「お前らのお陰で俺は最強になれた。礼を言うぜ‼」
演/加々美正史
概要
カテゴリーJに属する上級アンデッドの1人にして狼の祖たる不死生物・ウルフアンデッドの人間態。
茶髪のつんつん頭をした野生的な印象の青年の姿をしており、『アンデッドハンター』なる組織を結成して自身を『BOARD』の生き残りと称し剣崎や橘に近付いた。予め強奪しておいた『BOARD』のライダーシステム専用の次世代マシン『ブラックファング』を完成させ、それを奪取する事で最強のアンデッドの座に上り詰めバトルファイトを制しようと企む。人間を虫けら扱いして自身の道具としてしか見ていない一方で、自作自演の芝居で相手を欺くなど傲岸不遜かつ殺戮好きな性格ながら狡猾な一面を併せ持っている。
また、人間態と怪人態の中間の姿を取ることも可能で、腕だけを肥大化させて襲い掛かりウルフヴィールスに感染させたり引き裂いたりすることも可能。
ブラックファング完成後、本性を現しダブルライダーに挑む。最後は自分たちはおろか、関係のない人々までもをただの道具として散々利用してきたことに怒りを覚えた剣とギャレンの猛攻の前に敗北し、封印されてしまった。
ワーウルフ
ウルフアンデッドに殺害され、ウルフヴィールスに感染した人間が変異した人狼。
ウイルスの影響で肉体が変異している為にその姿は猿人に近い狼の顔をした怪物で、死体である為に自らの意思は既になく、ただウルフアンデッドの意思で操られて人々に襲いかかるリビングデッドと同様の存在である。
戦闘能力自体は下級アンデッドよりも劣る。アンデッドではない為に封印することはできないがウルフアンデッドが生み出したダークローチやアルビノローチと同様の存在である為、大きなダメージを与える事ができれば活動を停止させて消滅させることが可能である。
人狼ではあるが、黒い毛であると猿のように見えてしまうため銀色の毛となった(『UNDEAD GREEN BLOOD』p.45)。
アンデッドハンター
ウルフアンデッドが剣崎や橘を欺くために(おそらく) 『BOARD』の生き残りたちを集めて結成した対アンデッド非合法組織。
アンデッドの脅威から人類を護る事を掲げて活動しており、装備自体は普通の機関銃や手榴弾など、とても対アンデッド組織とは思えないような装備品であるが、ワーウルフ程度ならば対抗できるために組織に参加している人々は特に疑問も感じていなかったようだ。同じくカテゴリーJに属する伊坂に操られた研究機関の人々と同様、催眠状態にあった可能性もある。
秘密兵器である『ブラックファング』を完成させ、ライダーたちと強力してアンデッドを封印しようとしていたが、実態は上記にある通り全てはウルフアンデッドが自身のバトルファイトを有利に進める為に『ブラックファング』を完成させるまでの隠れ蓑である。『ブラックファング』完成後、用済みとなった構成員たちは全てウルフアンデッドの毒牙に掛かりワーウルフと化してしまい、壊滅してしまった…。
彼らの使用する銃は特捜ロボジャンパーソンに登場したガンギブソンの銃「ブローソン」の流用。
関連項目
ゾル大佐 フリオ:同じく幹部クラスで狼モチーフであるライダー怪人の人間態。