困ったイラストリクエストとは
イラストリクエスト企画などにおいて存在する困ったリクの一例をここに記述する。イラストリクエスト( イラリク )は閲覧者側から『イラストを描いて欲しい』とお願い( リクエスト )を募集することであり、リクエストを受けてくださる投稿者の善意によってそれは成り立っているが、それにもかかわらず、残念なことに自分本位の勝手な都合を押し通そうとして無茶なリクエストを寄せるユーザーが一定数存在する。これらの行為は絵師のイラリクに対する不信感をあおり、一般からの依頼を受けてくれない絵師や無茶なリクエストをさらすための釣りを行うユーザー等が増えるなどといったという問題が存在する。
なお、以下のことは「描いてくださる側がリクエストを募集している」ことを前提として考えること。
「プロフィール等でリクエストは募集していないことを明記している人」あるいは「リクエストを募集していないことを明記こそしてはいないが、逆にリクエストを募集するとも明記していない人(つまりリクエストを募集する意思があるかどうかわからない人)」に対して、メッセージおよびコメント欄を利用して勝手にリクエストすることはそもそもマナー違反である。
必ず事前に相手がリクエストを募集しているかどうかをプロフィールその他で確認して、リクエストを募集していることがはっきりしている人に対してリクエストするようにしよう。
企画初期に起こった事例
コピー&ペーストの文章による数百件を超える大量リクエストが頻発、企画開始当初は、そのようなリクエストを行っても気づかれにくい状況だったが、お気に入り絵師の新着から類似するキャラクターとシチュエーションが大量に流れてきたことで発覚したとされ、企画元から注意を促されていた。それらの注意を見てかコピペではなく、別のリクにする場合もあったが、同一人物による過剰な量のイラリクそのものも問題視された。コピペで百件以上リクし続けた例もあるとされ、一部の人間による画像収集に近い状況に疑問を感じるユーザーも少なくなかった。これらの行為には募集者側からの注意なども見られ、当時の募集イラストのキャプションなどにその記述が残っている。
問題点
これらの行為は絵師のリソースを食いつぶす、すなわち大量のリクエストのため他の人間がリクできない・募集が短時間で終わらせざるを得ない、といった問題が発生し、この対策のため一日のリク数の制限などもこの際に追加されたといわれる。
マルチポスト
不特定多数のユーザーに同内容・類似したイラリクを大量送信するケースも存在した、オリジナルキャラクターなど同じキャラクターを複数の相手にリクエストするケースは珍しくないため、そうしたイラリク全てに問題があるわけではない。
ところがその中には過剰な画像収集行為や、掲示板などへの無断転載・自作騙りなど、様々なマナー違反を行うケースもあったとされる。また、交流とも言えない、ひどい場合には脅迫ともとられかねない一方的な要求なども散見され、運営から注意を促されている事例もある。
対策
募集企画などしていない、特に面識のないユーザーにコピペのような文章でイラリクして回るケースがあるため、不審なリクエストに対してはむやみに応じない方がよく、募集する際にはマイピク限定募集やお気に入り優先のリクエスト、ランダムなど、リクエストを抽選する形式などを事前に明記する、企画タグを外すなど、ユーザーをある程度限定する方法をとる場合がある。
リクエストする側の心構え
また、イラリクというのは基本的に「その絵師に描いてもらいたい!」という思いでリクエストするものであり、「自分の好きなキャラを描いてもらえさえすれば誰でもいい」という考え方はリクエストの本質をはき違えていると言えよう。リクエストを募集している自分が好きな絵師の方に、自分が心から描いてもらいたいと望むものをリクエストしよう。
相手が望まない内容のリクおよびその強要
これについてはジャンル・年齢制限が当てはまる。絵師の要項にしっかりと受け付けるジャンル、利用に対する規約、除外するリクエストの例などがキャプション等に記述されているにもかかわらず、その決まりをきちんと読まず(あるいは端から無視して)イラリク要望をすることを指す。他にも、リクエスト要項や募集している絵師自身の趣味嗜好の傾向次第で不快感を与えかねないリクエスト( いわゆる特殊性癖等や絵師の「推しと異なるシチュエーション」など )・異様に内容等を細かく指定したリクエストも該当する。
またこれらの場合、いったん断られても執拗に執筆を迫るという事例も聞かれている。
未成年による年齢制限作品
また、「未成年と思われる」ユーザーによるR-18作品のリクエストも見られたとされる。pixivの仕様上公開された年齢が実年齢とは限らず、確認しにくかったため、そうとは知らずリクエストを受け付けていた例もあった。
対策
リクエストする際には要項をよく読み、相手の気持ちも考えてリクエストしよう。また挿絵のリクエストについても要項欄にない限りリクエストは極力控えるのが望ましい。
またルール外のイラリクは除外しその後は受け付けない、と明記する方法もある。さらにpixiv内には小・中学生ユーザーなども多数存在するのでイラリクを申し込む側も受ける側も注意と配慮が必要となってくる。
