ワリオブラザーズ
わりおぶらざーず
ワリオとワルイージのコンビタグ。名前の由来はマリオブラザーズだがマリオやルイージと違って兄弟関係ではない。仲の良いコンビ。
『マリオテニス64』からワリオのペアとしてワルイージが誕生し、以降はスポーツゲームのオープニングムービーを中心にコンビとしての活動が描かれるようになり、更に近年はストーリーモードの導入も増え、中でもキャメロット製のゲームやマリオ&ソニックシリーズにおいてこの2人が何らかの形で物語上に関与してくる。
作中の動向は大きく分けてマリオ兄弟の打倒か宝探し。トラブルメーカーとしてのポジションが大半で時には悪役として立ちはだかることもあるのだが、逆にどのような形であれ、一度味方として引き入れた場合には思わぬ働きかけをしてくれることも少なくない。
マリオパーティシリーズで彼等を組ませた時に表示されるチーム名は、『DS』では「バッドボーイズ」、『8』では「ワルワルブラザーズ」と、この2人ならではのネーミングとなっている。
『マリオテニス64』
全てはここから始まった。
OPにおいて決勝戦を始めんとしていたマリオブラザーズの前に突如として現れ、そのまま睨み合いに突入し会場内は緊迫した空気に包まれる。しかしクッパの仲裁が入ったことで状況は一変し、スタジアムは穏やかな雰囲気で盛り上がるが、最後は興奮したボム兵の爆発にその場にいた全員が巻き込まれた。
『マリオテニスGC』
今回のOPムービーではこの2人が主人公と言っても過言ではない扱いを受けている。
マリオブラザーズに敗北した腹いせにトーナメント表に悪戯書きをしていたところをポリスに見つかり、逃走の末に謎の部屋へと落下する。そこはトレーニングルームとしても機能しているクッパの秘密アジトであり、打倒マリオブラザーズという共通の目的のために結託し、過酷なトレーニングに励んでいった。
決勝戦開始直前にマリオ&ルイージの本来の対戦相手であるヨッシー&ドンキーコングと入れ替わって出場するが、当然観客からはブーイングの嵐が巻き起こる。2人はピッチングマシーンでマリオ達目掛けてボム兵を飛ばし、会場を荒らしに荒らしていった(何のためのトレーニングだったのだ)。しかしマリオブラザーズを初め他の選手達から猛反撃を喰らい、加えてクッパも飛行艇からワリオ達に加勢。そして飛行艇にアクシデントが発生してしまい大量のボム兵を抱えたままワリオとワルイージを追い回すような形で落下していき、最後は眩い光と共に大爆発。3人揃って黒焦げ状態でダウンする様が巨大スクリーンにデカデカと晒されることとなった。
『マリオテニスエース』
伝説のラケットの噂を聞きつけてソル神殿で発掘するが、そのラケットの正体は人を操る呪いのラケットエスターであり、洗脳されてしまう。マリンスタジアムで優勝したマリオに祝いのプレゼントとしてエスターを渡そうとするもルイージが手にしてしまい、ルイージ共々全身をグリップテープに巻かれたような姿へと変貌。エスターの力を完全に取り戻すべく5つのパワーストーンを集めにスタジアムを去っていった。
飛行船を移動手段として奪い、マリオがクッパの大石像を相手にしている隙にパワーストーンの一つを横取りしたりと、操られても狡猾さは相変わらず。
終盤ではマリンスタジアムにて互いのパワーストーンを懸けたエスターカップを開催し、ピーチとデイジーのコンビにダブルスで立ちはだかってくる。
『マリオゴルフファミリーツアー』
OPでマリオ達に負けじと闘志を燃やし、通りかかった選手達に勝負をふっかけていくが、調子が出てきたところでワリオのナイスショットがクッパに命中してしまい、彼の怒りを買ってしまう。あわや追い詰められたその時、マリオのショットがボム兵を持ったクッパの手に直撃し、その場にいた3人は大爆発に巻き込まれてしまった。
『マリオゴルフスーパーラッシュ』
OPでカップ争奪戦に出場し、チーム戦でもないにもかかわらず共に行動している。
マリオとクッパがスコアを伸ばしている一方で戦績が振るわず業を煮やしていたが、アイテムやギミック発動などの偶然が重なりマリオの妨害に成功する。だが、その直後にゴルフボールが命中して起爆態勢へ移ったボムキングがクッパ、ワリオ、ワルイージの目前に転げ落ちて大爆発を起こし、3人揃って吹っ飛ばされてしまう。更に爆発の衝撃でマリオがカップインし優勝するという思わぬ幕引きとなった。
アドベンチャーモードでは物語後半から登場。
ゴルフそっちのけで財宝探しにかまけており、モンスーンフォレスト周辺を執拗に探るその姿はスタッフ達から不審がられていた。
宝探しに必要としていた「イカヅチの剣」は異常気象解決への一環として主人公の手に渡るが、2人はめげることなくその状況を利用しようと行く先々に現れては協力を強いる。しかし、ビゴリゾートでは剣に宿る「イカヅチの騎士」の意思に操られてしまい、逆に宝玉探しや神獣の撃退などに利用されることとなった(騎士が言うには2人共エナジー量は大したものだが、単純で操りやすい体質らしい)。主人公が炎の力を得たため結果的に財宝探しの条件が揃い、待ち伏せしてスノーマウンテンの山頂を共に目指すが、道中の過酷さが増していくと自ら囮役を引き受けて主人公を先行させることを決意(この時、一本道の為お宝を手に入れたら自分達の元へ持ち帰るように釘を刺している)。今回は騎士に操られることもなくイカヅチの力を分け与えられ、最終決戦に横入りした際にはイカヅチの力で援護を行い、ラスボスへのトドメに繋いだ。
『スーパーマリオスタジアムミラクルベースボール』
ワリオグレーツ所属。カメック、テレサ、キングテレサ、ボスパックンをチームに引き入れている。
OPではクッパへの挑戦権を懸けた試合に参戦するが、最後はマリオチームに敗北。
『スーパーマリオスタジアムファミリーベースボール』
チャレンジモードの最後までマリオ達の味方として活躍。…と思いきや真エンディングにおいて悪戯でピッチングマシーンにキラーを仕込み、花火の打ち上げを担当するマリオとドンキーコングに目掛けて発射。しかし、その直後に思わぬ展開が待ち受けていた…。
『スーパーマリオストライカーズ』
2人の出資により、とある都市の地下に「アンダーグラウンドアリーナ」というスタジアムを建造している裏設定がある。W型の飾りが座席を取り囲み、多くの観客を収容することができる。このスタジアムでは不敗を誇っているとか。
マリオ&ソニックシリーズ
『ロンドンオリンピック』
トリッキーズの話に登場。
ワルイージはメタルソニックに、ワリオはDr.エッグマンに計画を潰された賠償金を求めて追い回していたところにイートン・ドーニーで合流し、互いの利益のために手を組む。
霧を噴き出すキカイを破壊したことで駆けつけたマリオ一行に称賛され、チャーミーにエッグマン達を見張る様に頼まれる。金をふんだくろうと追い詰めるも、その場にいたエッグマンは時間稼ぎの為の3Dホログラムであったため捕えることは叶わなかった(ちなみにメタルソニックはどうなったかは不明)。しかしマリオ一行が黒幕と対峙すると同時にイートン・ドーニー方面で再び発生していた霧を晴らすことに成功し、尚も賠償金を求めんと意気込んでいた。