予告
「これ…」
「大事にするね」
「目の前に敵がいるのに逃げ出すのか!?俺たちが背を向けたら、誰が地球を救えるんだ!?」
「僕が救います!今まで、ありがとうございました!」
「ミライ!死ぬな!!」
次回、「別れの日」
(本編)
地球を守るメビウスの前に現れたのは、ウルトラマンタロウ。なぜ彼はやって来たのか。一体地球に何が起ころうとしているのか。
次回、ウルトラマン列伝「タロウ地球へ!メビウス、別れの日!?」
(『ウルトラマン列伝』版)
概要
2話完結の前編。番組前半は顔見せ程度だったウルトラ兄弟客演が、劇場版の公開を経て今回から本格化。
その一番手を、ウルトラマンメビウスの師ウルトラマンタロウが飾った。赤星氏はゾフィーを客演させたかったが、佐野監督によると立ち位置が不明であることからタロウに変更された。『ウルトラマンタロウ』第1話を意識した演出が見られ、スタッフのこだわりがうかがえる。
しかし、本作と次回の最大の見どころは、途中で正体を知られるというウルトラマンシリーズのタブーを破ったことや、メビウスとGUYSの絆である。
STORY
ウルトラマンメビウスは光の国への帰還を命じられた。ウルトラの父やウルトラの母によると、途方もない脅威が地球に迫っており、今のメビウスでは太刀打ちできないという。
ヒビノ・ミライは別れの挨拶のため、隊員たちのもとを訪ねては手作りのお守りを渡していく。
そんな矢先、インペライザーが出現。覚悟を決めたミライは、アイハラ・リュウの眼前でメビウスに変身し、インペライザーと戦うが…。
余談
途中でミライの正体が知られる案は、1クール終了時から存在していた。渋谷浩康プロデューサーは、ミライの正体が知られることで絆が深まるドラマを最終回以前に展開したかったという。
途中で正体を知られたのは、本作が初めてではない。『ウルトラマンレオ』を除けば『ウルトラマンガイア』が最初である。『ガイア』の場合、高山我夢は石室章雄だけに明かしていた。