概要
双月氷雨氏が描く艦これ漫画。
前作「夕雲型のゆううつな日々」の最終回で鎮守府にいられなくなった夕雲型は、艦娘の牢獄たるこの街に送られた。その街の先輩である艦娘達と、夕雲型の日常を描く。
あらすじ
この街は海から遠く離れ、出入りの制限された塀の中...。
除隊となった軍関係者が軍機保持の為に送られる街である。
戦闘での負傷、戦意喪失、命令違反等、何らかの負を背負った者がここに集まってくる。
如何なる理由にせよ、皆一律に三年の留置期間を義務付けられている為、いつしか元の名など忘れ去られ、
この街は『三年牢獄』と呼ばれるようになっていた...。
(6より)
登場人物
登場順に掲載。
夕雲型
前作「夕雲型のゆううつな日々」から引き続き登場。
三年牢獄への到着早々、同型艦が既にいたことに驚く。
先輩の早波に出会って...。
沖波が先輩として既にいたため、バグかと疑う(直後に望月が種明かしをした)。
マンションの最上階を選ぶ。見晴らしがよいからだが、昇降機がないため、階段を昇らなければならないことに愚痴る。
先輩の長月(大きい方)の案内に対し、人を騙す顔だと勘づく。
自分達の部屋が個室であるため、朝霜のいびきを聞かずに済むことを喜ぶ。
三年牢獄に到着早々、同型艦の先輩達に出会う。
丁度同人誌の入稿前の修羅場状態であり、スカウトを受諾するや、早速同人誌の作業に取り掛かった。
秋雲仲間の間では、秋姫というあだ名をつけられている模様。
秋雲と歩いていると、先輩の秋雲に連れ去られていくところを見る。
その後しばらくして、負傷している自分の先輩に出会う。
秋雲が連れ去られてたことに慌てる巻雲に対し、不都合ある?と問い質す。
その後、仕事探しの楽しさに憑りつかれる。
三年牢獄では自分が複数いるという事実にドン引きし、引き籠りを画策する。
三年牢獄に来た後、前の鎮守府で一緒だった島風がここの病院にいると知り、会いに行く。
その後、人手不足も相まって、島風担当の看護師をすることに。
三年牢獄の環境に毒されてひきニートに...。
先輩達
同型艦が複数在籍することもある。その場合、先輩が私服に着替えるのがルールとなっている。
駆逐艦娘
三年牢獄の先輩。敵艦載機の攻撃により、記憶喪失になった。
三年牢獄の先輩。戦闘での負傷により片腕がない。同僚に菊月がいたが、戦闘で帰らぬ人になったらしい。
三年牢獄に先にいた沖波。
口の軽さから除隊処分となってここに来る。
睦月や望月より先に被ったため、2人からは驚かれた(夕雲型はコモン艦の睦月型と違って、被りは珍しいとのこと)。
三年牢獄の先輩。夕雲型が五体満足なのを見て、あんまりかわいいなら〆ると呟く。
その後卒業を迎え、長月とは離れ離れに...。
2人いて、1人は大きく、もう1人は小さい。
大きい方は、裏で利する立場らしい。小さい方(通称ちび長)は、夕雲型にチュートリアルを行う。
大きい方は、作中で卒業を迎え、ここを離れる。
提督と子作りをしたことが、軍規に引っかかり、除隊。
その後出産し、無事退院している。
先輩の秋雲達。同人サークル『オークラショー』を結成している。
全部で4人いて、それぞれ『所長』『メギツネ』『ドンブリ』『ボッキーナ』のあだ名を持つ。
2週間先に三年牢獄に来た。本屋の店員をしている。
なお、夕雲型の一員ではあるが、ゲーム内での登場時期の関係で、前作には登場しない。
(著者が、自前で持っていない・未実装の夕雲型は登場させない方針の為。)
サングラスを掛けているため、見た目がヤンキー。
提督達の雑用係(意味深)をしているらしい。
長波の元先輩で同僚。
足の神経を断裂し、今は病院で寝たきりの生活である。
この街の病院の看護師をしている。
かつて他の鎮守府の藤波とある約束をしていたが、戦死。
その後、ずっと塞ぎ込んでいたが、新しく入ってきた藤波と出会って...。
岸波と同じ理由で、前作には登場しない。
海防艦娘
他の海防艦娘と共に妥協新聞(通称:ちびっこ新聞)を発行している。
案外見える、とのこと。
ちび長の依頼をよく引き受ける。
ちび長の依頼はどんなものでも確実にお題を払ってくれる優良な仕事らしいが、それでも新聞が本業とのこと。
どうやら、青葉が発行していた新聞を引き継いだかららしい。
妥協新聞のメンバー。
妥協新聞のメンバー。足を怪我しているため、車椅子生活を送っている。
その他艦娘
基本的にゲスト出演。
黒潮と共に、三年牢獄の病院の看護師をしている。
戦闘中に負傷し、現在は車椅子生活を送っている。彼女の世話は加賀が行っているようである。
夕雲型が始めた美容院の最初のお客。妹達に恋の戦争で敗れ、心機一転の為に髪型を変えることにした。
その他の登場人物
ひじき提督
何故かこの街に来ていた。提督は、元艦娘とは別の区画に住むとのこと。なお、物凄い高級ホテルや料亭が立ち並ぶため、節約しないと一瞬で蓄財が吹き飛ぶらしい。
グラサン
三年牢獄に、地下と呼ばれる場所があるということで調査に来たが、内実を知ってその存在をなかったことにした。
店舗
夕雲型ヘアサロン
ちび長を見て、自分達も何か事業を起こそうと考えた夕雲型達が始めた個人商店。
初めは五体不満足で、身の回りの作業に手間取る元艦娘達が、割と金を出すという実態を見て、家政婦的な方向を目指していた。
しかし、ちび長のバックアップもあって、美容院ということで落ち着いた(但しロイヤリティは25%。これでも、初期費用や根回し等を考えると割と妥当な額で、最初は50%を要求されていた)。
大型商店
軍が経営している。岸波が働く書店もこの中にある。
総合的に何でも幅広く扱うため、この街では個人商店は寂れており、タバコ屋ぐらいしかない。
関連タグ
艦隊これくしょん 艦これ 艦隊これくしょん(二次創作) 艦これ漫画
夕雲型のゆううつな日々:著者の前作。