プログレッシブ・ロック
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ぷろぐれっしぶろっく
1960年代後半から1970年代前半に流行したロックのジャンル。「進歩的なロック」の意。
1960年代後半から1970年代前半に流行したロックのジャンル。
「進歩的な(progressive)ロック(rock)」の意。
ビートルズによりロックが一般化し良家の子女も聴くようになった結果、子供の頃のお稽古事などで高度な音楽的素養を持つ彼らが始めたロックであり、クラシック音楽、現代音楽、民族音楽、ジャズなどを取り入れ、技巧の限りを尽くした曲が多かった。
1970年代後半のパンク・ロックの時代になると「ダラダラとインプロヴィゼーションを続ける前時代の遺物」と切り捨てられてしまい、ジャンルとしての旬は終わったが、シーンの中心を務めたアーティストたちはその後も良作を世に送り出し続けている。
1967年にムーディー・ブルースが発表した2ndアルバム「デイズ・オブ・フューチャー・パスト」が嚆矢とされる。
ムーディー・ブルースはビートルズと同時期にR&Bグループとしてデビューし、1965年に「ゴー・ナウ」を大ヒットさせるなど人気バンドだったが、メンバー・チェンジを経てオーケストラとの融合を果たし、メロトロンやシンセサイザーなどを駆使した前衛的な音楽性を持つようになった。
シングル・カットされた「サテンの夜」は1972年になってから大ヒットしている。
日本ではピンク・フロイドの「原子心母」の日本版LP(1970年)のタスキの「ピンク・フロイドの道はプログレッシヴ・ロックの道なり!」というコピーが初出とされる。
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