基本データ
概要
同一区間を運行していた特急スーパーカムイ号の後身として、2017年にカムイ号と共に誕生。
「ライラック」号としては2代目で、初代は1980年から2007年まで同じ区間で運行されていたグリーン車のないモノクラスのL特急であった。
道庁所在地・政令指定都市・道内最大都市である札幌市と、様々な人流と産業の集積地として発展していった道内第2の都市旭川市を約1時間半で結ぶ。
同じ区間を走るカムイ号は789系1000番台でモノクラスの5両編成であるのに対し(指定席uシート有)、こちらは0番台で半室グリーン車1両を備える6両編成。
ライラック用の車両は、最終時新青森駅と函館駅間を結んでいたスーパー白鳥で使用されていたものを転用したものである。
2017年以降の長期休暇シーズンの休日には、臨時特急「ライラック旭山動物園号」が運行される場合もある。
その際は1号車のグリーン席は販売されず記念撮影スペースとして開放され、動物を模したカバーを被せたシートでの着ぐるみスタッフとの記念撮影が行われる。
停車駅
今後の予定
2024年4月1日に公表された「JR北海道グループ中期経営計画2026」では、北海道新幹線札幌延伸後に在来線の改良による高速化(軌道強化・線形改良・最高速度の向上・高架化による踏切解消など)を行い、札幌駅〜旭川駅間(136.8km)の所要時間(最速)について1時間25分(2024年3月18日時点)から60分への短縮を目指す構想が示されている。