概要
『YAIBA』に登場する人物。
かの有名な二天一流の開祖新免武蔵守藤原玄信その人であり、御年400歳を超えるご老体。
若い頃はワイルド系の美男子(次回作に登場する京極真に少し似ている)であったが、現在は子供より小さい3頭身のジイサンである。現在では仙人のような長いひげと、顔の外まではみ出すほど長い眉毛を生やしている。
漫画内でのフキダシでは「ムサシ」とカタカナ表記になることが多い。
初登場は2巻(文庫版だと1巻)で、天狗岳に庵を構え、雷神剣を引き抜く事の出来る伝説の侍の到来を待ち続けていた。それをあっさり成し遂げた主人公鉄刃に当初は落胆したものの、その剣士としての器を見抜き、以降は刃の師兼一行のブレーン役を担う事となる。
佐々木小次郎とは巌流島の戦いで終生の別れとなるまで天下双璧を為すライバルであり、小次郎が平成元年(1989年)にクモ男により蘇生されるまで、毎年命日の4月13日には巌流島を訪れ墓を参っていた。
柳生十兵衛光厳とは師弟関係にある(もちろん史実ではない)為、思い込みが激しい十兵衛は武蔵の変わり果てた姿を見るなりショックで切腹しようとした。
著書に「小次郎敗れたり」がある。史実の武蔵は達筆で芸術家でもあったが、本作では特にそれらを披露することは無かった。
人物像
所謂小説や講談などで誇張された、「宮本武蔵」のよく言えば聡明、悪く言えば狡猾・卑怯な面をモロに反映したキャラ。若い頃はかなり一本気の通った硬派であったが、何らかの影響により現在のような性格となり、敵の性格を逆利用したり、罠を巡らせたりと知略に長ける。
勿論剣の実力は折り紙付きで、現在でも金属製のロボットを簡単にぶった切る剣技を有し、小次郎とある程度までは互角に渡り合えるほどであるが、流石に年が年なのでぎっくり腰などの持病も祟り、全盛期に比べると格段に実力は落ちている模様。
刃に匹敵するほど大食いで食いしん坊であり、隠遁時代にはしょっちゅう近所の畑を荒らしていた。
また小次郎に匹敵するほどの助平である。これに関しては全盛期の頃もそうであったらしく、タイムスリップしてきた刃から「未来には超ミニスカの女の子がたくさんいる」と言われ、その時代が来るまで結果的に生き延びられたというのだからスケベ心恐るべしと言うべきか。
関連項目
YAIBA 剣勇伝説YAIBA 剣聖 二刀流 老獪 エロジジイ