大バクダン
だいばくだん
ゼルダの伝説シリーズに登場するアイテムの1つ。
特殊なバクダン(爆弾)で、通常の爆弾アイテムとは扱いがやや異なる。
メイン画像はムジュラの仮面の物で、「『大バクダン』という名の1つのアイテム」として登場した上で活躍する機会が多いのも、現状ムジュラの仮面のみである。
神々のトライフォース
「超強力バクダン」の名称で登場。闇の世界に存在するバクダン屋の新型で、100ルピーで購入可能。
購入には
の条件を満たす必要がある。
通常のバクダンとは違ってリンクの後をつくように移動しており、特定のボタン(SFC版はAボタン、GBA版はRボタン)を押すことでリンクから分離。また、ダッシュや崖から飛び降りても離されてしまう。
分離後は3秒のカウントダウンを行い、大爆発を起こす。なお、分離後はリンクが触ればカウントダウンはリセットされ再びついてくる。
肝心の使い道はと言うと、最終ダンジョンである「ピラミッドの不思議の泉を解放する」だけである。とは言うものの、この泉で剣と弓矢を強化しておく前と後ではラスボス戦の難易度は雲泥の差になるので、苦労に見合ったリターンにはなるであろう。
神々のトライフォース2
続編の「神々のトライフォース2」では、従来のシリーズだと爆弾(バクダン袋)を所持していない時用の臨時的アイテムの側面が強かった植物の「バクダン花」が、「超強力バクダン」の役目を担っている。
前作と違い購入条件はなく闇の世界(ロウラル)突入時点でバクダン花屋から買えるが、本作では逆に賢者の一人が封印されたダンジョンである「水のほこら」に入る為に必要な必須アイテムとなっている。
また、値段は200ルピーと倍の値段になっている他、これでのみ破壊できる岩が5つと増えている為、前作からは重要度が増している。
起爆させる方法も「剣で攻撃する」になっており、一度誤って起動した場合はキャンセルできない。敵からの攻撃でも起爆してしまうので注意。
なお、本作は通常のバクダン含むほぼ全てのアイテムがマザーマイマイにより強化可能となっており、バクダン花とは別にオリジナルのバクダンも大きさと威力と範囲とがんばりゲージ消費量が大幅に上昇した「ナイスバクダン」に強化できる。
トライフォース3銃士
神トラ2の更に続編たる本作でも登場。
リンクの能力と見た目を変更する着替えの一つである「大バクダンの服」が存在し、装備するとバグダンの性能を上記の「ナイスバグダン」に近いものに変更させる。
動画の通り、自分以外が投げたバクダンを投げ返す時にも効果が発揮される。
ゴロン族専用の大きな爆弾。ゴロンリンク以外では担ぐことすらもできない。前述の通り「大バクダン」と言えば、大体本作の物のことを指す。
このアイテムでしか壊せない岩(大岩)が存在する他、戦闘でも周囲の敵を一気に退治できる強力アイテム。特に本作は前作のディンの炎のような攻撃用マジックアイテムが属性矢以外に存在しない為、貴重な広範囲攻撃アイテムとなる。
通常のバクダンとは違って高価であり、この爆弾を作っているチュウゴロンから100ルピー(クロックタウンの爆弾屋のゴロンからは半額の50ルピー)での購入となる。名前の通り大きい為か、最大所持数も1しかない。
通常プレイにおいてはストーリー攻略の為に必須なアイテムの1つでもあり、「この爆弾でしか壊せない箇所がある」かつ「ストーリー上必要な場所」は、『ゴロンレース場前』、『ロマニー牧場の入口』、『イカーナ古城屋上』の3ヶ所存在。中でもロマニー牧場は1日目に大岩を粉砕してイベントを達成しないとロマニーとクリミアが酷い目に遭う為、印象に残った人やループする度に毎回初日に開通する人も多かったのではないだろうか。
なお、これらのイベント同士には直接の干渉が無い為、違う時間軸のループでそれぞれ大岩を破壊しても良いが、ゴロンレース場の場合はやや特殊な事情が絡んでおり、ストーリーをクリアするだけならゴロンレース場そのものには入らなくて良い(下記の「試験」参照)。
試験
見た目通りの危険物である為か、実はゴロン族の中でも限られた存在にしか扱うことを許されておらず、これを扱うにはチュウゴロンによる試験を受けなければならない。
また、試験を受ける為にはスノーヘッドの神殿の呪いを祓って、地方一帯の雪を溶かしておく必要もある。
試験内容は「チュウゴロンのいるお店から大バクダンを担いで隣のエリアにある『ゴロンレース場の入口』を塞いでいる大岩の前まで持っていき、その大岩を破壊する」こと。無事終えた報告をチュウゴロンにすれば無料で1個貰え、以降本格的に大バクダンが使えるようになる。
ゴロンレース場自体は金剛の剣作成に必要な砂金入手以外には用がない為、破壊したらそのままチュウゴロンの元に帰ってもOK。後で砂金が必要になった場合でも、最悪他ループの2日目までに破壊すれば良い(3日目に砂金を手に入れて剣を鍛えても作成に間に合わず、金策目的以外では不要になる為。なお、砂金の入手自体は2日目でもいいが、初日に剣をフェザーソードまで鍛えておくのを忘れないこと)。
試験中は大バクダンが爆発するまでの時間は通常よりもかなり長くなってはいるが、途中で爆発したり水の中に落ちるなどしてロストした場合は当然やり直しになるので注意。
スノーヘッド地方は斜面や段差、水場などが多い為ミスしやすく、難易度は地味に高い。大バクダンは爆発が近くなると音の間隔が近くなる他、実はグラフィックをよく見ると導線に点火された火がちゃんと動いている為、間に合わない場合はよく観察しながら運んでみよう。
ちなみに、時間を戻して最初の日の朝に戻ると他の消費アイテムの例に漏れず手元の大バクダン自体は失われるが、(専用のバクダン袋でもあるのか)「試験に成功した」結果は残っている為、一度クリアすれば試験を再度行う必要はない。逆に言うと一度クリアしたら本試験は二度とできなくなる(レース場の開通はループ毎に個人の判断で行い、無料で大バクダンを貰うことはできなくなる)。
ブループリントの一種として登場しており、このままの名前の設計図が存在。
この設計図はイーガ団が地底のアジトの一つに隠し持っており、これを用いればバクダン花を用意せずともゾナニウムを消費して作成、即座に起爆することで大爆発を引き起こせる。
ただし、物自体は4つのバクダン花をくっつけただけの物である為、設計図がなくとも通常のウルトラハンドでもある程度は再現可能。作成した記録を保存しておけば、設計図の物と同じように運用できる。