された財産である鎧を着て加入。
ギルドメンバーの助けもあってなんとか生活できるようになった。
現在は自分一人の仕事で食費を賄えるようになったが、今まで助けてくれた人たちに恩返しをするため、二女に家を任せて今回の旅に出た。
人物像
基本的には真面目な性格だが、お金が絡むと両親譲りのがめつさが滲み出てくる。
ふわふわしたかわいいものが興奮して鼻血を流すレベルで好き(曰く「普段から盾や鎧を装備しているから」)。
昔「ヘルハウンガー」と名付けられた番犬を飼っていたが、全く役に立たず5、6回泥棒が入った。なお、ヘルハウンガーは両親とともに失踪してしまったらしい。
ふぉーちゃんの旅路
到着日:2012/5/2(水)
迷宮「シンジュクエキ」に挑戦。
盾で通勤ラッシュから身を守りつつマッピングを行ったが、よそ見が原因で柱に激突し、鼻血を出すこととなった。
「階段多すぎで広くて深い」ので心が折れかけたが、なんとか地下1階のマッピングを完成。
しかし下層の魔物の強さを考慮し、踏破を断念した。
山分けアイテムは「シンジュクエキの地図」。
持っていても特に意味のないアイテムで、500enで売れる。
到着日:2012/5/7(月)
パンダに会いたい気持ちを振り切り、迷宮「万里の長城」に挑戦。
一本道だが長距離を移動することになるので、籠手やレガースを脱いで探索を開始。
しかし地元民が建材にするために長城を採掘し、道が途切れてしまっていたので、またしても踏破を断念することになった。
山分けアイテムは「カンフーシューズ」。
装備することでAGIが3上昇する。
- インド・アーグラ
到着日:2012/5/14(月)
道端をうろつく牛にトラウマを刺激されつつも、迷宮「タージマハル」に挑戦。
今度こそ迷宮踏破しようと意気込み、観光ガイドの女性から情報を得ようとする。
しかし彼女にタージマハルがとある姫の墓であることを聞かされ、全滅しても小さな苗木が一本生えるだけである自分の扱いとの差に衝撃を受け、探索する気を無くしてしまった。
山分けアイテムは買いだめした「レトルトカレー」。
味方単体の封じを回復できる。
妹たちにも送ったらしい。
到着日:2012/5/21(月)
到着までのレトルトカレー生活から解放され、屋外に放置した盾で作った焼肉で腹ごしらえ。
今回は迷宮「ピラミッド」に挑戦し、あっさり踏破。
山分けアイテムはピラミッドで見つけた「ミイラの棺桶」。
「戦闘不能時にそのまま入れる」という不謹慎すぎる鎧で、装備すると腕封じ耐性が30%上昇する。
到着日:2012/5/23(水)
ミイラの棺桶を送りつけた自分の異常さをようやく自覚しつつも、迷宮「闘牛場」を探索。
闘牛士のルールやテクニックを学んだ後、自身も参加するが、何故か牛型モンスターが現れ襲われる羽目に。
闘牛士の助けもあり、なんとか生き延びた。
山分けアイテムは闘牛士から貰った「闘牛士の突剣」。
装備すると、通常攻撃に低確率の即死効果が付く。
なおスペインには迷宮「サグラダファミリア」もあったが、工期が迷宮入り状態なのでパス。
到着日:2012/6/4(月)
ひとりぼっちの大西洋横断に心を折られつつも、なんとか到着。
疲弊しきっていたため、迷宮「自由の女神」はエレベーターを使用して踏破。
山分けアイテムはおそらく像から取ってきた「女神のトーチ」。
装備すると、味方単体の弱体を解除するスキル「トリート」Lv1が使用可能になる。
- アメリカ・ラスベガス
到着日:2012/6/8(金)
ルーレットで大金を稼ぐべく、迷宮「カジノ」に挑戦。
インサイドベット(数字を当てる配当の高い賭け方)で大勝ちを狙う。
当初はうまくいったが、開始から40分後には負け始め、1時間後には正気を失い、2時間後には悟りを得た。
もうギャンブルはあんまりしないとこぼし、当面の食費を稼ぐべく街へと繰り出すのだった。
山分けアイテムは自戒のために持ち帰った「カジノチップ」。
300enで売れる。
到着日:2012/6/12(火)
前回、前々回と観光ばかりだったことを反省し、迷宮「チチェン・イッツァ」に挑戦。
フォートレスの魅力をジョーク混じりに紹介しつつ、あっさり踏破。
山分けアイテムは迷宮内で手に入れた「翡翠の仮面」。
装備すると、最大TPが15%増加する。
夜になると光るらしい。
到着日:2012/6/18(月)
迷宮「アマゾン」に挑戦。
探索中に異音を耳にするふぉーちゃん。そっと耳を澄ますと、それはなんと魔物を各地のダンジョンに配送しているらしいアマゾンのボスの元に届けられたレビューであった。アマゾンはアマゾンでもそっちなのか...。
さらに続けざまに自身のレビューを耳にしてしまうふぉーちゃん。
その内容は「ダメ両親の血が濃い」だの「発育が良くない」だのといった散々なもので、唯一ふぉーちゃん派と思われたレビューも縦読みで裏切ってくる始末。
「フォートレスだけに盾読みってことなのかな?爆ぜろ!!!」