完成が遅い・断られた際の迷惑行為
絵師がイラリクを拒絶した、あるいは作品完成の遅延などの問題が発生した場合、その作者の他の絵に低い評価を何度も行う(ただし評価機能は2017年4月10日に廃止された)・フィードやメッセージなどで延々と愚痴をいう・pixiv以外のサイト、ピクシブ百科事典や電子掲示板などでその人物を晒しあげ、荒らしを向かわせるなどの行為を行うユーザーが存在し、pixivだけではなく、pixivに提示された個人情報を用いて、個人サイトまで荒らしがきた報告も少なくはない。
心構え
自らの意思でイラリクを募集したとはいえ、人によって描ける題材や得意な表現は異なり、リクエストの件数や絵師自身が納得いく作品が出来上がるまでに多大な時間を必要とする、あるいはリクエストが立て込んでいたり別の事情で作品に取り掛かることが困難という場合もある。自分のことだけを考えず、リクエストが断られた場合は素直にその絵師に描いてもらうのは諦め、完成が遅い場合はじっくり待つようにしよう。
完成後の迷惑行為
また、リクエストされた作品が完成したのち、「自分の考えていたのとは違う、納得がいかない」と言って過剰な書き直しやリテイクを出したり、完成した作品を勝手に私物化( 無断転載や無断での各種利用 )したり、相手を晒したりヲチ対象にするを指し、さらに完成した作品を受け取った後、お礼の一言も言わずに姿を消す人もいるが、これらは大変失礼な行為である。
心構え
作品を描いた人も基本的には適当な思いで作品を手がけたわけではなく、リクエストしてくれた人の好意に応えようと張り切って制作しているため、いただいた作品は納得いくいかない関係なく大切にすること、最初に報告しておらずリクエスト主の規約に記載されていない利用を行う際は許可を得るようにしよう。また他人様が自分に対してしてくれた親切に対してお礼の言葉を述べることは、人間として最低限守るべき礼儀であることを心がけよう。
その他注意喚起
その他いろいろと注意喚起に対する問題点が存在する。
アンチマルチポスト
イラリクに関する問題があるのに従って、一方ではアンチを自称するユーザーによる迷惑行為も多発しており、例えばユーザーたちの情報を勝手に作り上げて悪質ユーザーや既知ユーザーの複数アカウントに仕立て上げる事例が存在するが、その中には実際に「困ったリクを行ったユーザー」も存在したが、思い込みと的外れなレッテル貼りである場合も存在した。しかも自分たちで妄想して満足することには終わらず、リクエストを行っている絵師やピクシブ百科事典の項目に直接無関係なURLを貼って自己の掲示板に誘導するなどのマルチポストした挙句に、リクエスト応じた絵師にも嫌がらせを行うという悪質な行為も見られている。他にも、イラストや小説で「自らが悪とみなしたユーザー」を否定するなどの行為も報告されている。さらに標的にしたユーザーの情報を半ば捏造して、リクエストを募る絵師に警告マルチポストをすることによって、目をつけられたユーザーは誰でも「複数アカウント」呼ばわりされ、空気を読まない警告に絵師は疲弊して嫌な思いをする結果となり、リクエストの受付を停止する絵師も存在した。
アンチの正体
自称アンチたちがpixivの健全な発展を大いに阻害している事例が存在することが問題視されており、実態はアンチマルチというよりもアンチpixivと思われ、対立厨に類似した荒らしの一種として扱うのが正確であると思われる。
記事や内容の信ぴょう性
現在このピクシブ百科事典にて、上に記述したようなルールやマナーに違反したユーザーやその対処に関する記事が多数つくられ、一部は不要記事や荒らし記事とみなされ白紙化されているものが存在し、他にもイラリク関連の作品に対し、注意喚起をタグ・注意喚起と同時に別サイト等に誘導するようなコメントが多数送られており※、迷惑行為と受け取っているユーザーが急増しているため、注意されたし。なお、このようなリクエストを送る人物に対する意見等を記載すると電子掲示板やSNS等に晒されたり、サイトや作品が荒らされる危険性が存在するが、無視する場合はともかくとして断るなどのアクションを示した場合は気をつける必要があり、断るのであれば角を立てないよう発言の仕方に十分注意し、万が一晒された場合は掲示板に書き込んだりせず、無視を徹底し、酷い場合は関係各所への通報を検討する。
一方、こうした悪質なイラリク行為を行ったり、それにカウンターのようなことを行うようなユーザーに対する批判的な意見は多くあり、pixiv以外の場所に関してももこれらのユーザー全体に対する注意喚起も行われている場合が存在する。
※注意喚起のような怪文書を送ってくるユーザーは複数アカウント利用の可能性があり、ブラックリストに登録しても無駄な可能性が存在する。
文章でイラリク
描いて欲しいもしくは描きたいキャラクター名(作品名)とシチュエーション内容と作品の種類などを記入してPixivに投稿してしばらくすると他のユーザーから「みんなに募集する暇があるのならば自分で描いて下さい」というコメントが来て交渉が決裂してしまう。
わかりやすいマナー
運営によるアナウンス
コピー&ペーストによる大量のリクエスト行為(09/10/22付)