概要
なまけ玉とは、スマイルプリキュア第31話で登場した、ジョーカーの道具(技?)である。
ジョーカー曰く、この怠け玉の中は「我々が理想とするバッドエンドそのもの」とのこと。これに閉じ込められた者は「苦しいことなんて何も無い、ずーっと食べて遊んで暮らせる世界」に連れ去られてしまう。
一見すると聞こえの良い響きだが、ずっと楽な世界に入り浸る結果、努力や向上心、またそれに伴う苦痛を仲間と分け合うこと等を失念し、言うところのカウチポテトになってしまう。思ったよりもバッドエンドである。
本編では
31話にてジョーカーがこれをキャンディに使い、ずっと遊び放題・お菓子食べ放題な世界へいざなう。しかし、「一人で食べてもおいしくない。おいしいことや楽しいこと、たとえつらいことでも、みんなで分け合うほうが良い!」と気づき、自力で脱出する。
しかし31話終了直前、またしてもジョーカーが怠け玉を使い、あかね、やよい、なお、れいかを閉じ込めてしまい、幕引き。
32話では5人の瞳から光が消えるという、絶望ピースに次ぐショッキングな映像が見られた。
しかし、みゆきはキャンディに「大切なことは自分で考えなきゃダメクル!」と悟られることで、また他4人はみゆきの「答えを出すのは大変だし、苦しいけど、それでも私たちは少しずつ前に進んでいきたい!」という声で怠惰から脱却し、ロイヤルクロックの力を持って見事脱出した。
怠け玉に耐性のある人間
怠け玉は、中に入った人間が、『怠け玉を出よう』と意識することで脱出できる。
故に、精神力の高い人、好きなことについての努力しか出来ない人(宇宙一のサッカー好き、天使と呼ばれる女子高校生)などは、怠け玉の効果がないと思われる。
なお、同じような状況に置かれた人物もいるが、この人もそのうち出てくるだろう(不満のないのが退屈になってうんざりしたとの事)。
あと、現実世界でも働かない人(例:とある万事屋の店長)や反対に、大切な家族や友達や恋人も、大好きな学校や大切な会社もない孤独な人間や現実の世界に絶望した者(=すでにバッドエンドに行き着いた者)には効果がない…というより無用の長物。
欲望の塊やつらい事から逃げてばかりのコイツ(…は改良が必要かもしれないが)も二度と怠け玉から出ないだろう。もっとも、こいつは怠け玉に入れずに盾にしたほうがよさそうだが。
また、前述の「カウチポテト」を理想と豪語した独裁者」も出ないだろう。何しろとあるヒーローをカウチポテト族にするために用意したポテトチップスを側近や兵士を振り切って自分で引っかかったのだ。
- なお、前述のヒーローは「怠け玉に入れてやる」という悪魔の契約を差し出せばバッドエンド王国の強大な仲間(三幹部とバッドエンドプリキュアが束になっても討伐は絶望的)になってくれる…かもしれない。
本作の二年後のプリキュアに登場したこいつにも効果はなさそう・・・。
また、三年後のプリキュアの主人公も鋼メンタルのストイックな求道家であり似たような攻撃から自力で抜け出したことから効果はなさそうである。
関連タグ
異次元列車・・・・似たような物か?
コーチマン……恐らく元ネタ。
その他プリキュアのトラウマタグ