極め付けにイメージ画像が滝の流れる断崖絶壁。
最初のレビューを除き納得できず、怒るふぉーちゃんであったが、毒吹きアゲハに囲まれ我に返り、アリアドネの糸で脱出...しようとしたが落としてしまったのでそのまま走って逃げた。
山分けアイテムは逃走中に瓶詰めした「ラフレシアの蜜」。
粘り気と悪臭が酷いらしく、消費することで敵全体に混乱状態を付与する。
到着日:2012/6/26(火)
イースター島に着いたはいいが特に探索するところが無さそうなので、4日前に配信開始した体験版について語るふぉーちゃん。
一通り話し終えて休んでいると、突然モアイが片言で話しかけてきた。
「守る者同士相談に乗る」と語るモアイであったが、フォートレスのスキル「城塞騎士の心得(攻撃されるたびにTPが回復する)」をドM扱いするなどしてふぉーちゃんを怒らせてしまう。
山分けアイテムはモアイがお詫びにくれた「小さなモアイ」。
いかにも土産らしいストラップで、モアイ曰く「気兼ネナク換金デキルンジャナイカトイウ配慮」らしい。
実際使い道は600enに換金すること以外にはない。
今度は「人気者になりたい」とモアイに相談するふぉーちゃん。
するとモアイは「レザースーツ着テ、コトアルゴトニ『フォーーーーーーゥ!!』ッテ叫ンデタラ人気出ルト思ウヨ」と言う。
拒否反応を示しつつも、恐る恐る実行してしまうふぉーちゃん。
案の定モアイは元の石像に戻って無視。怒りのままにモアイの破壊を決意するふぉーちゃんであったが、モアイが助けを求めて叫び出したので、仕方なく撤退することとなった。
到着日:2012/7/3(火)
寒さに耐えつつ盾スキーを楽しむふぉーちゃん。
世界一周を目前にして過去を振り返り、思わず涙が溢れ出すが、寒さで凍るので泣くに泣けないのであった。
山分けアイテムはふぉーちゃんが旅立ちの時に妹から貰った「プーカのぬいぐるみ」。
ずっと持っていたので「汗とか鼻血とかが染み込んでるかも」とのこと。
ちなみに700enで売れる。
旅の終わり、そして
到着日:2012/7/12(木)
遂に世界一周を達成するが、ここでも「幸運のモンスター」は発見出来なかった。
幸運のモンスターの捜索を諦め、自力でのロシェ家復興を決意し、ふぉーちゃんはタルシスへと進路を執るのであった。
「家に帰り、寂しい思いをさせてしまった妹たちと夜通しトランプで遊ぼう」という思いを胸に...。
以下ネタバレ注意
聞いたか?タルシスの近くの小島で城塞騎士が血まみれになって倒れてたらしいぞ。
この町じゃ珍しい事じゃないが、やっぱりこういうのは慣れるもんじゃねぇな。
次は俺かもしれねぇって考えると...。
鋼鉄の鎧を纏う城塞騎士を血まみれにするなんて、一体どんなモンスターなんだ?
なにより、そんな凶暴なモンスターが町の近くにいた事が恐ろしいぜ...。
お前らも気をつけろよ。
例の城塞騎士だけど、まだ若かったらしいわよ。それに女の子だったんですって。
ほら、そこにいるのがその妹さんたちよ。ホントに可哀想にねぇ...。
うわぁぁぁぁあああん、
フォウお姉ちゃーーーーーん!!えぐっ、えぐっ...うわぁぁぁああん!
タルシスに戻ったところで「幸運のモンスター」を発見したが、敢えなく返り討ちにあってしまったらしいことが発覚。
「倒した者に幸運が訪れるという魔物がいるの。
でも、アタシには倒せなかった...。みんなお願い...アタシの代わりに.........。」
という文章が、彼女の最期の言葉となった。
QRコードを読み取ることで、彼女の代わりに「幸運のモンスター」を倒しに行くことができる。
さぁ、彼女の無念を晴らすため、剣と盾を手に取り仇敵を討ちたまえ!
以下更なるネタバレ注意
ね、ねぇあの魔物…倒しちゃった?
い、いや実はね…依頼人のふぉー…さん?
…生きてたのよ。
なんと生きていたことが発覚。
血塗れになって倒れていたのも、「幸運のモンスター」ことメガプーカ(下の画像)の可愛さに興奮して鼻血を出し、貧血を起こしただけであった。
病院のベッドで目覚め、事態が大事になってしまったことを知ったふぉーちゃんは、「世界樹を目指すプレイヤーたちへの餞別」という名目で、自分の盾を置いてタルシスから脱出するのであった。
そんなこんなで、最後の山分けアイテムは「フォウの盾」。
装備すると、VITが1上昇する。
余談
- 本企画で最終的に集まったエネルギーは1,175,000km。地球から月までの距離42万kmも余裕で往復できる。
- 公式サイトにて、ふぉーちゃんのギルドカードが7/5と8/2の二度に渡って配信された。所属ギルドは「ほしめぐり」、気球船の名前は「イカロス」となっている。前者は冒険者ギルド加入当初、後者は企画終了後のものになっており、後者のカードではプレイヤーにあげた盾の代わりに槌をもう一本持ち始めたことが判明している。
- 登場から6年後に発売された「世界樹の迷宮X」では、プレイヤーキャラクター用の立ち絵として再登場した(要DLC)。