賢者(ゼルダの伝説)
けんじゃ
「ゼルダの伝説」に登場する人物の中には特別な力を持つ「賢者」と呼ばれる人物たちが存在する。
ここではその一覧。
神々のトライフォース
ハイラル城を乗っ取ったアグニムによって7人の娘たちが生贄に捧げられ、光の世界と闇世界をつなぐための鍵にされる。その後、闇世界の各所にある迷宮へ幽閉される。
ゼルダ姫含めて彼女たちは、封印戦争で魔盗賊ガノンの野望を挫いた七賢者の子孫に当たる。
長老サハスラーラも七賢者の子孫と明言されている。
ブレスオブザワイルド/厄災の黙示録
各種族が所有する神獣は、過去に同じ種族から出た賢者から名をとられている。またゲルド族にはナボールの存在だけが伝わっており、他の賢者については不明。
さらに、本作には賢者に似たポジションの「英傑」が登場する。
ゼルダの伝説②_神々のトライフォース(小説)
数世紀前、当時の7賢者と騎士団はハイリア人の末裔であり神の声を聞くことが出来た。それによってトライフォースがガノンの手に落ちたことを知る。ガノンがハイラルに攻め込んで来た際に戦い、闇の世界にあるガノンタワーなる場所に封じ込めた。
賢者の末裔たちはゼルダ姫を除き、粉挽き屋の娘だったり、宿屋に住み込みで働くみなし子だったり、いずれも普通の女性であった。
娘たちはアグニムが見せた“美しい青年から「ハイラル城まで来れば姫として迎え入れる」という夢”に魅了され、自らの意志でハイラル城まで来てしまう。確かに姫として迎え入れられたが、それは毒クモや毒サソリで溢れる闇の世界の姫としてだった。
しかも美しい青年の正体はジーロックが化けたものだった。
賢者の末裔たちは主人公によって6人が助けられ、無事に光の世界へと返された。そして娘たちが体内に宿していた、ガノンの封印を解く波動を結晶化させたクリスタルを渡された。
しかしゼルダ姫だけはガノンタワーに幽閉されており、主人公は決戦の場まで足を運ぶ。しかしこれは罠であり、アグニムにクリスタルの力を利用されガノンの封印の大部分を解かされてしまった。
ちなみに封印の最も重要な役割を担っているのはゼルダ姫の先祖であり、賢者の中でも長の血脈に当たる。長の封印がガノンの両足を床に縫い付けているため、完全に封印が解ける前に主人公が挑むという構図となった。
なお、この作品に登場するサハスラーラは賢者の地位を引いていない。
神々のトライフォース(かぢばあたる)
600年前に不老不死の怪物となったガノンが光の世界に乗り込んで来る。当時の勇者が持つマスターソードでもガノンには傷一つ付けられなかった。そこで7賢者たちが闇世界のピラミッド内部にガノンを封印した。
7賢者たちはわずか1コマしか登場しないが、老人が2人、中年が2人、青年が1人、少年が1人、少女が1人と全員のイメージが描かれている。青年だけがトライフォースの紋章が刻まれた豪華な装飾を身に着けているのでゼルダ姫の先祖と思われる。
現代においてはサハスラーラ以外の賢者たちも登場する。ハイラル王も賢者の末裔とされ、彼を含めて“現代の7賢者”が登場する(拉致された娘たちの父や祖父のようだ)。更に原作通り7人の娘も登場するのでなかなかの大所帯。
現代の賢者と娘たちにも専用のイラストが用意され、特に最初に救出された娘には「イリエル」という名前が設定されている。
アグニムが倒された後、現代の7賢者たちは光の世界から交信を行い、闇世界にいるゼルダ姫たちと会話する。そして娘たちと協力して転移術を起動させ、彼女たちを闇の世界から救い出した。
アグニムはガノンの封印を解除するために娘たちを拉致したが、“血族封鎖の術”が発動したため手が出せなくなった。これは賢者の子孫たちに危機が迫ると自動的に発動してクリスタルに包まれ、身を守る作用がある。自力で解除は出来ず、助け出すには覚醒したマスターソードで砕くしかない。
リルトの誓い
神々のトライフォースから数百年後を描いた物語。賢者たちの始祖である大賢者モートネじぃさん。神トラのゼルダ姫。ゼルダ姫の子孫であるヒロインのカリンが登場した。それ以外の賢者の末裔は登場しない。
賢者(モートネ)の一族は強力な封印術を所有しており、両手から波動を放って対象を封印したり、強化アイテムの力を解くことが可能。ただし未成熟な肉体だと術の不可に耐え切れず神経が焼き切れて死ぬ危険性がある(この設定のためか神トラのゼルダ姫は大人びた容姿になっている)。
ゼルダ姫は神トラの戦いにおいて、リンクの援護を受けてガノンを封印したことになっている。