「これが俺のナンバー……初めて見る……」
データ
概要
『仮面ライダードライブ』第11話に登場した、魔進チェイサーことチェイスの怪人態にして本来の姿。別名「ロイミュード000(ゼロゼロゼロ)」。
その別名の通り、胸のナンバープレートとコアのナンバーは「000」で、その姿はコブラ型、スパイダー型、バット型の3種とは異なり、銀色の類人猿のような外見をしている。
この当時、チェイスはグローバルフリーズ以前の記憶の殆ど失っており、自分の怪人態を見たのも同話が初めてだった。
その正体は、クリム・スタインベルトが蛮野天十郎に頼まれて制作した、全てのロイミュードの原型となった試作品である。外見が違うのも彼だけ製作者が異なるからであり、加えて他のロイミュードと違って根幹プログラムに「人間を守る」という完全なる正義の心がプログラムされており、これによって仮面ライダーに変身できる。
一方で、このプログラムの為に通常のロイミュード達のような人間の悪意や感情を吸収したり、それによって上級ロイミュードに進化するという能力自体が彼には根本的にない。それ故に魔進チェイサーとしてロイミュード側にいた頃も、最初から彼だけは「約束の数」には含まれていなかった。
完成後は、その危険性からクリムに封印されていたのだが、結局蛮野がそのデータを盗んで、勝手に001~003の初期型の3体を完成させてしまった。そしてロイミュードの反乱後に後述するZZZの起動に失敗したクリムによって再起動され、彼と共にプロトドライブとしてロイミュードと戦う事となる。
ちなみに彼は、あくまで本来のロイミュード群にも約束の数にも含まれていない試作型なので、ナンバーは「000」だがシングルナンバーではなく、当然ながら幹部でもない(ロイミュードの正規個体は001~108の108体であり、序列最高位はあくまで001である)。
チェイス自身が、自分から進んでこの姿になる事は殆どないが、第28話で泊進ノ介の要請で自ら一度この姿になって警視庁特状課に乗り込み、進ノ介の謹慎処分解除の為に貢献した事がある(その時のプロトゼロと特状課の面々の三文芝居っぷりはある意味必見である)。
また、クリム自身が直接ロイミュードと戦うべく、その為のボディとして彼を元に制作したサイバロイドZZZが存在する。兄弟機だけあって外見はそっくりだが、プロトゼロと違ってあくまでボディなので自我は持っていない。
関連タグ
チェイス(仮面ライダードライブ) 魔進チェイサー プロトドライブ 仮面ライダーチェイサー
ジョーカーアンデッド:予てから怪人として描かれていた3号ライダーの正体、元々は殺し屋として活動していた、後にライダーの力を手に入れる、主人公達と触れ合う内に人間の心を理解するようになる、怪人態を利用した三文芝居を行った事があるといった共通点がある。
ファイティングジャッカルレイダー:3号ライダーが変身したライダー怪人。
ウィールマルガム:乗り物がモチーフで紫の疑似ライダーとして戦う人物が変身したライダー怪人。こちらも疑似ライダーと怪人を経由して3号ライダーに変身した。
ロイミュードXXX
プロトゼロ(000) → フリーズロイミュード(001)